日立リアルエステートパートナーズとMODE、建物保全業務のDXで年間91時間の業務削減効果を確認
建物保全業務のDXで年間91時間の業務削減効果を確認
日立リアルエステートパートナーズと、現場データ活用を支援するMODE, Inc.は、共同で実施した建物保全業務のDX(デジタルトランスフォーメーション)実証実験で、業務効率化に関する有効な成果が得られたことを発表しました。この実証では、検針作業の削減や承認業務の自動化により、年間で合計91時間もの業務削減効果が確認されています。
実証実験の概要と成果
この実証実験では、これまで人が行っていた巡回点検業務における手入力作業や、目視・聴覚・嗅覚といった「五感」による点検作業に対し、IoTプラットフォーム「BizStack」を導入しました。これにより、点検データの自動蓄積、各種帳票の自動生成、現場作業者への業務アシストを検証し、遠隔からの効率的かつ高品質な保守管理を目指しました。
実証の第一段階として、検針AIカメラとBizStackを活用し、アナログメーターの検針業務と承認業務の効率化に取り組みました。その結果、現場作業において以下のような効率化が確認されました。
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検針およびiPadへの入力作業:約7分削減
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検針に伴う移動時間:約8分削減
これにより、1日あたり合計約15分の作業削減が実現し、年間では約91時間(1日15分 × 365日 / 60分)の業務削減効果が見込まれます。

成果の持つ意味
近年、少子高齢化による人手不足が課題となる中で、設備データをクラウドに集約し、異常時には遠隔で状況を把握したり、外部と連携して迅速に対応したりするなど、運用の効率化や省人化が進められています。
今回の実証実験により、従来は人に頼っていた建物保全業務において、データの自動取得、統合、活用を通じて業務を効率化できることが確認されました。また、BizStackと、Azure上のサーバーで運用される他のシステムとのデータ連携がスムーズにできることも分かりました。
今後の展望
両社は今後、複数の場所に分散している設備や保全に関するデータ、施設の様々な情報をIoTプラットフォーム上で一つにまとめて管理し、遠隔からでも効率的で質の高い運用を実現する取り組みを進めていく予定です。限られた人員でも多くの拠点を効率的に管理できる社会の実現に貢献していきます。
BizStackとは
「BizStack」は、現場のリアルタイムデータや既存システムのデータを一つにまとめ、AIを活用した簡単な操作で業務の効率化や安全性の向上を可能にするIoTプラットフォームです。建設、製造、物流といった「現場」で発生する多様なデータをつなぎ、センサーやカメラからのIoTデータ、既存の業務システム、SaaSなどから得られる情報をリアルタイムで集め、分析することができます。

サービスサイト:https://lp.tinkermode.jp/bizstack
MODEについて
MODEは、現場のリアルタイムデータ統合を支援する「BizStack」を開発・提供している、シリコンバレー発のスタートアップ企業です。建設、製造、物流などの現場が抱える人手不足や、特定の人のスキルに頼りがちな業務といった課題に対し、デジタル技術と現場への深い理解に基づいた方法で、多くの企業のDXを支援しています。

会社名:MODE, Inc.
代表者:CEO / Co-Founder 上田 学
所在地:1840 Gateway Dr. Suite 250 San Mateo, CA 94404 USA
設立:2014年7月
事業内容:IoTプラットフォーム「BizStack」の企画・開発・提供
URL:https://www.tinkermode.jp


