株式会社エルライン、悪天候対策の仮設屋根「PROTECT IT」の受注が約146倍に急増
株式会社エルラインは、子会社である株式会社MONZON JAPANが扱うアルミニウム製モジュール式仮設屋根「PROTECT IT(プロテクト イット)」の受注が大幅に増えていることを発表しました。2025年10月から2026年3月までの受注高は、前の年の同じ期間と比べて約146倍に達しました。

極端な気象現象が建設現場に与える影響
受注が急増した背景には、近年増えている極端な気象現象があります。気象庁と文部科学省が2025年3月に発表した「日本の気候変動2025」によると、1時間降水量80mm以上や1日降水量300mm以上といった大雨の発生頻度は、約40年前(1976~1985年)と比べて最近10年間(2015~2024年)でおおむね2倍に増えています。1日降水量100mm以上の年間日数も増加傾向にあり、雨の降り方がより激しくなっていることがデータで示されています。
参照:気象庁「日本の気候変動2025 ─ 大気と陸・海洋に関する観測・予測評価報告書 ─」
建設現場では、大雨や強風によって作業が中断されると、工事の期間が遅れてしまいます。資材の価格が高くなっていること、時間外労働の上限規制、そして人手不足が続く中で、天候による工期の中断をいかに減らすかが、建設業界にとって非常に重要な課題となっています。
仮設屋根「PROTECT IT」が選ばれる理由
「PROTECT IT」は、スウェーデンのmonZon社が開発した仮設屋根で、株式会社エルライングループが日本・韓国・フィリピンでの独占販売権を持っています。この仮設屋根は、日本の主要な足場材(くさび緊結式、枠組式、単管など)に接続して使うことができるアルミニウム製です。
最大で約49mの広い空間を覆うことができ、屋根の主要な材料である梁は1本あたり最大26.0kgと軽量です。部品を組み合わせて作るモジュール構造のため、組み立てや解体が早く行えます。一般的な鉄骨製の仮設屋根と比べると、費用や工事にかかる時間を短くすることが可能です。雨や風などの悪天候に左右されずに作業を進められる環境が評価され、大規模な改修工事などで導入が進んでいます。

導入事例
ある大手総合建設会社では、工期を短くしたいという要望と、現場での特別な制約に対応できる能力が決め手となり、「PROTECT IT」が採用されました。
従来の鉄骨製仮設屋根では、製作だけで約6ヶ月かかるところ、「PROTECT IT」は注文から3ヶ月で届けられ、さらに1ヶ月で設置が完了しました。また、クレーンが届かない特殊な現場では、人力で運び入れた材料をレールの上で最大150m先までスライドさせて設置する工法が提案され、1箇所からの作業で最大スパン48mの大きな空間を作り上げることができました。この導入先からは、納期、施工方法、現場の制約への対応力において「PROTECT IT」が高く評価されたとの声が寄せられています。
株式会社エルラインは、「PROTECT IT」を全国に広めることで、建設業界が抱える課題の解決に貢献していくとしています。
PROTECT IT 製品概要
「PROTECT IT」の主な仕様は以下の通りです。
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製品名:PROTECT IT(TM)(プロテクト イット)
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製品分類:モジュール式悪天候保護システム(仮設屋根)
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開発元:Mon.Zon AB(スウェーデン)
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構造材質:リサイクル可能アルミニウム
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屋根被覆材:PVCターポリン
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最大スパン:約49m
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対応足場:くさび緊結足場・枠組足場・次世代足場・単管など日本の主要規格に対応
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屋根タイプ:二重勾配(対称・非対称)、単一勾配、マンサード屋根(固定式・可動式)
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製品URL:https://www.monzon.jp/
株式会社エルラインについて
株式会社エルラインは、「人と現場をGridする」という理念のもと、2008年の創業以来、足場工事から始まり、型枠工事、鉄筋工事、鋼構造物工事、コンクリート工事、解体工事、リニューアル工事といった躯体工事へと事業を広げてきました。解体から地下・地上躯体工事までを一貫して請け負い、建設プロジェクトの中心的な役割を担っています。

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会社名:株式会社エルライン
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本社所在地:東京都品川区東品川2-1-11 ハーバープレミアムビル5階
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代表者:代表取締役社長 浅野 勝人
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設立:2008年12月16日
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資本金:1億円
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事業内容:躯体サブコン事業
株式会社MONZON JAPANは、2020年1月に設立され、「PROTECT IT」の日本・韓国・フィリピンにおける独占販売権を持ち、輸入および国内供給を担当しています。


