鉄建建設とMODEが施工管理AIエージェントの実証実験を開始

鉄建建設株式会社は、現場でのデータ活用を支援するMODE,Inc.と一緒に、生成AI(人工知能)を使った「現場作業示唆AI」の実証実験を開始しました。

AIエージェントが建設現場を進化させる

建設現場が抱える課題

建設現場では、毎日多くの情報がやり取りされています。例えば、工事の進み具合の確認、安全の管理、現場の見回り、作業員同士の連絡などです。これらの情報の多くは、口頭やチャット、記録用紙など、さまざまな方法で行われています。しかし、現場事務所と実際の工事場所が離れていることも多く、現場を管理する人がリアルタイムに全体の状況を把握するのは難しいという問題がありました。

特に大きな建設プロジェクトでは、たくさんの作業が同時に、いろいろな場所で進みます。そのため、現場の管理者は、作業の調整をしたり、現場で起こる問題に素早く正確に対応したりすることが求められています。

実証実験の内容

今回の実証実験では、MODEが提供するIoTプラットフォーム「BizStack」に集められた現場のデータと、現場で使うコミュニケーションツール「direct」での会話内容を、生成AIがまとめて分析します。AIエージェントは、この分析結果をもとに、現場の状況を自分で整理して判断し、施工管理を助ける仕組みを試します。これにより、施工管理の仕事が効率的になり、現場での判断がより正確になることを目指しています。

AIエージェントの主な役割

AIエージェントは、以下の3つの役割を担います。

  1. 情報の取得と分析:

    • 「direct」での会話の履歴を定期的に集めて分析します。

    • 「BizStack」に集められた現場のデータ(気温や機械の動きなど)を分析します。

    • 工事のルールや危険を予測する情報も集めて分析します。

  2. 情報の生成:

    • 生成AIが、現場の状況をまとめた報告書や、注意すべき点、確認するべきことの優先順位などを作ります。

    • 昼と夜の交代時に必要な「申し送り情報」を自動で作ります。

    • 天気や現場の状況に合わせて、「こんなことに注意してください」という呼びかけを自動で作ります。

    • 作業への影響や、引き継ぎ忘れの可能性に関する情報も作ります。

  3. 情報の表示:

    • 作られた情報は「BizStack」のダッシュボードに表示されます。

    • 「direct」にも自動で投稿されます。

作業分析AIワークフロー

期待される効果と今後の展望

AIエージェントを使うことで、施工管理の仕事の負担が軽くなることが期待されています。同時に、工事の品質や安全の管理がより高度になり、工事の計画を立てる際にも正確な判断ができるようになります。

鉄建建設はこれからも、AIがデータを活用しやすいようにデータの整理を進め、現場に集まったデータやこれまでの経験を、新しい価値を生み出すための大切な資源として活用していく方針です。これにより、現場のデジタル変革(DX)を進め、会社が持続的に成長していくことを目指します。

この実証実験の詳細については、以下の資料もご参照ください。

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