カスタマークラウド、政府向けAI選定に続き企業向け「CC LLM」導入サービスを開始

カスタマークラウド、企業向け自社開発スーパーAI「CC LLM」導入サービスを開始

カスタマークラウド株式会社は、企業向けの自社開発スーパーAI「CC LLM」の導入サービスを開始しました。これは、同社が開発する政府向けAI「CC Gov-LLM」が、日本政府デジタル庁の「ガバメントAI」で試用する国内LLM(大規模言語モデル)の一つに選定されたことに続く取り組みです。

カスタマークラウドオフィス

企業向け「CC LLM」とは

カスタマークラウドは、AIを単なるツールではなく、企業や組織の価値を生み出す「知能設備」として社会に広めることを目指しています。今回開始されたサービスでは、同社が開発したスーパーAI基盤を企業内に導入し、それぞれの企業が自分たち専用のAI環境を築けるようにします。

これにより、企業は自社の業務データややり方に合ったAIサービスや業務アプリを、継続的に開発し活用できるようになります。カスタマークラウドは、この仕組みを「AIプロダクト生産工場」モデルと呼んでおり、企業が自社専用のスーパーAI基盤(CC LLM)を使って、業務に特化したAIプロダクトを作り続けられるよう支援していきます。

日本政府「ガバメントAI」における国内LLMの試用

カスタマークラウドの言語モデル「CC Gov-LLM」は、デジタル庁が進める「ガバメントAI」において、政府職員向けの生成AI基盤「源内(GENNAI)」で試験的に利用される国内大規模言語モデルの一つとして選ばれました。

ガバメントAIは、日本の人口減少や少子高齢化による行政分野の人手不足に対応するため、AI技術の活用を進める国の取り組みです。行政の仕事を効率化し、政策を作る力を高めることを目的としています。

2025年には、米国OpenAIの大規模言語モデルが「源内」に導入され、政府職員による生成AIの活用検証が始まりました。今回の国内LLMの公募は、日本語や行政文書特有の表現への適合性を含め、国内で開発されたモデルがどれくらい活用できるかを評価するために行われました。

選定された国内LLMは、2026年度に「源内」が各府省庁に広がるのに合わせて、試験的に導入される予定です。対話型AIサービスや行政の仕事を助けるアプリケーションなどへの活用を通じて、実用性、安全性、性能といった点が評価・検証されます。

ガバメントAIに関する詳細情報は以下で確認できます。

カスタマークラウドのAI開発と今後の取り組み

カスタマークラウドは、「自社開発スーパーAI」と「AIプロダクト生産工場」を組み合わせたモデルを展開し、企業が自社専用のAI基盤(ローカルLLM)を持ち、業務に特化したAIサービスやアプリケーションを継続的に開発できる体制づくりを支援しています。

同社はまた、日本のAI競争力を高めるため、渋谷発のAIエコシステム構想「第2のビットバレー構想 / Bit Valley 2.0」を推進しています。これは、AI人材、企業、技術、コミュニティをつなぎ、日本のAI産業を世界市場へつなげる新しい産業の仕組みを作ろうとするものです。

第2のビットバレー構想

カスタマークラウドは、デジタル庁との連携のもと、試験導入に向けた技術調整や検証を進める予定です。日本語や行政分野への適用を含むAI技術の向上に加え、海外政府機関との連携によるデジタルインフラや国際金融インフラに関するプロジェクトも検討しています。

安全で信頼できるAI基盤の開発を通じて、行政や社会におけるAI活用の発展に貢献していくことを目指しています。

代表コメント

カスタマークラウド株式会社 代表取締役 木下寛士氏は、以下のようにコメントしています。

「日本には世界で通用する優れた才能が数多く存在します。しかし、それらを結びつける『器』が十分に整っていないのも事実です。私たちは、AI生産工場、AGI技術、連結経営、そしてBytePlusなどのグローバルインフラを掛け合わせ、日本のAI産業を『面』として再構築することに挑戦しています。渋谷から世界へ。日本のAI産業は、これからもう一度『面白い時代』に入ります。その触媒として、カスタマークラウドが動き始めています。」

会社概要

カスタマークラウド株式会社は、AIとクラウド技術を基盤としたAIプラットフォーム企業です。AIを「知能設備」として社会に広めることを目指し、企業や組織が自社専用のAI基盤(ローカルLLM)を持ち、業務に特化したAIプロダクトを継続的に開発・運用できる仕組みの構築を進めています。

また、日本国内だけでなく、各国の政府や国際機関と協力し、AIを活用したデジタルインフラや国際金融インフラの導入・構築にも取り組んでいます。

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