来週公開!ペイロード300kgの超大型産業ドローン「ヒコーロボ」実機と動画が都内で初披露

テクノシステム株式会社湘南航空研究所と湘南工科大学は、共同開発した超大型産業用ドローン「ヒコーロボ」の実機とテストフライト動画を、2026年4月27日(月)から5月1日(金)まで建築会館ギャラリー(東京都港区芝)にて初公開します。

複雑なフレーム構造を持つ大型のドローンまたはマルチコプターの試作機が、緑色の人工芝のグラウンドに置かれている様子。

日本最大級のペイロード300kgを実現

「ヒコーロボ」は、最大300kgの荷物を運べる日本最大級の積載能力を持つ産業用ドローンです。この大きな積載能力は、建設現場での資材運搬、山間部への物資輸送、災害時の緊急支援など、さまざまな場面で人手不足の解消や作業の効率化に貢献すると期待されています。

独自の「スペースフレーム」構造で軽くて丈夫な機体

「ヒコーロボ」の最大の特徴は、独自の「スペースフレーム」構造を採用している点です。細い棒を三角形に組み合わせたユニットを連結することで、非常に軽くて丈夫な機体を実現しました。

一般的なドローンは、アームの先に重いモーターが付いているため、飛行中に大きな「曲げる力」がかかり、大型化が難しいとされています。しかし、スペースフレーム構造では、部材に「引っ張る力」や「押しつぶす力」しかかからないため、非常に強い力を支えることができます。これにより、機体を大きくしても強度を保ち、万が一の墜落時にも損傷を小さくする効果も期待できます。

この構造により、機体は折りたたんで軽トラックで運搬できるほか、ユニットを分けて人力で運ぶことも可能です。山道や被災地など、道が悪い場所でも運びやすい設計となっています。

「ヒコーロボ」の主な仕様

「ヒコーロボ」は、さまざまな用途に対応できるよう複数の仕様が用意されています。

  • モーター配列:クワッド、ヘキサ、オクタ

  • サイズ:3m x 3m、6m x 6m、5m x 5m

  • プロペラ:40インチ、62インチ

  • 機体重量:100kg、150kg、200kg

  • 最大離陸重量:400kg、600kg、800kg

  • 機体構造:スペースフレーム(カーボンパイプ)

  • 動力源:リポバッテリー

  • 最大飛行高度:150m(法規制限)

  • 最遠飛行距離:5km程度(目視範囲内に制限)

幅広い分野での活躍が期待される「ヒコーロボ」

「ヒコーロボ」は、以下のような分野での活用が想定されています。

  • 建設現場での資材運搬や高い場所への荷揚げ

  • 山岳地帯や登山道での資材・物資輸送

  • インフラ(電力・通信設備など)の点検現場での部材輸送

  • 災害時や緊急時の救援物資輸送

これらの分野で、高所作業や危険な作業の削減、運送コストの低減、人が立ち入れない場所へのアクセスなど、多くのメリットが期待されています。

実機展示と今後の展開

「ヒコーロボ」の実機は、建築会館ギャラリーで開催される「建築の構創と軌跡」展にて展示されます。MIA建築デザイン事務所の設計作品の写真や、歴代ドローン、スペースフレームの写真パネルも合わせて公開されます。

また、テクノシステム株式会社は、ロープライスの量産機も開発中です。2026年6月3日(水)から6月5日(金)に幕張メッセで開催される「Japan Drone2026」では、第1期プレオーダーとして100機の先行募集が予定されています。将来的には、最大離陸重量1,200kgを目指す次期開発機も視野に入れています。

「ヒコーロボ」に関する詳細情報は、以下のリンクから確認できます。

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