ROY株式会社、インドネシアで日本の建設を担う施工管理人材の育成を開始

ROY株式会社、インドネシア国立教育大学で施工管理人材育成コースを開始

ROY株式会社は2026年3月2日、インドネシア共和国バンドン市にあるインドネシア国立教育大学(UPI)で「ROY建築学科 日本語コース」を開始しました。

このコースは、インドネシア国立教育大学とSANGGA BUANA UNIVERSITYの土木工学専攻の学生約100名を対象としており、日本での就労を目指して、2級建築施工管理技士の資格取得を目標とした専門的な教育プログラムです。

日本語クラスの講義風景

建設業界における人材不足への対応

日本の建設業界では、現場で働く技能労働者や施工管理を行う技術者が高齢化しており、若い世代の働き手が減っていることが大きな課題となっています。国土交通省の統計でも、建設業で働く人の年齢構成に偏りがあることが示されており、将来的な人材不足が心配されています。

このような状況に対応するため、ROY株式会社は、海外の理工系分野を学ぶ学生を対象に、日本の資格制度と連携した教育プログラムを立ち上げました。

専門教育プログラムの詳細

今年度は、約100名の学生を対象に説明会と、自己紹介や基礎日本語(ひらがな・カタカナ)の教育が始まりました。オンラインと対面授業を組み合わせながら約2か月かけて選抜を行い、約30名を本コース生として選ぶ予定です。専門カリキュラムは2026年5月から本格的にスタートします。

ROY施工管理学科コースのファトロマン講師

自己紹介の内容の書き方について説明を受ける学生

年齢の書き方について説明を受ける学生

自己紹介シートを記入する学生

自己紹介に挑戦する学生

カリキュラムの内容

本プログラムでは、以下の内容を段階的に学びます。

  • 日本語能力試験N2レベルの日本語教育

  • 建設分野で使われる専門用語の教育

  • 2級建築施工管理技士第一次検定の対策

  • 第二次検定に必要な記述力や実務に関する理解を深める訓練

  • 報告書の作成やビジネスメールの書き方などの実務練習

さらに、インドネシア西ジャワ州カラワンにあるROY建築研修センターでは、実際の建設現場を使った実地研修が行われます。足場の組み方、内装工事、屋根の修理、塗装などをテーマに、工事の進み具合を管理する方法や安全管理、施工管理技士として必要な考え方を実践的に学びます。

カリキュラムについて説明するROY株式会社 マルディアン氏(技人国)

コースを修了した後は、ROY株式会社で1年間施工管理の実務経験を積み、2級建築施工管理技士の資格取得を目指します。

教育支援と地域貢献活動

ROY株式会社は、この取り組みと合わせて、両大学の発展を支援するため、また、台風や洪水で被害を受けた地域の植林活動を目的としたグリーンプログラムに寄付を行いました。インドネシアの若者の教育支援と自然環境の保護を両立することを目指しています。

寄付贈呈の様子(写真左:ROY株式会社 代表取締役社長 大石竜次)

今後の展望

ROY株式会社は、インドネシアに建築研修センターを設け、日本の建設技術と日本語教育を一体的に提供しています。今後は、ジャカルタ、バンドン、バリ島などへ活動範囲を広げる計画です。2029年までには、年間3,000名規模の卒業生を送り出すことを目標としています。また、特定技能制度の対象となる分野への展開も視野に入れています。

建築研修センターの詳しい情報や取り組みについては、外国人技能実習生特設サイト「accept」で確認できます。

ROYグループ会社

×