マゼックス、スマート農業機械とNTTドコモビジネスのNetwork-RTK連携を本格化
株式会社マゼックスは、スマート草刈機「タウラス80E」と次世代スピードスプレーヤー「アリエス300N」において、NTTドコモビジネス株式会社が提供する「docomo IoT 高精度GNSS位置情報サービス(Network-RTK方式)」との連携を本格的に開始しました。この連携により、RTK基地局を設置することなく、センチメートル単位の正確な位置情報を使った自動運転が可能になります。

Network-RTK連携で高精度な自動運転を実現
これまでのGNSS(全地球測位システム)だけを使った自動運転では、走行するラインのずれや作業の品質にばらつきが出ることがありました。Network-RTK方式の補正情報を利用することで、センチメートル級の正確な位置を把握できるようになり、走行ラインの再現性や作業品質の安定化を支援します。この技術は、利用者がRTK基地局を準備する必要がないため、どこでも手軽に高精度な測位を利用できるのが大きな特徴です。
農業現場の課題解決へ
農作業の現場では、法面や湿地、荒れた場所での草刈り作業に、飛び石や転倒、炎天下での作業といった危険が伴います。また、人手不足や高齢化が進む中で、これらの作業を続けることが難しくなっています。果樹園での散布作業においても、走行ラインの正確さや散布の重なり、ムラをなくすために、より高精度な自動運転が求められています。
マゼックスは、こうした現場の課題を解決するため、リモコン操作と自動運転で危険な作業を効率化し、安全性を高める「タウラス80E」や、センチメートル級の正確さで経路をたどる果樹園用散布ロボット「アリエス300N」を提供し、スマート農業の推進に取り組んできました。今回のNetwork-RTK連携は、これらの取り組みをさらに強化するものです。

連携の主なポイント
- RTK基地局が不要: 「docomo IoT 高精度GNSS位置情報サービス」は、NTTドコモの電子基準点や独自の基準点を活用し、広い範囲で位置補正情報を配信します。利用者が自前の基準点を設置する必要がないため、どこでも簡単に高精度な測位が利用できます。
- センチメートル級測位で精密な自動運転: Network-RTKの補正情報により、走行ラインの再現性が向上し、作業の重なりを正確に管理できます。狭い場所や曲がりくねった場所でも、ルートに沿った精密な走行が可能になります。ただし、測位の正確さは、場所の環境や電波の状況、サービスの提供条件によって変わることがあります。
- 役割分担でスマート農業を推進: マゼックスは草刈り機や散布機といった「現場で使う機械」とその運用方法を提案し、NTTドコモビジネスはNetwork-RTKの補正情報を配信する「測位の基盤」を提供します。このように役割を分担することで、スマート農業の導入と普及を協力して進めます。
ご利用条件と対象製品
このサービスを利用するには、「docomo IoT 高精度GNSS位置情報サービス」の契約が必要です。タウラス80Eとアリエス300Nは、Network-RTKの補正情報を受け取る機能を標準で搭載しているため、別途GNSS受信機を用意する必要はありません。通信回線(例えばモバイルデータ通信)の準備が必要となる場合がありますので、詳細は問い合わせが必要です。
対象製品概要
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スマート草刈機「タウラス80E」: リモコン操作と自動運転により、法面や湿地、荒れ地での草刈り作業を効率化し、安全性の向上を支援します。
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次世代スピードスプレーヤー「アリエス300N」: GNSSナビゲーションや自律走行、障害物回避機能を統合し、均一で安定した散布作業を支援します。最大30度の傾斜地でも旋回や傾斜運転が可能です。
今後の展開
今後は、草刈りや散布作業の現場が抱える課題(安全対策、作業の効率化、作業品質の均一化)に対し、Network-RTK連携を軸に、共同でのデモンストレーション、導入事例の紹介、販売店向けの勉強会などを順次実施していく予定です。これにより、製品の導入から実際の運用開始までをしっかりと支援していく方針です。
本件に関するお問い合わせ先
株式会社マゼックス
担当:グループ事業推進室
TEL:072-960-3221
E-mail:company@mazex.jp
Web:https://mazex.jp


