神石高原町、「ドローンが飛び交うまち」プロジェクトを完遂 – 地域住民と事業者がドローンを活用する基盤を確立
神石高原町、「ドローンが飛び交うまち」プロジェクトを完遂
広島県神石高原町は、パーソルビジネスプロセスデザイン株式会社とともに進めてきた「ドローンが飛び交うまち 官民協働神石高原町活性化プロジェクト」を完了しました。このプロジェクトは、地域内の事業者や住民がドローンを使い、さまざまな地域課題を自分たちの力で解決していくための基盤を作ることを目指したものです。

プロジェクト実施の背景
神石高原町では、2019年からパーソルビジネスプロセスデザイン株式会社やドローン関連の企業・団体と協力し、「神石高原町ドローンコンソーシアム」という組織を立ち上げていました。このコンソーシアムを通じて、災害時の対応をより早く、より正確にしたり、地域の課題をドローンで解決したりすることに取り組んできました。
特に力を入れてきたのは、地域住民が中心となって災害に備える「地産地防」という考え方です。これまでに、災害時にドローンを操縦できる地域パイロットを育てたり、ドローンの使い方やルールをまとめたマニュアルを作ったりして、ドローンを安全に使える体制を整えてきました。
こうした活動の結果、町内でドローンを使った新しい事業を始める会社も現れるなど、具体的な成果が生まれています。今回のプロジェクトでは、これまでの取り組みをさらに発展させ、大きな荷物を運べるドローンを実際に使えるようにしたり、普段の生活の中でドローンをもっと活用する方法を広げたりすることに挑戦しました。

実施された主な事業
このプロジェクトでは、ドローンを地域の力でさらに活用し、将来にわたって使い続けられるようにするため、以下の3つのテーマで事業が行われました。
1. 大型ドローン物流事業
人口が減少し、高齢化が進み、生活に必要な施設が少なくなっている神石高原町では、災害が起きたときに地域が孤立してしまう危険性があります。この事業では、そのような状況でも地域内で物資を運べるドローンの仕組みを確立することを目指しました。
地域内の事業者や住民に対してドローン物流に関する講習を行い、実際に地域内の事業者がドローンを操縦し、災害時に備える倉庫から神石高原町役場本庁までのルートで荷物を運ぶ実験を行いました。この実験により、地域の人々が自分たちでドローン物流を運用できる可能性が示されました。

2. 有害鳥獣対策事業
この事業では、地元の猟友会と協力し、ドローンを使って有害な鳥や獣を捕獲する方法の実験を行いました。これにより、地域の困り事をドローンで解決する新しい可能性を探るとともに、普段からドローンを使う機会を増やし、地域にドローンが根付くことを促しました。
普段からドローンを活用する機会が増えれば、災害などの緊急時にも迅速にドローンを使えるようになります。この事業は、緊急時だけでなく普段使いもできる「フェーズフリー」なドローン運用体制を作るための基盤となりました。

3. 次世代育成事業
神石高原町の中学校1年生を対象に、地域の未来を担う子どもたちが、自分たちの町に関心を持ち、意欲を高めるためのドローン特別授業が開催されました。授業では、地域内の事業者が最新技術であるドローンを実際に使っている姿を見せ、町が進める「地産地防」の取り組みを紹介しました。
これにより、新しい技術が自分たちの身近にあることを実感してもらい、生徒たちは「ドローンで町の未来をどう変えるか」をテーマにグループで話し合いました。ドローンという新しい技術が町の産業として定着しつつあることを伝えることで、地域に新しい仕事や働き方があることを感じ、将来この町で活躍するイメージを持てる機会となりました。

パーソルビジネスプロセスデザイン株式会社の貢献
パーソルビジネスプロセスデザイン株式会社は、このプロジェクトを通して、ドローンが地域に定着し、継続的に使われる体制を作るために長く支援を行ってきました。ドローンの導入には、「どのような良いことがあるか」「目的に合ったドローンか」「継続して使える仕組みがあるか」が大切だと考え、特に災害時に孤立しやすい山間地域である神石高原町では、地域の人々が自分たちでドローンを運用できる体制を目指しました。
同社は、ドローンの飛行をサポートするだけでなく、使い方を計画したり、操縦技術を教えたり、運用体制を整えたりと、さまざまな段階で支援できる強みを持っています。今回のプロジェクトでも、その知識と経験を活かし、地域の課題解決と、地域が自分たちでドローンを運用できる基盤作りに貢献しました。
3つの事業を通じて、地域の人々へのトレーニングや、ドローンを安全に運航するための基準作りを支援し、地域内の事業者が主体となって実証実験などを成功させました。これにより、普段使いも緊急時もドローンを活用できる状況が作られ、ドローンが町で事業として成り立つようになったことで、子どもたちに町の変化や新しい技術への取り組みを紹介する機会も生まれました。
神石高原町からのコメント
神石高原町 産業課 課長補佐の中野 達也氏は、今回のプロジェクトについて次のようにコメントしています。
「今回のプロジェクトのおかげで、町としてドローンを継続的に使っていくための、普段の運用から緊急時の対応手順、そして人材を育てるための基盤まで整えることができました。パーソルビジネスプロセスデザイン様には、技術的な面だけでなく、地域の人々が主体となって動ける体制づくりまで、一貫して支援していただきました。その結果、ただの実験で終わるのではなく、普段から緊急時まで見据えた『地域で自分たちで動ける状態』に近づいたと感じています。今後は、この取り組みを土台として、ドローンの活用をさらに広げ、町の中に自然と根付くように展開していきたいと考えています。」

関連情報
パーソルビジネスプロセスデザイン株式会社は、ドローンを活用した地域の課題解決を支援するサービスを提供しています。
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パーソルビジネスプロセスデザイン株式会社の「ドローン導入支援サービス」の詳細はこちら:
https://www.persol-bd.co.jp/service/dxsolution/s-dx/solution/ -
パーソルビジネスプロセスデザイン株式会社について:
https://www.persol-bd.co.jp/


