株式会社homula、「Agent Skills開発・導入支援サービス」を開始しAIエージェントによる業務自動化を推進

株式会社homulaは2026年3月4日、AIエージェントに業務に関する知識や手順、承認ルールを教え込む「Agent Skills開発・導入支援サービス」の提供を開始しました。このサービスを利用することで、従業員はAIエージェントに言葉で指示を出すだけで、複数のシステムにまたがる複雑な業務を自動で正確に実行させることが可能になります。

Agent Skills開発・導入支援サービス

AIエージェントに業務知識を実装する背景

AIエージェントは一般的な知識は持っていますが、それぞれの会社が持つ独自の業務ルール、承認の流れ、社内での書類の形式といった具体的な情報は知りません。このため、AIエージェントが生成する結果は「だいたい合っているけれど、そのままでは使えない」という課題がありました。

この課題を解決するために、Anthropicが開発し公開したオープン標準の「Agent Skills」フォーマットが活用されます。このフォーマットは、業務知識、手順、スクリプトを「SKILL.md」という持ち運び可能な形でまとめ、AIエージェントに「その会社独自の業務のやり方」を正確に教えることを可能にします。

導入後の業務の変化

「Agent Skills開発・導入支援サービス」を導入することで、業務がどのように変わるか、具体的な例を紹介します。

例1:営業週次レポートの自動生成

これまで営業担当者が2時間ほどかけて行っていた、データのエクスポート、集計、レポート作成、保存、共有といった一連の作業が、「先週の営業実績をまとめてチームに共有して」という一言の指示で、AIエージェントが約30秒で完了できるようになります。レポートの形式や集計ルールは事前にSKILL.mdに設定されているため、毎回同じ品質で出力されます。

例2:請求書処理の自動化

経理担当者が1件あたり15~20分かけて行っていた、請求書のダウンロード、内容確認、マスタ照合、会計ソフトへの入力、承認依頼といった作業が、「受信した請求書を処理して」という指示だけで自動化されます。AIエージェントがメール添付の請求書を読み取り、必要なチェックを行い、会計ソフトと連携し、必要な場合は担当者への承認依頼まで行います。10万円を超える支払いには人間の承認が必須となるよう、安全対策も組み込まれています。

例3:インシデント初動対応

監視システムからのアラート発生後、エンジニアが手動で行っていたログ確認、影響範囲特定、チケット作成、関係者への通知といった初動対応が、AIエージェントによって即座に自動実行されます。これにより、特に深夜帯の対応遅延のリスクを減らすことができます。

サービスの特長

1. 専門エンジニアによる一貫した開発

homulaのFDE(Forward Deployed Engineer)と呼ばれる専門エンジニアが、業務内容の聞き取りからSKILL.mdの作成、システム接続の設計、承認の流れの定義、テスト、実際の運用開始までをすべて担当します。これにより、少ない人数で効率的に高い成果を出すことが期待されます。

2. 受託成果物がそのままシステム設定に

FDEが作成するSKILL.mdは、コンサルティングの成果物であると同時に、homulaの自社製品「Agens」の実行設定ファイルにもなります。これにより、コンサルティングが終わった時点でAgensがすぐに使える状態となり、「コンサルティングは終わったのにシステムが導入されていない」という状況を防ぎます。

3. 多様なAI基盤に対応、Agensでさらに拡張

homulaが作成するSKILL.mdはオープン標準フォーマットであり、Claude CodeやGitHub Copilotなど26種類以上の開発プラットフォームでそのまま利用できます。特定のベンダーに縛られる心配はありません。

さらに、多くの企業で使われているGPT、Gemini、n8n、Dify、Google AI StudioなどはSKILL.mdに直接対応していません。homulaの自社製品「Agens」は、このギャップを埋める「業務知識の実行レイヤー」として機能します。Agensは、SKILL.mdで定義された業務手順を、さまざまなAI基盤で実行できるようにし、200種類以上の接続機能や安全なコード実行環境を提供します。

SKILL.md単体では「AIへの業務指示書」ですが、Agensと組み合わせることで「あらゆるAI基盤で即座に業務を遂行できる実行プラットフォーム」へと進化します。

Agens製品ページ:
https://www.homula.jp/products/agens

代表取締役 福地 峻氏のコメント

株式会社homula 代表取締役の福地 峻氏は、「AIエージェントの技術は進化していますが、企業が本当に必要としているのは、自社の業務をAIに正しく教える方法です。Agent Skillsというオープン標準の登場により、業務知識をまとめ、どのAIプラットフォームでも活用できる時代が現実になりました。homula独自の仕組みにより、コンサルティング作業がそのままAgensの設定に変換され、AIエージェントがすぐに業務知識を持って稼働を開始する体験を日本の企業に届けたい」と述べています。

株式会社homulaについて

homulaは、企業向けにAIエージェントの戦略を立て、試作、導入、運用、そして企業内での自社開発までを一貫して支援する会社です。特定のツールに限定されず、n8n、Dify、LangGraph、MCPなどを最適な形で組み合わせて活用しています。少ない人数で多くの成果を出す「LLM-Native FDE(Forward Deployed Engineer)モデル」を採用し、自社製品「Agens」と導入支援サービスを組み合わせた総合的な支援を提供しています。これまでの資金調達額は合計3.2億円です。

  • 社名:株式会社homula

  • 所在地:東京都港区赤坂1-14-14第35興和ビル

  • 代表取締役:福地峻

  • 事業内容:

    • AIエージェント向けオンボーディング&ガバナンス基盤「Agens」の開発・提供

    • n8n / Dify / LangChain / LangGraph / ChatGPT / Gemini / Claude 等を活用した業務自動化・AIエージェント開発のコンサルティング・受託開発

お問い合わせ先

本件に関するお問い合わせやサービスの詳細については、以下のページをご覧ください。

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