株式会社Arentがプラント設計・施工のデータ連携を革新する新シリーズ「ASPO」を発表

株式会社Arentは、プラントの設計と施工をつなぐ新しいアドインシリーズ「ASPO (Auto Spool Fab Gen)」を発表しました。このシリーズは、プラント建設の現場で課題となっていた「データの断絶」を解消し、業務の効率化を目指します。

プラント設計・施工の課題を解決

プラント建設では、設計の段階でデジタルデータが活用されている一方で、その後の施工準備では手作業が多く、情報がうまく連携されないという問題がありました。ASPOシリーズは、この情報の分断をなくし、信頼できる唯一の情報を共有する仕組み作りを支援します。

「ASPO」シリーズの主な機能

ASPOシリーズは、Autodesk AutoCAD Plant 3Dの利用環境で動作するアドインです。

1. ASPO Support Fab(配管サポート材製作図の自動生成)

このツールは、Autodesk AutoCAD Plant 3Dのモデル情報から、配管サポート材の製作に必要な図面を自動で作成します。

  • 作業時間の削減: 従来1枚あたり約30分かかっていた作図作業を約5分に短縮でき、約83%の工数削減が可能です。

  • 多様なサポートに対応: シュー、クランプシュー、ガイド、ストッパー、トラニオン、パッド、Uボルトの7種類のサポート材に対応しています。

  • コスト削減: 中小規模のプロジェクト(1,000枚規模)では、約125万円のコスト削減が見込まれます。

  • 品質の向上: 人為的なミスを減らし、設計変更があった際もモデルと同期することで、手戻りを最小限に抑えられます。

2. ASPO Spool Manager(スプール図生成支援/特許出願中)

このツールは、あらかじめ決められたルールに基づいてスプール分割を半自動で行い、図面作成を支援します。さらに、溶接の管理機能も搭載しています。

  • 分割案の提示: ルールに基づいたスプールの分割案を半自動で提示します。

  • 管理の効率化: スプール番号の自動付与、溶接マークや部品表(BOM)の自動記入、溶接番号と現場の進捗情報を連携した工事管理を支援します。

今後の展開

ASPOシリーズのベータ版(Rev. 0A)は、2026年4月末から一部のトライアル企業向けに順次提供が始まっています。

  • 2026年5月末(Rev. 0B):先行ユーザーからの意見を反映した更新版が提供される予定です。

  • 2026年7月末(Ver. 1.0):日本語の正式版がリリースされ、英語版の対応も完了する予定です。

  • 2026年8月下旬:先行ユーザーの事例を紹介するイベントが開催される予定です。

株式会社Arentについて

株式会社Arentは、「暗黙知を民主化する」を目標に、建設業界のデジタル変革(DX)を進めている企業です。クライアント企業の課題解決を支援する「DX事業」と、自社で開発したソフトウェアを提供する「プロダクト事業」の二つの柱で事業を展開しています。BIMを直感的に操作できるRevit向けプラグイン「LightningBIM」シリーズの提供などを通じて、建設業界の課題を技術で解決しています。

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