MASO、カメラと生成AIで現場を「視る」プラットフォーム「MitteFlow」で8,150万円を資金調達

MASO株式会社は、SaaS企業の現場を「視る」ためのカメラ×生成AI画像解析プラットフォーム「MitteFlow(ミッテフロー)」を提供しています。

このたび、同社は複数のエンジェル投資家から合計8,150万円の資金調達を実施したことを発表しました。

MASOがシードラウンドで8,150万円の資金調達を行ったことを示す画像

資金調達の背景と目的

これまでの社会では、デスクワークの効率化はさまざまなSaaSやAIによって大きく進んできました。しかし、工場や建設現場のようなリアルな「現場」で行われる業務のデータ化には、まだ多くの課題が残っています。

現場での手入力によるデータ作成は、作業する人の負担が大きく、情報の正確さやリアルタイム性(その場で得られる情報であること)に限界がありました。その結果、多くのSaaS企業は、自社製品の差別化や顧客単価の向上、そして解約率の低減といった「成長の壁」に直面しています。

一方で、生成AIやマルチモーダル技術(複数の種類のデータを組み合わせて分析する技術)が急速に進化したことで、カメラ映像から「現場の状況」を詳しく理解できるようになりました。しかし、SaaS企業が自社でカメラの設置や管理、大量の映像データを解析するためのシステムを準備するには、技術的にも費用的にも高いハードルがあります。

MASOは、このようなSaaS企業と現場の間の課題を解決するため、既存のSaaS製品にカメラ映像解析機能をスムーズに組み込める「MitteFlow」を提供しています。MitteFlowは画像解析だけでなく、カメラの設置から保守運用までをまとめてサポートすることで、これらの課題を解決することを目指しています。

MitteFlowとは

MitteFlowは、SaaSのバックエンド(裏側のシステム)として、カメラ映像と生成AIを使い「現場の今」を理解し、次の行動へとつなげる画像解析プラットフォームです。

MitteFlowの特長を解説する画像

MitteFlowの主な特長は以下の通りです。

  • 一気通貫での支援: 専門知識が必要なカメラの設置や管理、手間のかかる保守運用まで、MASOがまとめてサポートします。

  • 簡単な連携: REST APIやWebhookを使って、既存のSaaSやシステムに画像解析機能をスムーズに組み込めます。開発に関する資料もそろっており、最短数日で連携が可能です。

  • ノーコード設定: 画像検知の条件や解析内容、他のシステムとの連携を、プログラミングなしで設定できます。開発の手間をかけずに運用できるため、導入にかかる費用を抑えられます。

  • 多様なカメラに対応: 家庭用の手頃なカメラから業務用のカメラ、最新のAI搭載カメラまで、幅広い種類のカメラに対応しています。顧客がすでに持っている環境をそのまま活用できます。

  • 低コスト運用: 画像の検知から解析までをMitteFlowのプラットフォームで完結できるため、外部のサービスに頼ることなく低コストでの運用が可能です。

  • リアルタイム処理: 生成AIによる画像解析をその場で実行します。検知から通知、そして次の行動への連携まで、遅れることなく現場を支援します。

資金の使用目的

今回の資金調達で得られた資金は、以下の目的のために使われます。

  • 技術基盤の拡充: カメラと生成AIを最大限に活用できるプラットフォームの開発を進めます。

  • 全国展開のシステム強化: 導入や保守を行うネットワークの連携を強化し、品質管理を徹底します。

  • サポート体制の強化: カスタマーサービスチームを充実させ、遠隔で監視するシステムをさらに高性能にします。

  • その他: 人材採用やマーケティング活動にも投資します。

調達した資金の多くは、プラットフォーム開発への先行投資にあてられ、「MitteFlow」をSaaSのバックエンドインフラ(基盤となるシステム)へと進化させ、ソフトウェアが現実世界を「視る」ことで業務が自動化される新しい社会の実現を目指します。

MASOの今後の展望と採用情報

MASOの代表取締役である荒井貴光氏は、生成AIなどの技術が発展する一方で、さまざまな産業で人手不足が深刻化していることに言及しています。特に現場では、目視での確認や状況の把握など、いまだに人の目に頼る業務が多く残されていると述べています。

MASOは、カメラ映像と生成AIを組み合わせることで、人間の目を補ったり、代わりにしたりする技術を社会に導入し、現場の業務を自動化してさらに高度にすることを目指しています。今回の資金調達をきっかけに、MitteFlowの開発や導入体制を強化し、SaaS企業を通じてより多くの現場の課題解決に貢献していくとしています。

MASOでは、MitteFlowの開発や提供体制を強化するため、開発エンジニア(バックエンド、組み込み、画像解析、フロントエンド)、SIer、マネージャー、CTO候補、カスタマーサービスなどの職種で採用を強化しています。

この事業に興味があり、生成AIや画像解析といった新しいAI技術に好奇心を持って積極的に取り組める人を歓迎しています。興味のある方は、MASOのウェブサイトから問い合わせてみてください。

MASO HP:
https://www.makeaisociety.com/

×