AIが足場図面を自動生成する「J-smart 足場図面」が好調、建設業界の課題解決へ

AI(人工知能)を活用して足場図面を自動で作成するBPO(ビジネス・プロセス・アウトソーシング)サービス「J-smart 足場図面(通称:ジェイスマ)」が、2026年4月の正式開始以降、多くの企業に導入されています。サービスを提供する株式会社J.I developer(JID)によると、ローンチ開始以来、平均して1日に1社のペースで新規取引が登録されており、建設業界からの高い関心がうかがえます。

数週間かかっていた図面作業を分単位に短縮

足場業界が抱える課題を解決

建設業界、特に足場工事の現場では、図面作成にまつわるいくつかの大きな課題があります。

  • 長い納期: 1つの案件で図面作成に平均7.5〜13営業日かかり、工事が始まるまでの準備期間を長くしています。

  • 高額なコスト: 図面作成の外注費用が、会社の年間売上を圧迫することがあります。

  • 属人化と人材不足: 図面作成の技術が特定の人に集中したり、人材が不足したりすることで、図面の品質にばらつきが出やすい状況です。

  • ビジネスチャンスの損失: 図面作成に対応できない足場会社は、工事の最初の段階で元請け業者との関わりを持つ機会を失ってしまいます。

JIDは、建設現場での経験とAI開発の技術を組み合わせ、これらの課題をまとめて解決するために「ジェイスマ」を開発しました。

AIが足場図面を丸ごと自動生成するBPOサービス

「J-smart 足場図面」のサービス概要

「ジェイスマ」は、足場図面の作成業務をJIDがすべて引き受けるサービスです。利用者は、専用サイト(https://www.ji-d.co.jp/jsmart/)にある「作図依頼フォーム」に必要な情報を入力するだけで、平面図、立面図、詳細図、強度計算書といった図面一式を、労働基準監督署への提出に対応した形式で受け取ることができます。

依頼にかかる時間はわずか5分で、従来のように外注先を探したり、細かい要件を伝えたり、修正のやり取りをしたりといった手間が一切不要になります。

AIとBPOで足場図面を自動生成

実証された導入効果としては、市場と比べてコストを23%削減し、図面作成にかかる作業時間を39%削減できるとされています。これにより、受注から図面納品までの期間を最短1.5週間に短縮することが可能となり、工事の着工を早めるサポートにつながります。

AIによる自動作図の仕組み

図面作成は以下の流れで行われます。

  1. 作図依頼フォームから情報入力: 専用サイトのフォームに建物の情報を入力します(約5分で完了)。
  2. AIによるトレース化: JID独自のAIが建物の形を自動で認識します。
  3. 独自アルゴリズム演算: 最も効率的な足場の配置をAIが計算します。
  4. 図面生成: 平面図、立面図、詳細図が自動で作成されます(平面図はわずか2分で生成可能)。
  5. 品質チェック後に納品

強度計算についても、地域ごとのデータ(風の力や足場自体の重さ、梁の枠など)を組み合わせて処理し、労働基準監督署への提出に対応した形式で自動的に出力されます。

作図依頼フォームの画面

料金プラン

「ジェイスマ」の料金は、使用した分だけ支払う従量課金型で、毎月の固定費用はかかりません。主な料金は以下の通りです。

  • 基本図面(トレース費用込み):15,000円/枚

  • 強度計算書:3,000円〜/枚

  • 道路占用・使用図:8,000円〜

図面の修正は2回まで無料で、納品される図面は労働基準に沿ったものです。

J-smart 足場図面の料金プラン

建設業界の産業インフラを目指して

JIDは、「図面が止まると、工事が止まる」という建設業界の課題に対し、AIとBPOを組み合わせた「ジェイスマ」で解決策を示しました。サービス開始以来、多くの企業から取引登録が進んでいることは、業界がこのサービスに大きな期待を寄せていることの表れといえるでしょう。

JIDは、「ジェイスマ」を通じて、建設業界の生産性向上と人手不足の解決に貢献し、足場図面作成における「産業インフラ」となることを目指しています。

サービスサイト・お申し込み

「J-smart 足場図面(ジェイスマ)」の詳細は、以下のサービスサイトで確認できます。

サイト内の「作図依頼フォーム」から、すぐに申し込むことができます。

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