古いシステムをAIで「見える化」!ROUTE06が「Acsim リバースエンジニアリングサービス」を開始
株式会社ROUTE06が提供するAI要件定義「Acsim(アクシム)」は、古くなり中身が分からなくなった既存のシステムを、新しい設計に合うように分かりやすい形へ作り変える新サービス「Acsim リバースエンジニアリングサービス」の提供を始めました。
このサービスは、設計書などが残っていない古いシステムに対し、これまでに1億行以上のプログラムコードを解析した実績を持つAIの技術を使って、システムの構造を自動的に明らかにし、分かりやすく整理するものです。これまで数ヶ月かかっていたシステムの解析と整理の作業を最短2週間に短縮し、設計書やセキュリティ診断の結果、改善案など、新しい設計に必要な情報一式を提供します。これにより、システムを新しく作り直すプロジェクト(モダナイゼーション)を素早く始められ、次の計画や設計の段階へスムーズに進むことができます。
このサービスは、単にプログラムコードを解析したり、失われた設計書を復元するだけでなく、システムを新しく作り直すための出発点となる設計情報を再構築することを目的としています。「何がどのように動いているか」だけでなく、「次に何をすべきか」までをはっきりと示します。

サービス開発の背景:なぜ今、このサービスが必要なのか
多くの企業が持っている古いシステムは、長い間の修正や運用で、中身が分からなくなってしまう「ブラックボックス化」が進んでいます。設計書が更新されずに実際のプログラムと異なっていたり、担当者が変わってシステムの内部構造を理解できる人がいなくなったりして、「何がどのように動いているか分からない」という状態が当たり前になっています。
このままでは、システムを修正したり新しくしたりする際に、どこまで影響が出るのかを正確に予測できず、どれくらいの費用や時間がかかるのかも計算が難しくなり、リスクが高まります。その結果、システムを新しくする作業の開始が数ヶ月も遅れたり、計画自体が中止になったりすることも少なくありません。これまで、このような解析は専門の会社に依頼するか、社内の技術者が手作業で行うしかなく、大変な時間とお金がかかっていました。
経済産業省が発表した「DXレポート」で示された「2025年の崖」という問題が示すように、古いシステムを新しくすることは、今も多くの企業にとって重要な経営課題です。ROUTE06が行った調査では、約9割の企業が古いシステムを持っており、約8割が業務の引き継ぎに困っている状況が分かりました。中でも一番の困りごとは「設計書や引き継ぎ資料が足りないこと」で、設計の情報が特定の担当者しか知らない状態になっていることが、プロジェクトの初期段階での現状把握を難しくし、移行の遅れや品質の低下といった深刻な問題を引き起こしています。
このような状況から、中身が分からなくなった既存のシステムの構造を短期間で明らかにし、新しい設計に使える情報として再活用できるようにする「Acsim リバースエンジニアリングサービス」が開発されました。
新サービスの主な特徴
「Acsim リバースエンジニアリングサービス」は、設計書や資料が失われた古いシステムに対し、AIがプログラムコードと業務の内容を解析・整理し、設計に必要な情報を短期間で作り直し、提供するサービスです。これまでに1億行以上のプログラムコードを解析した実績を持つAIの技術を活用し、API設計書、機能設計書、業務の流れ、セキュリティ診断レポート、改善提案書など、27種類以上の成果物を最短2週間で作り出します。成果物には、情報の信頼度や改善の優先順位、設計の考え方に関する説明も付け加えられ、現状を明らかにするだけでなく、次の行動や新しい設計を考える上での判断を助けます。
このサービスは、AI要件定義「Acsim」のプラットフォームとは別に提供されます。生成された成果物を「Acsim」と連携させることで、要件定義や設計の段階へそのままつなげることも可能です。古いシステムの見える化から要件定義、計画、設計まで、システムを新しくする作業を一貫して効率的に進める体制を築くことができます。
1. 最短2週間で「再設計できる形」へ
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1億行以上の解析実績を持つAI技術
これまで数ヶ月かかっていた解析作業を、1億行以上の解析実績と100種類以上の検証データを持つAI技術により、最短2週間に短縮します。業務の流れ、画面の一覧、機能の一覧を自動で作り出し、現在の業務(AsIs)の全体像を明らかにすることで、システムを新しくする作業の開始を早めます。 -
27種類以上の設計情報を自動生成
基本的な設計、画面と機能の対応、処理の仕組み、テストの項目、セキュリティ診断など、設計に必要な情報を幅広くカバーします。整理された資料として提供され、そのまま新しい設計や要件定義に活用できます。 -
主要な企業向けプログラム言語11種類以上に対応
Java、Python、C#、COBOL、PL/I、RPGなど、主要なシステムや古いシステムでよく使われる11種類以上の企業向けプログラム言語に対応しています。
2. 解析だけでなく、次の行動を助ける情報提供
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改善の優先順位を示し、刷新の方針をすぐに決められる
解析結果に基づいて、改善すべき項目と優先順位を明確に示します。単に構造を理解するだけでなく、「次に何をすべきか」が明らかになり、システムを新しくするプロジェクトの立ち上げを後押しします。 -
設計の考え方を言葉にする「機能設計意図書」を作成
「なぜその構造なのか」を説明する機能設計意図書を作成します。設計の背景や条件も含めて言葉で整理されるため、新しい設計や後任者の育成にも役立てることができます。
3. 品質とリスク管理も安心
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信頼度スコアで解析の品質を数字で確認
成果物ごとに、情報の網羅性や一貫性の観点から「信頼度レポート」を付けます。AIが作った情報の確認すべき点が明確になり、チェックにかかる時間を最小限に抑えられます。 -
セキュリティのリスクも同時に診断・報告
プログラムコードの解析と同時に、システムの弱点や情報漏えいのリスクも明らかにします。システムを新しくする初期段階でセキュリティの課題を把握することで、後の工程での手直しを防ぎます。

<セキュリティへの取り組み>
このサービスは、お客様のプログラムコードを扱うにあたり、秘密保持契約を結んだ上で提供されます。解析は、外部のクラウドに保存・蓄積することなく、お客様の環境に近い場所で行われます。お客様の機密情報が常にクラウド上に残り続けるような仕組みではなく、必要に応じてインターネットに接続しない環境での実行にも対応可能です。
「Acsim」とは
「Acsim(アクシム)」は、特定の人の知識に頼りがちな要件定義の作業において、AIが担当者の考えを助け、誰もが要件定義を行えるようにする生成AIプラットフォームです。現状の把握や課題の発見、改善の方針提示、本格的な試作品の作成、稟議の支援、設計書の自動作成まで、要件定義に必要な一連の作業をサポートします。作成された設計情報は、整理されたデータとして保存され、プログラムの実装やテストといった次の工程でも活用できます。これにより、開発全体の品質を高め、意思決定の正確さとスピードを大きく向上させます。

「Acsim」サービスサイト:
https://ai.acsim.app
株式会社ROUTE06について
ROUTE06は、人とAIが協力することで製品開発のやり方を見直すスタートアップ企業です。自然な言葉での会話と、直感的に操作できる画面を組み合わせた使いやすさを中心に、要件設計「Acsim」、AIエージェント構築「Giselle」、データベース設計「Liam」といったAIを使った開発プラットフォームを提供しています。設計・実装・運用の全ての工程に対応し、開発のスピードと品質を革新します。大手企業向けシステム開発の実績と、新しい製品開発の知識を活かし、大手システム会社からスタートアップまで、全ての製品を作る人々が自由にアイデアを形にできる未来を目指しています。
所在地 :〒100-0005 東京都千代田区丸の内1-6-5 丸の内北口ビルディング9F
設立 :2020年1月24日
代表者 :代表取締役 遠藤 崇史
事業内容:AIを使った開発プラットフォーム、AI導入・活用支援、システム開発・コンサルティング
URL:
https://route06.com/jp


