ハンズグローバルと大東建託が共同開発、外国人材向け「施工管理技士」国家資格取得プログラムを開始
株式会社ハンズグローバルと大東建託株式会社は、建設業界の国家資格「施工管理技士」の取得を支援する外国人材向け育成プログラム『まるごと国家資格パスGlobal』を共同で開発し、今年度から提供を開始しました。

建設業界の人材不足解消へ
このプログラムは、資格取得に必要な専門用語と実務の理解を効率的に習得できる独自設計が特徴です。これにより、外国人施工管理者の育成における課題を根本的に解決することを目指しています。
開発の背景
日本の建設業界では、少子高齢化によって施工管理者が不足しています。施工管理技士は現場を管理するために必要な資格であり、資格を持つ人の数は企業の仕事を受ける能力、つまり企業の成長に直接つながります。
このような状況の中、建設業界で働く外国人就労者は約18万人に上り、高度な外国人材向けの在留資格である「技術・人文知識・国際業務(技人国)」の建設業での取得者もこの10年間で8倍に増え、16,000人を超えています。しかし、実際に建設業法上の監理技術者として認められている外国人は約1,900人(全体の0.3%)にとどまっています。
これには、以下のような構造的な課題があります。
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高い日本語能力と専門知識を同時に学ぶことの難しさ
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テキスト中心の学習だけでは理解が進みにくいこと
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専門用語と実際の現場での作業内容が一致しないこと
株式会社ハンズグローバルはこれまで、海外の理系大学での日本語教育を通じて人材育成を進めてきました。一方、大東建託株式会社はその人材の採用を進めてきました。今回、採用後の「資格取得」という最後の課題を乗り越えるため、両社は協力してこのプログラムを開発しました。
プログラムの特徴
本プログラムは、外国人技術者が効率的に国家資格の取得を目指せるように設計されています。
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試験範囲の約6,000単語の中から、特に重要な約1,000語を厳選しています。
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それぞれの単語には、画像、解説、読み方を示すルビ、そして外国語訳が付けられています。
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単語ごとに、関連する過去の問題が結びつけられています。
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「単語の理解」と「問題演習」が一体となっています。
これにより、従来の学習方法で課題となっていた「言葉と実務の不一致」を解消し、合格に直結する学習環境が実現しました。
社会的意義
施工管理技士は、建設現場の品質、安全、工程を管理する中心的な人材です。この人材が不足すると、建設プロジェクトが滞ってしまう可能性があります。今回の取り組みによって外国人技術者の資格取得が進むことで、以下のような良い影響が期待されます。
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建設業界の人材不足の解消
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企業の仕事を受ける能力の向上
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インフラ整備や都市開発の加速
さらに、外国人材が長期的に日本の建設業界を支える「持続可能な人材の基盤」を築くことにも貢献すると考えられます。
今後の展開
今後は、より多くの資格取得者を輩出するため、以下の取り組みが進められる予定です。
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スマートフォンやPCに対応したアプリ化
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英語以外の多言語への展開
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他の資格分野への応用
これにより、建設業界全体で利用できる教育の仕組みとして確立し、外部への提供も目指していくとしています。
会社概要
大東建託株式会社
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本社所在地:東京都港区港南二丁目16番1号
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代表者:代表取締役社長執行役員 CEO 竹内啓
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ホームページURL:
株式会社ハンズグローバル
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本社所在地:東京都千代田区外神田三丁目12番8号 住友不動産秋葉原ビル17階
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代表者:代表取締役社長 徳村 有聡
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ホームページURL:
株式会社ハンズグローバルは、ハンズホールディングス株式会社のグループ会社です。


