「meviy」が「iCAD SX」との寸法公差自動連携を開始、見積もり工数を25%削減へ
株式会社ミスミグループ本社が提供する機械部品調達のAIプラットフォーム「meviy(メビー)」は、2026年3月9日より、iCAD株式会社の機械設計向け3DCAD「iCAD SX」で設定した寸法公差情報の自動連携機能「寸法公差連携(iCAD SX版)」の提供を開始しました。
この新機能により、「iCAD SX」で設定した寸法公差情報がmeviyの見積もり条件に自動で反映されるようになります。従来、meviyで手作業により再設定していた寸法公差の作業が不要となり、見積もりにかかる工数を25%削減する見込みです。

背景にある課題
設計の現場では3D CADの利用が一般的になっていますが、部品を調達する際には、3Dデータから2D図面を作り、そこに寸法公差などの情報を加えて発注するやり方が今も多く使われています。これは、見積もりや加工に必要な寸法公差の情報が、3Dデータだけでは協力会社に正確に伝わりにくいという問題があるためです。また、協力会社が使う3D CADの種類がさまざまであることも、3Dデータ上の公差情報がそのまま見積もり条件として使われる機会が少ない理由です。
このような状況から、大手自動車メーカーをはじめとする顧客から「3Dデータ上の寸法公差情報を直接meviyに反映させてほしい」という強い要望があり、今回の機能開発につながりました。
新機能「寸法公差連携(iCAD SX版)」について
「寸法公差連携(iCAD SX版)」は、iCAD SX上で設定された寸法公差をmeviyのAIが自動で解析し、見積もり条件に直接反映できる機能です。これにより、これまでの図面を見ながらmeviy上で寸法公差を一つずつ手作業で設定する手間がなくなり、設定ミスを防ぎながら、meviyでの見積もり作業を25%削減します。
この機能は、まず切削加工(角物)と板金加工から提供が始まり、今後、切削加工(丸物)にも拡大される予定です。
meviyとは
meviyは、機械部品の3Dデータをアップロードするだけで、AIが自動で即座に見積もりを行い、独自のデジタル製造システムによって最短1日での出荷を実現するプラットフォームです。これにより、機械部品の調達で発生していた作業時間を大幅に削減し、顧客の部品調達における非効率を解消します。国内シェアNo.1を4年連続で獲得し、第9回ものづくり日本大賞で「内閣総理大臣賞」を受賞するなど、製造業の生産性向上に貢献しています。

サービスに関する詳細は以下をご参照ください。
ミスミの「デジタルモデルシフト」が拓く、ものづくりの未来
ミスミグループは、デジタル技術を活用してものづくりのプロセスを変革してきました。2000年には業界に先駆けてインターネット注文サービスを開始し、部品の選定から発注までをWebで完結させる仕組みを構築しました。そして、3DデータのみでAIが自動見積もりを行う「meviy」をはじめとする革新的なサービスを展開し、産業界の生産性向上に貢献しています。
ミスミグループは、「デジタルモデルシフト」を成長戦略の中心に据え、「得ミスミ、楽ミスミ」という新たな価値提供を提案しています。設計・調達プロセスのDX化により、設計・生産現場の生産性を向上させ、最適な調達サービスを通じてコスト削減も同時に実現します。これにより、顧客が日々の複雑な業務から解放され、より創造性の高い仕事に取り組めるようになることを目指しています。
ミスミとは
ミスミは、ものづくりの現場で必要とされる機械部品や、工具・消耗品などを世界32.3万社(2025年3月時点)に販売しています。製造機能を持つメーカーと他社ブランド品を販売する商社の両方の顔を持つユニークな事業モデルと、それを支える事業基盤により、「グローバル確実短納期」を実現し、顧客の利便性向上に貢献しています。


