クモノスコーポレーション、軽量・高速な3DGS/点群データWebビューワ「3DGS Cloud Viewer LCC」を提供開始

クモノスコーポレーション株式会社は、2026年6月1日より、3Dガウシアンスプラッティング(3DGS)データと点群データをWebブラウザで手軽に管理・閲覧できるサービス「3DGS Cloud Viewer LCC」の提供を開始しました。

このサービスは、次世代フォーマットである「LCC形式」を採用することで、これまで重く扱いにくかった3Dデータを、より軽く、そして速く表示することを可能にします。これにより、誰もが簡単に3Dデータを活用できる環境が整います。

製品概要

3Dデータ活用の課題を解決

これまで3Dデータは、点群データという種類が主に使われてきました。しかし、このデータはとても容量が大きく、画面に表示するのも時間がかかります。そのため、高性能なパソコンや特別なソフトが必要で、使える人が限られていました。

最近注目されている3DGSという技術は、まるで写真のようにリアルな空間を再現できますが、『データが重い』『使うのが難しい』『みんなで共有しにくい』といった課題がありました。

「3DGS Cloud Viewer LCC」は、そうした課題を解決するため、『誰でもすぐにデータを見られる』ことにこだわって作られました。シンプルな作りなので、特別な知識がなくても、感覚的に3DGSデータを見ることができます。

「3DGS Cloud Viewer LCC」の主な特長

1. サクサク軽い!誰でもすぐ見られる

LCC形式の採用により、データサイズが従来の5分の1から10分の1にまで圧縮され、インターネットにかかる負担を大幅に減らします。専用ソフトをインストールする必要がなく、Webブラウザ上で高速に表示されます。パソコンやインターネットの環境に合わせて画質を5段階で調整できるため、回線速度が遅い場所でも快適に利用できます。日本語と英語に対応しています。

横浜美術館の3DGSモデル

2. 安心の国内サーバで運用

日本のAWS(アマゾンウェブサービス)上で運用されるため、安心して利用できます。利用する企業のセキュリティ方針やデータの保管場所の希望に応じて、個別のサーバ構成や運用環境を構築することも可能です。

3. 直感的なユーザーインターフェース

3DGSの世界を歩き回るように体験できます。操作方法が簡単なので、初めての人でも感覚的に操作できます。

操作方法

また、3DGSデータ上にコメントや画像、見ている場所(視点位置)を記録し、その視点位置を他の人と共有することも可能です。2点間の直線距離や、3点以上を指定して多角形の面積、垂直方向の高さの差を測る機能も搭載されています。

浅草寺雷門にマーキング

距離計測の例

面積計測の例

4. 便利なプロジェクト管理機能

複数の3DGSデータをプロジェクトごとにまとめて管理できます。

プロジェクト管理画面

5. 点群データも見られる2Way

3DGSの表示と、これまでの点群データの表示を切り替えることができるため、両方のデータを同じビューワで確認できます。

3DGSと点群データの比較

LCC形式について

LCC形式は、XGRIDSが開発し、2025年11月にオープンソース化された3Dガウシアンスプラッティング向けのデータ形式です。PLY形式に比べて高い圧縮率を持ちながら、Web上での高速な描画に最適化されています。また、データの詳細度を自動で調整するLOD(Level of Detail)という仕組みを最初から持っているため、都市規模の大きな3Dデータもリアルタイムでスムーズに扱えます。クモノスコーポレーションはXGRIDSの正規代理店であり、本サービスはXGRIDSの機器とも相性が良いのが特徴です。

提供形態・料金

利用する目的や規模に合わせて、柔軟な提供形態が用意されています。

  • 一定期間の無料トライアル

  • クモノスコーポレーションのクラウド(AWS Japan)を利用する低価格なサブスクリプションモデル

  • お客様の環境への導入や専用クラウドの構築を行う場合は、初期費用とサブスクリプション

これにより、個人で手軽に試したい方から、企業全体で活用したい大規模な用途まで幅広く対応できます。

開発の背景と活用シーン

3DGS技術は、三次元表現やデジタルツインの分野で急速に広がっていますが、データが重く、扱いにくい点が課題でした。特にWebでの活用には、データを軽くして速く表示することが求められます。クモノスコーポレーションは、これらの課題を解決するため、LCC形式に注目し、シンプルで使いやすく、低価格で導入できるWebビューワを開発しました。

このWebビューワは、導入のしやすさや3DGSの視覚的な特徴から、社内の業務効率化だけでなく、取引先や顧客との情報共有にも役立ちます。企業間の業務支援から、一般消費者向けの体験提供や宣伝活動まで、幅広い場面での活用が期待されています。

業務効率化・現場管理

  • 現場調査の簡単な記録と共有

  • 工事の進み具合の見える化

  • 大型施設の空間管理

  • 設備点検・保守履歴の記録

比較・分析・シミュレーション

  • 改修前後の比較

  • レイアウト検討・配置シミュレーション

  • 3Dデータを活用した提案・営業支援

レストランのレイアウト検討

顧客体験・対外コミュニケーション

  • 3D空間での遠隔内覧・施設案内

  • Webプロモーションコンテンツとしての活用

  • Webサイトへの3Dコンテンツ組み込み

京都の街並みウォークスルー

記録・アーカイブ

  • 文化財・歴史資産のデジタル保存

  • 展示空間・店舗内装のデジタル保存

日本丸のデジタルアーカイブ

詳細はこちら

「3DGS Cloud Viewer LCC」の操作をWebで体験できます。

今後の展開

今後は、利用企業のニーズや目的に合わせた機能の追加を進めていく予定です。個別の要望に応じた機能開発やカスタマイズにも柔軟に対応し、「自社の管理画面に合わせたUI設計」「既存システムとの連携」「独自の機能追加」といった要望にも対応可能です。これにより、それぞれの業務環境に最適な3Dデータ活用基盤の構築を支援し、より実用的なデジタル活用の推進に貢献していきます。

クモノスコーポレーション株式会社について

クモノスコーポレーション株式会社は、「森羅万象をデジタル化する」を目標に掲げ、「あらゆる空間・モノを精密に3Dデジタル化すること」と「社会インフラを遠隔でデジタル点検すること」を事業としています。

1998年に日本で初めて3Dレーザースキャナを導入して以来、3D計測技術による3D計測・3Dデータ活用事業を展開し、これまでに4000件以上の計測実績を重ねてきました。また、3D計測機器の普及にも力を入れ、XGRIDS JAPANの正規販売店として、3D計測ソリューションの提供を通じて業界全体の技術向上に貢献しています。

クモノスコーポレーションロゴ

会社概要

  • 設立:1995年3月

  • 代表者:代表取締役 中庭 和秀

  • 所在地:大阪府箕面市船場東2丁目1番15号

  • 資本金:1億円(2025年10月現在)

  • ウェブサイト

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