工務店が3カ月で422件のAI活用事例を創出、LIFEFUND代表がAI活用アイデアを公開

2026年5月15日、新建ハウジング主催のYouTube番組「工務店AI検証スペシャル 業界トップランナーが語る。工務店AI活用の最前線セミナー」が開催されました。このセミナーには、株式会社LIFEFUND(本社:静岡県浜松市)の代表である白都卓磨氏が登壇し、工務店でのAI活用事例を実演を交えて紹介しました。
建築業界におけるAI活用の現状
LIFEFUNDが運営する「建築AI経営研究会」が2026年3月に建築・建設業の経営者53名を対象に行った調査「建築AI経営実態調査2026」では、業界のAI活用に関する実態が明らかになりました。
この調査によると、経営者個人のChatGPT利用率は88.7%、Gemini利用率は79.2%と高い一方で、「全社で標準的にAIが動いている」企業はわずか9.4%にとどまっています。多くの人が個人的にはAIを使っているものの、組織全体での活用には大きな差があることがわかります。

AIを経営に役立てる上での最大の課題は何かという問いに対しては、51%が「何から始めるかわからない」と回答しました。「AI人材がいない」「セキュリティが怖い」といった技術的な問題は10%未満であり、技術そのものよりも、導入の「判断」に課題があることが示されています。また、57%が「武器になると確信しているが使いこなせていない」と答えており、建築業界にAIが十分に浸透していない状況がうかがえます。

工務店ですぐに使えるAI活用事例
セミナーでは、工務店で実際に役立つAI活用事例が多数紹介されました。
集客
施工写真1枚からSNS投稿コンテンツを自動で作成できます。Geminiの機能を使うと、施工写真を読み込ませるだけで、Instagram投稿用のタイトル案や人物シルエット加工、動画生成が自動で行われます。これにより、SNS更新の手間が省け、営業スタッフがスムーズに投稿できるようになります。また、1枚のパースから画像、動画、プレゼン資料を一括で生成するワークフローも紹介され、外注やデザイン担当がいなくても多くのコンテンツを作成できることが示されました。

営業
現地視察での担当者の「独り言」がそのままお客様へのレポートになる仕組みも紹介されました。土地の現地動画と担当者の音声をAIに渡すと、PDF形式の土地レポートに自動変換し、LINEで送ることができます。現地で話すだけで提案資料が完成するため、業務が大幅に効率化されます。さらに、過去の提案資料を横断検索できる社内アプリを15分で自作し、翌日から運用できた事例も紹介され、専門知識がなくてもツールを内製化できることが実演されました。建築業界未経験の営業スタッフ向けには、建築知識をゲーム形式で学べるクイズアプリも社員が開発しています。

設計
図面の変更点をAIが自動でリスト化する機能も公開されました。Google AIスタジオとGemini APIを活用した「バージョン比較チェッカー」は、2つの図面を読み込むだけで変更箇所が自動でハイライトされ、差分リストが生成されます。これにより、人の目によるチェック漏れを防ぎ、確認時間を短縮できます。

人材育成
AI活用を人事評価に連動させることで、3カ月で422件もの活用事例が社内に蓄積された事例が紹介されました。6ヶ月分の育成カリキュラムはダッシュボードで進捗が可視化され、日報をAIが感情分析し、離職リスクのある社員に早期にアラートを出す仕組みも運用されています。AIスキルを給与に連動させる方針も打ち出され、AIアンバサダー制度やAI活用ガイドラインの整備と合わせて、組織全体のAIリテラシー向上に取り組んでいます。

現場管理
施工写真の整理から報告書作成までを自動化する仕組みも紹介されました。AIが大量の施工写真を自動で分類、タイトル付け、フォルダ整理することで、写真管理の作業時間を大幅に削減できます。さらに、写真の一括解析からExcel形式の維持管理報告書を自動生成するワークフローも導入されており、現場管理のペーパーレス化と自動化が進められています。

LIFEFUND 白都卓磨氏のコメント

白都卓磨氏は、「今回紹介した事例はすべて、専門的なエンジニアリング知識なしに社員自身が作り、使っているものです。AIは特別なものではなく、日常業務の一部として組み込めます。工務店業界でAIを当たり前に使う文化を一緒につくっていきたいです」と述べました。
LIFEFUNDが運営する関連プログラム
LIFEFUNDは、セミナーで共有されたAI活用ノウハウを現場に導入するための学習プログラムも運営しています。
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建築AI経営研究会

建築・住宅業界の経営者を対象に、AIを「経営の武器」として活用するための実践的な知識を共有するコミュニティです。月に一度、研究会を開催し、「建築経営にAIをどう浸透させるか」をテーマに議論しています。
🔗 建築AI経営研究会 -
ホリエモンAI学校 建築校

堀江貴文氏がプロデュースする「ホリエモンAI学校 建築校」の運営本部でもあり、経営者向けの研究会と、社員・実務担当者向けの実践オンラインスクールを連携させて提供しています。
🔗 ホリエモンAI学校 建築校
会社紹介

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会社名:株式会社LIFEFUND
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代表者:代表取締役 白都卓磨
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設立:2000年(2023年に現社名へ変更)
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所在地:静岡県浜松市中央区鴨江三丁目70番23号
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売上高:27.1億円(2025年実績)
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社員数:62名(2025年12月)
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事業内容:注文住宅(ARRCH、PG HOUSE)、不動産、相続コンサルティング、AI教育事業ほか


