山九が建設現場のDX推進を加速、SORABITOの「GENBAx点検」を試験導入
山九株式会社は、SORABITO株式会社が開発・提供する建設現場の点検表ペーパーレス化サービス「GENBAx点検」を、同社のプラント工事部で試験的に導入したことを発表しました。

山九が進めるDX戦略
山九は、2030年までに300億円規模のDX投資を行う「2030年に向けたDX戦略」を掲げています。この戦略のもと、デジタル技術を活用して社会の課題や顧客のニーズの変化に対応できるサービスへの進化を目指しています。2025年には経済産業省の「DX認定事業者」の取得を目標とし、2030年までに全社員約8,000名を対象としたDX教育を実施するなど、組織全体のデジタルリテラシー向上に力を入れています。
機工事業本部では、BIM/CIMの活用や施工計画の高度化を進めています。例えば、3Dモデルを使って重機の配置や干渉チェックを行うツール(K-D2 PLANNERなど)を試験的に導入し、現場での手戻りを防ぎ、初期段階で課題を解決する「フロントローディング」を実現しています。また、AI-OCR(DX Suite)による手書き帳票のデータ化や、RPAによる業務の自動化を進めることで、建設現場や管理部門の生産性向上に貢献しています。
「GENBAx点検」導入の背景にある現場の課題
今回の「GENBAx点検」の導入は、プラント工事部による試験的な取り組みですが、その背景にはいくつかの現場での課題がありました。
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悪天候の際に、現場で点検表を紙に記入するのが難しい。
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点検表を回収する作業に手間がかかる。
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離れた場所からでも、点検の進み具合をリアルタイムで知りたい。
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点検表を紙ではなく、デジタルで管理したい。
これらの課題を解決するため、「GENBAx点検」の試験導入が決定されました。導入後はまず、設備の分電盤や社用車の点検表をペーパーレス化しています。今後は、安全記録や写真管理、安全書類関連など、さらに多くの点検業務をペーパーレス化し、DX推進を加速させる考えです。
「GENBAx点検」とは
「GENBAx点検」は、建設現場で使われるさまざまな点検表をデジタル化し、安全点検の管理業務を効率化するサービスです。建設機械の始業前点検、設備点検、足場点検、作業員の健康チェックなど、日々行われる点検業務をデジタルで管理できます。これにより、紙の点検表の回収や承認にかかる手間をなくし、点検結果をリアルタイムで管理・共有することで、安全管理の質を高め、業務の効率化を実現します。
「GENBAx点検」の主な特徴
- スマホで点検
建設機械や設備の点検、作業員の健康チェックなど、あらゆる点検がスマートフォンで可能になります。QRコードを読み取るだけでログインでき、協力会社の作業員もスムーズに利用できます。 - 結果はリアルタイム集計・共有
スマートフォンで入力された点検結果は、すぐにパソコンで確認できます。作業の完了状況がリアルタイムで集計され、日々の点検状況が分かりやすくなります。これにより、点検表の回収が不要になり、問題発生時のアラートも効率的に把握できます。 - パソコン・スマホで電子承認
電子承認機能により、パソコンやスマートフォンを使っていつでもどこでも承認作業を完了できます。多段階承認機能も備わっており、社内での点検表回覧の手間がなくなります。

SORABITO株式会社について
SORABITO株式会社は、「はたらく機械のエコシステムを共創する」というビジョンを掲げ、建設現場に必要な機械の調達や利用を支援するサービスを開発・提供しています。建設機械レンタル会社向けの「i-Rentalシリーズ」や、今回山九が導入した建設会社向けの「GENBAx点検」など、建設業界の課題解決に貢献しています。
山九株式会社について
山九株式会社は、1918年10月に創業した企業です。代表者は代表取締役社長CEOの中村 公大氏で、東京都中央区に本社を構えています。


