土量計算が数日から数分へ。空間データ統合プラットフォーム「くみき」が新機能で建設現場の効率化を支援
「くみき」が差分土量計測機能をリリース
株式会社スカイマティクスは、空間データ統合プラットフォーム「くみき(KUMIKI)」に、現況地形と設計データを比較して土の移動量(盛り土・切り土の量)を瞬時に算出する「差分土量計測」機能を新たに加えました。
この機能により、パソコンのブラウザから「くみき」を操作するだけで、土量計算を簡単に終わらせることができます。特に、計測の正確さに影響を与える建機をAIが自動で識別し、データから除去する技術が導入されています。また、建設業界で使われる標準的な形式であるLandXMLでの出力にも対応しており、現場ですぐに使える高精度な土量分析が誰でも行えるようになります。
従来手法との大きな違い
これまでの建設現場では、現在の地形と設計データを比べて正確な土量を出すために、時間も手間もかかっていました。
具体的には、写真測量や現地測量などで現況の点群データを作り、その後に高価な専門ソフトを使って建機などの不要な部分(ノイズ)を手作業で取り除く必要がありました。その後、設計データと比べて土量の差を計算するため、結果が出るまでに数日から1週間かかることもありました。

しかし、「くみき」を使うと、これらの作業がすべてクラウド上で完結します。一般的なパソコンのブラウザからアクセスするだけで、AIが建機のノイズを自動で取り除き、設計データとの比較、そしてLandXML形式での出力までを、わずか数分で実行できます。これにより、これまで一部の専門家だけが行っていた高度な土量分析が、現場の誰もが日常的に使えるツールへと変わります。
解析をより正確にする2つの機能
今回のアップデートでは、土量算出の正確性を高め、実務での使いやすさを向上させる二つの機能が同時に追加されました。
1. 3Dビューワー上での建機自動除去
土量計算の際、現場で動いている建機は「不要な土量」として認識され、計測の正確性を損ねることがあります。新機能では、AIが建機だけを自動で見つけてデータから除去します。これにより、正確な地盤の高さに基づいた土量計算が可能になり、データ修正にかかる手間や、不正確なデータによるやり直し作業、追加コストを大きく減らすことができます。

2. LandXMLオンデマンド出力
建機のノイズを取り除いた地形データを、建設業界の標準フォーマットであるLandXML形式で、すぐに作成・出力できます。パソコンから直接出力できるため、ICT建機へのデータ連携や、成果物を作る作業が非常に効率的になります。これまでは別のソフトを使っていた作業が、「くみき」一つでできるようになります。
誰でも簡単に使える「くみき」
「くみき」は、サービス開始以来、特別な高性能パソコンや高度な専門知識がなくても、簡単で手軽に操作できることを目指してきました。独自のクラウド解析技術により、今回追加された高度な分析機能も、普段使っているモバイルパソコンのブラウザ上でスムーズに動きます。これにより、現場のプレハブ、事務所、移動中の車内など、場所や機材の制限なく、あらゆる空間データを仕事に役立てることが可能になります。

株式会社スカイマティクスについて
株式会社スカイマティクスは、「リモートセンシングで、新しい社会を実現する」という目標を掲げ、産業用のリモートセンシングサービスを開発・提供しています。ドローンや衛星、地上センサーなどで集められた様々な空間データを一つにまとめ、活用するプラットフォーム「くみき」を主な事業としています。建設、林業、インフラ管理、防災といった社会基盤を支える分野が抱える人材不足や高齢化、安全管理、災害の深刻化といった課題に対し、誰もが簡単に3次元データを作成し、安全かつ効率的に現場の調査・測量・点検を行える社会の実現を目指しています。
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「くみき」公式サイト:
https://smx-kumiki.com/ -
「スカイマティクス」公式サイト:
https://skymatix.co.jp/


