次世代レーザーRTK「Mercury」発表、ポール不要測位で測量スタイル変革へ

次世代レーザーRTK「Mercury」発表

ジオサーフ株式会社は、ComNav Technology Ltd.が開発した新しいGNSS受信機「Mercury Laser RTK」について情報を公開しました。この製品は、GNSS(全地球衛星測位システム)、IMU(慣性計測装置)、レーザー、カメラといった技術を一つにまとめた測位システムで、これまでの測量方法を大きく変える可能性を秘めています。

未来的なデザインのデバイスが岩の台座に置かれ、緑色のレーザー光が伸びている

Mercury Laser RTKの主な特長

「Mercury」は、測量ポールやデータコレクタを使わない「ポールフリー測位」という新しい考え方で設計されたGNSS受信機です。K9チップを基盤とした高性能なGNSSエンジン、IMU、レーザー、そしてカメラを組み合わせることで、現場での作業をより効率的かつ安全に進めることができます。

建設現場で手持ちデバイスを使用する作業員

主な特長は以下の通りです。

  • ポール不要の新しい測量スタイル
    ポールや外部の機器を使わずに、Mercury単体でRTK測位が可能です。これにより、建設現場や都市部など、これまで測量が難しかった場所での作業効率が大きく向上します。

  • レーザーとカメラによる直感的な測位
    50mのレーザーと長焦点カメラが搭載されており、「見た場所をそのまま測る」という感覚で操作できます。

  • Auto-IMUによる自動傾斜補正
    最新のIMUにより、移動中でも自動でキャリブレーション(調整)が行われます。最大120°(垂直に対して60°)の傾きまで補正できるため、作業者の負担が減ります。

  • フルコンステレーション対応
    1590チャンネルでGPS、GLONASS、BeiDou、Galileoなどの複数の衛星システムからの信号を同時に受信し、高い測位の安定性を実現します。

  • ハンドヘルド設計による高い機動性
    軽量でコンパクトな設計のため、森林、都市、インフラ現場など、様々な場所でのモバイル計測に適しています。

安全ベストを着た人物がハンドヘルド型測定器を構えている

ジオサーフ株式会社の役割

ジオサーフ株式会社は、ComNav Technology Ltd.から「Mercury Laser RTK Global Chief Experience Officer」に任命されています。これにより、実際の環境での検証や評価を行い、その結果をフィードバックすることで製品開発に貢献しています。日本市場での実運用で得られた知識を活かし、製品の完成度向上と世界展開をサポートしていくとのことです。

今後の展望

Mercury Laser RTKは現在、様々なフィールドでのテストや評価が進められています。正式な製品リリースや販売時期については、今後順次発表される予定です。ジオサーフ株式会社は、測量、建設、森林といった分野において、この製品を次世代の測位ソリューションとして市場に広めていく方針です。

ジオサーフ株式会社について

ジオサーフ株式会社は2002年2月に設立されました。GNSS受信機、ドローン、LiDARソリューション、精密農業ソリューションなど、測位・計測機器や関連ソフトウェアの販売、サポート、開発を行っています。国内外の先進的な測位・計測技術を日本市場に提供し、測量、建設、林業、農業など幅広い分野でのデジタルトランスフォーメーション(DX)を支援しています。

より詳しい情報は、ジオサーフ株式会社のウェブサイトで確認できます。

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