実物大トランスフォーマー開発者が「家」を造る! ロボット建造師・石田賢司氏、V3D Asiaにチーフエンジニアとして参画
V3D Asia株式会社は、ロボット建造師の石田賢司氏がチーフエンジニアとして参画したことを発表しました。石田氏は、リアルトランスフォーマーとして知られる変形人型ロボット「J-deite RIDE」などの開発者として知られています。
巨大ロボット技術で3Dプリンティング建設を加速
石田氏がV3D Asiaに加わった目的は、大型で精密なメカ構造物の設計・製造技術を活かし、多階建て建築や高精度な動作制御を可能にする次世代3D建設プリンターの開発を加速させることです。
V3D Asiaは、自社開発のガントリー式3D建設プリンターと独自の素材技術を使って事業を広げています。2025年にはブルネイで同国初の3Dプリント公共施設を完成させる予定です。また、2026年にはマレーシア・クアラルンプール近郊で大型高級住宅の開発を始める計画です。さらに、2026年5月には島根県雲南市で、日本国内で初めての実証実験も予定されています。
事業が大きくなるにつれて、3D建設プリンターには「多階建ての建物に対応できること」「高い精度で制御できること」「厳しい工事環境でも壊れにくいこと」といった、より高度な機械工学の技術が求められるようになっています。大型のガントリー機構や多くの軸を制御する技術、材料を供給するシステムを一つにした3D建設プリンターは、まさに「巨大なロボット」と言えるでしょう。
石田氏はこれまで、変形ロボット「ファイバリオン」のほか、宇宙開発、ドローン、次世代の乗り物など、さまざまな分野で最先端のハードウェアを「実際に動く形」にしてきました。その独自の技術力と課題を乗り越える力は、3D建設プリンターという大きな機械システムを次のレベルへと引き上げる大きな力になると考えられています。

石田賢司氏のプロフィールとコメント
石田賢司氏は、株式会社BRAVE ROBOTICSの代表取締役を務めています。これまでに、宇宙開発ベンチャーの機体設計、インフラ点検用ドローン、廃炉作業ロボット支援、次世代EVモビリティ、自律走行AGV、警備ロボットなど、多様な産業のハードウェア開発を牽引してきました。
石田氏は、今回の参画について次のようにコメントしています。「変形ロボットをはじめ、宇宙・ドローン・モビリティといった多様な産業のハードウェア開発に携わる中で、私が挑み続けてきたのは『今までにない大型・精密な機械を、限られたリソースで実際に動かす』という課題でした。3D建設プリンターはまさに同じ技術領域にあります。ロボットを作る技術を、人々の住まいを作る技術へと高める挑戦に大きなやりがいを感じています。V3D Asiaの掲げる『Tech for Good, Built for All』のビジョンのもと、日本およびアジア全域での事業拡大に貢献してまいります。」
V3D Asia CEO 淺見潤氏のコメント
V3D AsiaのCEOである淺見潤氏は、石田氏の参画を歓迎し、次のように述べています。「誰もが不可能と思う巨大ロボットを現実のものにしてきた石田さんは、日本のハードウェア開発を牽引する類稀なエンジニアです。商業展開と国内実証を同時に進めるV3D Asiaにとって、プリンターシステムの『機械としての高度化』が今後の事業成長の鍵を握っています。多様な産業で“実際に動くもの”を形にしてきた石田さんの経験値と、素材科学チームの融合により、私たちの技術力は新たなステージに突入します。チーム一丸となって、アジア太平洋地域のリーディングカンパニーを目指します。」
今後の展開
石田氏の参画により、V3D Asiaは以下の技術分野での開発を強力に進めます。
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3D建設プリンターの機構の高度化・量産化設計:ガントリーシステムを大型化し、高精度化するとともに、量産を見据えた最適な設計を行います。
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次世代プリンターシステムの開発:工事の速度、精度、信頼性を大きく向上させる次世代機の設計を進めます。
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日本国内市場への技術適応:日本の建設環境、規制、気候条件に合わせた最適なシステムを構築します。
V3D Asiaは、「Tech for Good, Built for All」というビジョンのもと、革新的な3Dプリンティング技術と環境に優しい素材技術を通じて、日本および世界の住宅問題の解決と人々の生活の質の向上に貢献していく方針です。
V3D Asia 株式会社について
V3D Asia 株式会社は、2022年6月7日に設立されました。CEOは淺見 潤氏が務めています。東京都千代田区に本社を置き、3D建設プリンターの開発・提供、建設添加剤の開発、3Dプリント建設サービスを事業内容としています。
会社に関する詳細は、以下のウェブサイトで確認できます。


