回路設計のボトルネックを解消!AIが電子部品ライブラリを自動生成する「Librizer」が提供開始
回路設計の時間を大幅に削減する「Librizer」

株式会社Leacronは、電子部品のデータシート(PDF)からAIの力で回路図シンボルとPCBフットプリントを自動的に作り出す設計支援ツール「Librizer(リブライザー)」の提供を開始しました。このツールは、電子回路設計において特に時間のかかる部品ライブラリの作成作業を自動化し、設計者の負担を減らすことを目指しています。
開発の背景:手作業のライブラリ作成が課題に
新しい電子部品を使う際、設計者はその部品のデータシートを読み解き、ピンの情報や部品の形などを確認しながら、回路図シンボルやPCBフットプリントを手作業で作成する必要があります。多くの設計ツールにはすでに用意された部品ライブラリがありますが、新しい部品や特殊な部品では、自分でライブラリを作る作業が避けられません。
特に、新しい技術を研究開発したり、試作品を作ったりする現場では、珍しい部品を扱う機会が多く、このライブラリ作成の工程が設計作業全体の進みを遅らせる原因となっていました。Leacronは、この課題を解決するため、「Librizer」の開発を進めたとのことです。これにより、設計者がもっと大切な回路の設計や確認に時間を使えるようになると考えられています。
「Librizer」の主な特徴
「Librizer」には、回路設計の効率を上げるための二つの主要な機能があります。
1. 回路図シンボルの自動生成
AIがデータシートに書かれているピンの情報を分析し、回路図に使うシンボルを自動的に作り出します。これまでの手作業でのピン入力やシンボル作成の手間が大きく減ります。
2. PCBフットプリントの自動生成
データシートにある部品の形(パッケージ情報)に基づいて、PCB(プリント基板)設計で使うフットプリントを生成します。パッドの配置や間隔など、基本的な構造を自動で作ることで、PCB設計の準備段階をスムーズに進められます。

例えば、こちらのデータシートから、回路図シンボルとPCBフットプリントを一括で自動生成できます。これにより、設計ツールで使える部品ライブラリを短時間で作成でき、電子回路設計の開始までの時間を大幅に短縮し、設計者が本来の回路設計に集中できる環境を提供します。
独自技術:AIの弱点を補う「ハイブリッド・アプローチ」
「Librizer」は、特に精度の高いPCBフットプリントを作るために、独自の技術「ハイブリッド・アプローチ」を採用しています。

この技術は、次の3つのステップで行われます。
- VLM(Vision Language Model)というAIを使って、部品の寸法情報を読み取ります。
- 次に、昔からある計算方法(古典的アルゴリズム)で、図形の形を正確に予測します。
- 最後に、予測した図形の情報をもとに、もう一度VLMで寸法情報を確認し、修正します。
この方法により、VLMだけでは起こりやすかった寸法のずれを抑え、より正確な寸法情報を得られるようになりました。
今後の展開
Leacronは、「Librizer」を単なる部品ライブラリを作るツールとしてだけでなく、回路設計の最初の段階を効率化する設計支援ツールとしてさらに発展させていくとのことです。ピンの配置や配線の最適な方法を自動で見つけたり、部品のデータベースと連携させたりすることで、設計者がデータシートを読んだり、ライブラリを作ったりする作業をAIが自動化し、回路設計の開始にかかる時間を大きく減らすことを目指しています。
また、「Librizer」の基盤となっている図面解析技術は、電子部品のデータシートだけでなく、建築図面や機械設計図、特許図面など、さまざまな技術的な図面の構造を分析することに応用できる可能性も持っています。今後は、PDFの図面から得られる情報をより幅広く活用できる技術として、研究開発を進めていく計画です。
株式会社Leacron 会社概要
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会社名:株式会社Leacron(リークロン)
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代表者:代表取締役社長 高安優多
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本社所在地:東京都渋谷区恵比寿西二丁目8番4号 EX恵比寿西ビル5階
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設立日:2025年1月30日
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コーポレートサイト:https://www.leacron.com
サービスURL
- 「Librizer」サービスURL:https://www.librizer.app
本件に関するお問い合わせ先
- お問い合わせフォーム:https://forms.gle/hpYLKndi8WgMgr7s5


