食肉卸売市場のDX化を阻む「結露・多湿問題」を解決へ、エム・コーポレーションのIP65モニターが正式導入決定
食肉卸売市場のDX化を阻む「結露・多湿問題」を解決
食肉卸売市場は、人手不足や情報伝達の非効率といった構造的な課題に直面しており、現場のDX(デジタルトランスフォーメーション)化が急務となっています。しかし、冷蔵・高湿度・粉塵・排気ガスという過酷な環境が、DX化の大きな障壁となっていました。
この課題に対し、株式会社エム・コーポレーションが開発・製造する完全密閉型IP65モニター「エムテクション®」が、食肉卸売市場に正式導入されることが決定しました。2027年6月には、43インチモニター6台と19インチモニター3台の合計9台が導入される予定です。

冷蔵・多湿環境に対応する完全密閉型IP65モニター
なぜ今、卸売市場のDX化が求められるのか
日本の卸売市場では、少子高齢化による人手不足が深刻化しています。熟練スタッフの退職に伴い、これまで「暗黙知」に頼っていた現場運営が困難になりつつあります。取引情報や価格情報、作業指示などを「見える化」し、現場の情報を共有することは、生産性向上だけでなく、市場運営を続ける上で欠かせない課題です。
また、食肉現場特有の過酷な労働環境の改善も急務です。情報伝達の非効率、紙の掲示物、口頭での指示といった問題を解消し、「働き方改革」を進めるためにも、過酷な環境に対応したDXの推進が喫緊の課題となっています。しかし、これまでは「現場で使えるモニターがなかった」ことが、DX化を阻む最大の要因でした。
食肉の卸し現場でモニターが使えなかった理由
食肉卸売市場の現場は、冷蔵で湿度が高く、粉塵や排気ガスが舞う厳しい環境です。一般的な商業用モニターでは、湿気が内部に侵入して結露が発生し、すぐに故障してしまうことが常でした。このため、「壊れるから置かない」という考えが広まり、卸売市場のDX化は停滞していました。
大量生産・大量販売を重視する海外メーカーは、このようなニッチな市場には参入せず、国内の企業も防塵・防水技術や個別の仕様に対応する能力が不足していました。結果として、市場のDX化に必要なハードウェアが、文字通り「世の中に存在しなかった」のです。
エムテクションモニターが課題を解決する3つの強み
エム・コーポレーションが開発した「エムテクションモニター」は、過酷な環境でのDX化を前提に設計された完全密閉型モニターです。
以下の3つの独自性が、従来の製品との違いを生み出しています。
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完全密閉型(IP65):
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湿気、粉塵、排気ガスの筐体内部への侵入を構造的に遮断します。
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冷蔵・多湿環境でも安定した稼働を実現します。
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結露抑制機能:
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独自の機構(ベントによる自然通気)により、モニター内部の水分滞留を抑制します。
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湿度10〜100%(結露環境を含む)、動作温度0〜50℃の環境に完全対応します。
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1台から自由設計:
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狭い支柱や壁面にも対応する薄型・軽量設計(奥行60mm統一)です。
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個別の現場の要望に応じて、1台から最適な仕様で提供できます。
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これらの要素を組み合わせることで、国内外の他社では実現できない唯一無二の強みを持っています。過酷な環境でのDXを必要とする現場に対し、「1台から、その現場だけの仕様で」提供できるメーカーは、他に存在しないと言えます。

狭い設置スペースにも対応する19インチモニター
エムテクションモニターの詳細は、以下のページで確認できます。
https://emu-corp.com/fanless/monitor
導入決定者からの声と期待される効果
今回の導入決定にあたり、食肉卸売市場の現場責任者から話が聞かれました。導入の決め手として、以下の点が挙げられています。
- 冷蔵環境という厳しい条件下でも安定して使える耐久性と信頼性。
- 離れた場所からでも情報が確認できる高い視認性による作業効率の向上。
- 導入実績とサポート体制への安心感、そして長期運用への信頼性。
導入により期待される効果は、処理状況確認の迅速化による現場全体の作業効率向上、リアルタイムな情報共有による確認ミスや伝達ミスの低減、そして特殊環境下での安定した情報表示による現場運用の信頼性向上です。
現場責任者からは、「エムテクション製モニターの導入により、現場作業員が処理情報や各種表示内容を即時に確認できる環境が整いました。視認性が向上し、必要な情報を迅速かつ正確に共有できるようになることで、作業効率の向上、伝達ミスの削減、現場運営の円滑化が期待されています。また、特殊環境下でも安定稼働できることから、継続的で安定した運営への貢献にもつながると考えております。」とのコメントが寄せられています。
今回の導入概要と期待される具体的な効果
導入先の食肉卸売市場では、2027年6月頃に43インチモニター6台と19インチモニター3台が導入される予定です。これは、多湿環境での耐久性や安定稼働に課題があった一般的な商業用モニターと比較して、大きな進歩となります。導入の目的は、卸売市場DXの推進、現場の見える化、情報表示の安定化、そして労働環境の改善です。
導入により、以下の具体的な効果が期待されています。
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情報共有時間: 口頭伝達や紙の掲示から電子表示に変わることで、情報共有にかかる時間を大幅に短縮できます。
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視認性: 43インチモデルは500cd/㎡、19インチモデルは450cd/㎡の高輝度パネルにより、離れた場所からでも必要な情報を正確に視認できます。
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稼働安定性: IP65の完全密閉構造により、多湿・粉塵環境での連続稼働が実現します。
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紙掲示の削減: 取引情報や価格情報のデジタル表示化により、紙の掲示や手書きでの更新作業が大幅に削減されます。
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故障・交換コスト: 耐環境設計により、一般商業用モニターで繰り返されていた故障や交換のサイクルから脱却できます。
これらの効果に加え、取引現場でのリアルタイムな情報表示が実現することで、市場DXの中心となる「現場の見える化」が大きく前進します。人手不足が深刻な現場において、情報伝達の効率化は、現場の負担軽減に直接つながるでしょう。
製品仕様
エムテクションモニターの主な製品仕様は以下の通りです。
| 仕様項目 | 43インチモデル | 19インチモデル |
|---|---|---|
| 環境性能 | IP65(完全密閉型) | IP65(完全密閉型) |
| 結露抑制機能 | 独自機構による | 独自機構による |
| 動作温度 | 0℃〜50℃ | 0℃〜50℃ |
| 動作湿度 | 10〜100%(結露環境対応) | 10〜100%(結露環境対応) |
| 筐体素材 | ステンレス(無塗装) | ステンレス(無塗装) |
| 解像度 | 1920×1080 FHD | 1280×1024 SXGA |
| パネル輝度 | 500 cd/㎡ | 450 cd/㎡ |
| タッチパネル | 非搭載 | 抵抗膜式シングルタッチ |
| 入力端子 | HDMI×1 | HDMI×1 |
| 電源 | AC100V | AC100V |
| 外形寸法 | 1027×615×60mm | 450×375×60mm |
| 重量 | 約28kg | 約8.5kg |
| 今回導入台数 | 6台 | 3台 |
今後の展開
エム・コーポレーションは、食品卸売市場だけでなく、食品工場、物流倉庫、屋外サイネージなど、多湿・粉塵・温度変化の厳しい環境全般を対象とした過酷環境DX支援を強化していく方針です。「現場のDX化を阻む物理的な障壁をなくす」という使命のもと、1台から最適な筐体設計と表示環境を提供し続けるとのことです。
卸売市場DXや過酷環境DXという分野において、「エムテクション」はその名の通り「守る技術」で日本の現場を支え続けることが期待されます。
お問い合わせは、以下のページから可能です。
https://emu-corp.com/contact/


