タカミヤ、足場運用マネジメントサービス「OPE-MANE」に足場の「貸す/借りる」機能を追加
株式会社タカミヤは、建設現場の足場運用マネジメントサービス「OPE-MANE(オペマネ)」の機能拡充として、足場のデジタルマーケット「Iq-Bid(アイキュービッド)」に、新たに「貸す/借りる」機能の運用を今春より開始する予定です。
この機能追加により、建設会社は自社で保有する余剰や未稼働の足場を、期間限定で他社に貸し出すことが可能になります。これまで活用されずに保管されていた足場を、必要とする別の現場で循環させることで、新たな収益を生み出すことが期待されます。

サービス開始の背景:国内に存在する足場の約半数が未稼働という課題
建設業界では、現場ごとに異なる足場が必要とされ、工期や案件の状況によって使用量が大きく変動します。そのため、すべての足場を常に稼働させることは難しい構造があります。
その結果、ある現場で足場が不足し追加調達が必要となる一方で、他の現場では整備された足場が使われずに保管されるなど、業界内で需給のミスマッチが常態化しています。国内に存在する足場の総量は推定1億1548万7460平方メートルに上るとされ、国土交通省の公表データに基づくと、足場の稼働率は54.1%前後で、残りは未稼働の状態にあると推測されています。
資材価格の高騰や人手不足が深刻化する中、こうした「眠れる足場材」をいかに有効活用し、必要な現場へ供給していくかは、建設業界全体の生産性を左右する重要なテーマとなっています。新たな足場を製造するのではなく、すでに存在する資産の稼働率を高めることが、持続的な事業運営につながると考えられます。
「Iq-Bid」に追加された「貸す/借りる」という選択肢
デジタルマーケット「Iq-Bid」は、「OPE-MANE」内で次世代足場「Iqシステム」をユーザー同士で売買できる機能として2023年に本格運用を開始しました。足場を単なる「工事用機材」ではなく、「運用・流通可能な資産」へと転換することを目的としています。
今回追加された「貸す/借りる」機能では、出品者が貸出数量、1日あたりの価格、貸出期間を設定し、その条件に合う利用企業が借りることでマッチングが成立します。この機能を活用することで、余剰分の足場を期間限定で貸し出し、新たな収益につなげることが可能になります。

関連サイト
-
足場運用マネジメントサービス「OPE-MANE」LP: https://pg.takamiya.co/OPE-MANE.html
-
次世代足場「Iqシステム」HP: https://www.takamiya.co/iq/
今後の展望:最適な機材運用の実現へ
担当者は「今後は、蓄積される取引データを活用し、AIなどによって理想的な機材バランスを自動で提示する機能の検討も進めていきます」と述べています。
タカミヤは、適正な価格形成と付加価値の創出を通じて、人手不足やコスト高といった建設業界の課題解決に貢献し、業界全体の生産性向上と持続可能な成長を支えていく方針です。
足場のデジタルマーケット「Iq-Bid」は「タカミヤプラットフォーム」の一環
タカミヤは、建設業の深刻な人手不足やコスト高などの問題に対応するため、建設ソリューション群「タカミヤプラットフォーム」を提供しています。足場などの仮設機材の調達・運用マーケットプレイス提供やデジタル設計支援などのデジタル化から、鳶職人に特化した無料の求人サイトまで、多岐にわたるソリューションを統合しています。
今回の足場のデジタルマーケット「Iq-Bid」もその一環として、建設業界の安全性・生産性向上などに貢献します。

主なサービス内容
-
「OPERA」: 建設DXの入り口となるプラットフォームポータル。仮設機材の24時間WEB注文などを通じて業務をデジタル化し、効率性を大幅に向上させます。
-
「OPE-MANE(オペマネ)」: 建設現場の足場運用マネジメントサービス。顧客が購入した足場機材の管理・整備を代行し、足場の運用状況も確認可能です。全国の機材Baseから足場機材を引き出せる仕組みを提供します。
-
「Iq-Bid」: 次世代足場「Iqシステム」を対象とした足場のリアルタイムマーケット。次世代足場保有資産の運用状況や市場価格を確認しながら、ユーザー同士で自由に足場の売買やレンタル(貸し借り)を行うことができます。OPE-MANE内で提供される機能の一つです。
-
「タカミヤのBIM/CIM」: 3Dレーザースキャナーで仮設工事の設計を効率化し、3D図面を共有・更新活用することで、建築物の情報を一元管理します。
-
「Tobira」: 鳶職人に特化した求人サイト。人手不足の解消を支援し、業界全体の採用効率向上を目指します。
-
「タカミヤの安全教育」: 墜落や落下時の衝撃数値の可視化など、バーチャルと実体感を融合した最先端の足場教育プログラムを提供します。
これらのサービスにより、タカミヤは建設業界のコスト削減、人材不足の解消、安全性向上、業務効率化を推進し、業界全体の生産性向上に貢献します。
株式会社タカミヤについて
株式会社タカミヤは、建設現場で使われる仮設機材をはじめ、住宅用機材、構造機材、農業用ハウス、防災用ダムなど多彩な製品について、開発・製造から、販売、レンタル、設計、施工までトータルにサービスを提供しています。
技術革新を通じて付加価値の高い製品やサービスを生み出し、地下工事から超高層建物、高速道路、橋、農業、自然災害対策分野など、さまざまな「現場」の安全性・施工性を向上させ、業界の発展に貢献しています。
-
社名: 株式会社タカミヤ
-
代表: 髙宮 一雅
-
本社所在地: 大阪市北区大深町 3-1 グランフロント大阪 タワーB 27階 / 東京都中央区日本橋3-10-5 オンワードパークビルディング12階
-
設立: 1969年6月21日
-
資本金: 10億 5,214万円
-
従業員数: 755名(連結従業員数 1,356名)
-
事業内容: 仮設機材の開発、製造、販売及びレンタル、仮設工事の計画、設計、施工


