清水建設、iPaaS「Workato」導入でデータ利活用基盤を構築し生成AI活用を加速
清水建設株式会社は、日立ソリューションズの支援を受け、iPaaS(Integration Platform as a Service)である「Workato」を導入しました。この導入により、清水建設はオンプレミス環境とクラウド環境にまたがる多様なシステムに散らばっていたデータを効率的に連携させ、生成AIを活用した業務自動化を加速させるためのデータ利活用基盤を構築します。

導入の背景と課題
建設業界では、生産性向上と人材不足への対応が重要な課題となっており、デジタルトランスフォーメーション(DX)の推進が不可欠です。清水建設は「中期DX戦略」の中で「デジタルゼネコン」という目標を掲げ、特にデータ利活用基盤の構築を重要な施策と位置付けていました。
これまでの清水建設では、データが多くのシステムに分散していたため、必要なデータを見つけるのに時間がかかり、データ抽出作業に多くの労力を費やしていました。データ仮想化ソリューションを導入して最新かつ正確なデータを管理する環境は整えたものの、大規模なデータ収集や加工、クラウドサービス間のデータ連携といった点で、対応しきれないケースが増えていました。
このような状況を解決するため、清水建設は、社員が自社で開発を進められるように、多様なシステムを連携できるWorkatoの採用を決定しました。Workatoが持つ豊富なコネクタと開発のしやすさ、そして日立ソリューションズが培ってきたノウハウが評価され、導入に至りました。
Workatoによる導入効果
Workatoの導入により、清水建設では以下の効果が見込まれています。
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オンプレミスからクラウドまで、様々なシステムに散らばるデータを連携させ、AIを使った業務プロセスの自動化を実現します。
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現場の担当者でも、プログラミングの知識が少なくても(ノーコード・ローコード)自動化の仕組みを開発できるため、社員自身が業務自動化を進めることができるようになります。
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開発の効率を高めることで、新しい仕組みを導入するまでの時間を短縮しつつ、ルールに沿った運用を両立させます。これにより、将来的なAI活用に向けた、多様なシステムと柔軟につながる基盤が作られます。
実際に、システムメンテナンスの通知メールを大規模言語モデル(LLM)で分析し、緊急度に応じて担当者にチャットツールで自動通知する仕組みなどが実現されています。清水建設は、Workatoをデータ連携とAI活用の社内標準環境として位置付け、全社的なデータ活用とAIによる業務自動化の加速を目指しています。
清水建設株式会社 DX経営推進室 先端技術応用部 部長の岡崎 良孝氏は、日立ソリューションズのWorkato活用経験が安心感につながったとコメントしています。今後は、データ利活用だけでなく、AIエージェント環境としてのWorkato活用も計画しており、日立ソリューションズとの協業を継続していく意向を示しています。
関連情報
Workatoに関する詳細情報は、以下のリンクから確認できます。


