テラドローン、サウジアラビアで石油・ガスパイプラインのドローン保安監視業務を受注

テラドローン株式会社は、子会社であるTerra Drone Arabia(テラドローン・アラビア)を通じて、サウジアラビアの主要な総合エネルギー・化学企業から、石油・ガスパイプラインの保安監視(セキュリティ目的の巡回監視)業務を単独で受注しました。

この大規模な案件では、ドローンを活用して広大な管理区域の安全を確保し、AIによる自動検知システムも導入されます。テラドローンは、アブダビ国営石油会社(ADNOC)など中東地域での実績を活かし、今回の業務を遂行します。

石油化学プラント

案件の背景と目的

石油・ガスのパイプラインは、エネルギーを安定して供給するために欠かせない重要なインフラです。広範囲にわたる敷設エリアでは、普段からの巡回監視に加え、異常が発生した際に素早く状況を把握し、すぐに対応できる体制が求められます。

テラドローンは、これまでに世界各国でドローンを使った点検プロジェクトを数多く実施してきました。その中で培ったドローン運用の豊富な経験を活かし、今回の保安監視業務を通じて、広範囲を頻繁に巡回することで重要インフラの保全を強化し、エネルギー供給の安定に貢献します。

実施内容

今回の案件では、サウジアラビア王国東部地域の管理区域内で、世界最大級の総合エネルギー・化学企業が所有する石油・ガスのパイプラインを監視します。

使用されるドローンは、高解像度カメラを搭載し、長距離・長時間の飛行が可能です。また、AI技術を活用して、安全上の違反や不審な点を自動的に見つけ出し、監視の精度を高めます。

主なオペレーション内容は以下の通りです。

  • 定期的なパトロール飛行による巡回監視と、異常の早期発見

  • 撮影した映像データをもとに、不法侵入や石油・ガスの漏れといった疑わしい箇所を特定

  • 異常が発生した場合の正確な位置確認と報告(初期対応の支援)

受注概要

本案件はテラドローンが単独で受注し、実施期間は1年間を予定しており、2027年1月期中に開始される見込みです。受注金額は約4億600万円(10,150,000サウジアラビアリヤルを1リヤル=40円で換算)です。

今後の展望

テラドローンは、今回の受注を通じて、世界最大級の総合エネルギー・化学企業が保有する施設のセキュリティ監視をより高度にし、運用を最適化していく方針です。また、サウジアラビアの石油・ガス分野を中心に、ドローンを活用したさまざまなソリューションの開発と提供を引き続き強化していくとのことです。

テラドローン株式会社について

テラドローン株式会社は、「Unlock “X” Dimensions(異なる次元を融合し、豊かな未来を創造する)」をミッションに掲げ、ドローンの開発やソリューション提供を行っています。安全で効率的なドローンの運航を支援する運航管理システム(UTM)の開発・提供にも力を入れており、さまざまな産業に貢献しています。

同社は、測量、点検、農業、運航管理の分野で累計3,000件以上の実績を持ち、グループを通じて提供されるUTMは世界10カ国で導入されています。これらの実績により、Drone Industry Insightsが発表する『ドローンサービス企業 世界ランキング』では、2020年以降連続でトップ2にランクインし、2024年には世界1位を獲得しました。

テラドローンの詳細については、以下のリンクをご覧ください。
http://www.terra-drone.net

Terra Drone Arabiaについて

Terra Drone Arabiaは、中東およびアフリカ地域におけるドローンおよび空間情報サービスの主要なプロバイダーを目指しています。最先端の技術を活用し、土地測量や水深測量、データ処理など多岐にわたるサービスを提供し、企業の成長を支援しています。

Terra Drone Arabiaの活動は、サウジアラビアの技術革新を促進し、同国の「Vision 2030」目標達成を支えるテラドローン・グループの強い決意を示しています。

Terra Drone Arabiaの詳細については、以下のリンクをご覧ください。
https://terra-drone.com.sa/

テラドローンの主な点検事業実績

  • 世界トップクラスの点検実績:連結子会社Terra Inspectioneering B.V.を中心に、2024年8月末時点で累計1,500件以上のプロジェクトを実施。石油メジャーであるシェルの欧州最大規模の製油所や、世界最大手総合化学メーカーBASFの点検なども含まれます。

  • 世界初の技術認証を取得:2023年には、UTドローンによるFPSO(浮体式石油・ガス生産貯蔵積出設備)の板厚計測方法において、世界初となるABS(米国船級協会)の承認を取得しました。

  • FPSO点検のグローバル展開:2023年からブラジルでMODEC(三井海洋開発)やSBM、BW Offshoreなどと協力し、FPSOのドローン点検プロジェクトを進めています。

  • 中東地域での事業展開:2023年より、現地パートナー企業NDTCCSなどと協力し、ADNOC(アブダビ国立石油公社)グループ会社であるADNOC Onshoreが保有する施設点検を含む、多数のドローン点検を実施しています。

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