現場判断の熟練者依存を解消へ リクエストが「判断デザイン導入講習シリーズ」を開始

リクエスト株式会社は、現場での判断が熟練者に集中してしまう問題を解決するため、「判断デザイン導入講習シリーズ」を開始しました。この講習は、建設、設備、医療、BtoB営業など、現場ごとに条件が異なる業務を持つ企業向けに作られています。

現場で起きる「熟練者依存」の課題

多くの企業で、以下のような状況が見られます。

  • 現場での判断が熟練者に集中している

  • 経験の浅い社員は判断ができず、確認作業が増える

  • 担当者によって仕事の品質が変わる

このような問題は、個人の能力不足ではなく、組織全体の判断の仕組みに原因があると考えられています。

特に、建物ごとに条件が違う建設工事や、設備ごとに状態が異なる点検作業、人によって対応が変わる医療・介護など、前例だけでは対応しきれない「個別判断」が日常的に発生する業務を「ストック型業務」と呼びます。このタイプの業務では、判断の仕方がきちんと整理されていないと、自然と判断が熟練者に集まってしまいます。

その結果、組織全体の対応能力や事業の成長は、「判断できる人の数」によって制限されることになります。

熟練者への判断集中による業務課題と、若手の判断力不足が組織の成長を阻害する状況を提示。その原因として、知識と経験に基づく判断の区別・整理が不十分であることを指摘し、様々な業務における具体的な影響を解説しています。

判断には2種類ある

組織行動科学®の研究では、判断には次の2種類があることが分かっています。

  1. 知識で理解できる判断: 手順、マニュアル、ルールとして整理できる部分
  2. 経験によって習得される判断: 現場や対象の状態によって対応が変わる、状況差に対応する部分

しかし、多くの企業では、この2種類の判断が明確に分けられていません。そのため、「経験が必要な判断を知識だけで教えようとしてしまう」という問題が起こり、結果として熟練者の経験に頼る構造が生まれてしまいます。熟練者が増えなければ、組織の対応能力も広がらないという課題があります。

この問題を解決するために必要なのが、判断を構造として整理し、経験の積み方を設計する「判断デザイン」です。

熟練者依存を解消する「判断デザイン導入講習シリーズ」

リクエスト株式会社は、33.8万人・980社の行動分析に基づいた組織行動科学®研究をもとに、ストック型業務に必要な判断処理能力を身につける「判断デザイン導入講習シリーズ」を公開しました。

この講習では、熟練者に集中している判断を構造的に整理し、個人に頼っていた判断を「組織で誰もが再現できる判断処理能力」に変える方法を体系的に学べます。

33.8万人のデータに基づいた組織行動科学のロゴで、組織で働く成人の研究と教育開発を目的とした「Organizational-Andragogy」の活動を示しています。

この講習シリーズは次のような企業に適しています

  • 建設・設備・保守業務を持つ企業

  • BtoB営業や技術提案が中心の企業

  • 医療・介護など個別判断が多い業務

  • 現場判断が熟練者に集中している企業

  • 経験の浅い社員が判断できず、確認業務が増えている企業

講習シリーズ構成

  • 第1講習: 概念理解:ストック型業務に必要な判断デザイン

  • 第2講習: 学習転換:アンラーニング・リラーニングの進め方

  • 第3講習: 実務実装:判断デザインを現場に実装する実務設計

  • 第4講習: 組織展開:判断デザインを組織に展開する役割設計と運用

会社概要

リクエスト株式会社は、「より善くを目的に」を掲げ、33.8万人の働く人のデータに基づいた組織行動科学®を基盤に、980社を支援している企業です。

組織行動科学®は、組織で働く人々の思考と行動が「なぜ起こり」「なぜ続くのか」を事業環境と経験から明らかにし、より良い形で再現するための手段です。

ストック領域の判断構造設計を通じて、修繕・再学習・再ケアを重視した生活インフラの産業化を推進する企業理念。大人が安心して生きられる社会と、その安心を子供へ繋ぐことを目指しています。

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