TIS千代田システムズ、「Dynamic Flow Navi」でAI図面生成と設備競合可視化の特許を取得
TISインテックグループのTIS千代田システムズ株式会社は、製造・プラント業界向けのDXソリューション「Dynamic Flow Navi」について、AIによる図面データ生成技術と、作業工程ごとの設備競合チェック技術の特許を取得しました。
これらの新しい技術を使うことで、これまで手作業に頼っていた図面のデジタル化や、設備がぶつかる場所のチェック作業を効率良く行えるようになります。これにより、関連する作業にかかる時間を50%以上減らせるとされています。
「Dynamic Flow Navi」とは
「Dynamic Flow Navi」は、複雑なつながりを持つプラントや工場での設計、運転、保守といった業務を、デジタル技術で支援するソリューションです。配管や機器のつながりを示す図面(P&ID)を活用し、バルブの開閉や機器のON/OFF操作によって、液体の流れがどう変わるかをシミュレーションできます。また、図面から関連する情報へすぐにアクセスできる機能も持っています。
今回取得した特許技術の概要
今回TIS千代田システムズが取得した特許技術は、以下の2つです。
1. AIによる図面データの自動生成技術
この技術は、図面を画像として取り込んだ後、AIが配管、バルブ、機器といった図面の要素やそれらのつながりを自動で認識し、画面上で確認・操作できるデジタルな図面データを作り出すものです。これにより、従来手作業で行っていた図面の書き写しやデータ化の作業を大幅に減らし、「Dynamic Flow Navi」でのシミュレーションや情報活用を素早く行えるようになります。

この技術によって、図面をデジタルデータに変換する作業時間は50%以上削減できるとされています。
特許概要
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特許番号:特許第7841157号
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特許登録日:2026年3月27日
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特許権者:TIS千代田システムズ株式会社
2. 設備競合状態の自動判定・可視化技術
この技術は、各作業工程におけるバルブの開閉状態を元に液体の経路を分析し、設備がぶつかることで異物が入る危険がないかをすぐに判断します。さらに、機器と配管がぶつかる場所を特定することも可能です。紙やPDFの図面を目で見て確認する作業と比べて、正確さと速さが大きく向上します。また、設計が変わったときに何度も行う検証作業を効率化するのに役立ちます。

特許概要
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特許番号:特許第7873326号
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特許登録日:2026年6月3日
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特許権者:TIS千代田システムズ株式会社
業界の現状と課題
製造・プラント業界では、近年、少子高齢化によるベテラン技術者の退職や人手不足、設備の老朽化といった問題が重なり、設計、運転、保守業務の効率化がとても重要になっています。特に、紙やPDFなどの画像データとして別々に管理されることが多いP&ID(配管計装図)は、必要な情報を探したり、確認作業に時間がかかったりしていました。
デジタル化が進む中で、P&IDなどの図面も「見る」だけでなく「活用する」ことが求められています。TIS千代田システムズは、30年以上にわたりプロセスプラントの分野で培ってきた知識を活かし、「Dynamic Flow Navi」を開発し提供してきました。既存の図面をより効率的に使うためには、デジタル化作業の自動化と、作業工程に合わせた設計の検証をより高度にすることが必要です。そこで、AIを使った図面の読み取り技術と、設備がぶつかる状態を自動で判断し、見えるようにする技術の開発を進め、今回の特許取得に至りました。
今後の展望
TIS千代田システムズは、これからもAIや最新の技術を使って「Dynamic Flow Navi」の機能を広げていきます。図面を読み取る精度を高めたり、活用できる範囲を広げたりすることで、プラント業務の効率化とデジタル化の推進に貢献していく方針です。
さらに、今回の特許取得で確立した技術を基盤として、石油、化学、医薬品といった幅広い産業分野にも展開し、設計の質を高め、安全性を確保することに役立てていくとしています。
「Dynamic Flow Navi」の詳細については、以下のリンクをご参照ください。
TIS千代田システムズ株式会社について
TIS千代田システムズ株式会社は、お客様の業務を深く理解し、優れたプロジェクト管理能力を基盤として、「お客様の真のITパートナー」として業務を支援しています。特にプロセスプラントの設計、調達、工事プロジェクトの分野では、日本でも有数のIT専門家集団として、製造・建設現場から企業の経営層まで、幅広いソリューションを提供しています。


