3Dスキャンアプリ「RITTAI SCAN」が3D GSに対応、作業現場の全体と細部をリアルに3D化
3Dスキャンアプリ「RITTAI SCAN」が3D GSに対応
XR/3D領域の開発を手掛ける株式会社Forgersは、iOS用3Dスキャンアプリ「RITTAI SCAN」において、3D Gaussian Splatting(3D GS)技術によるSplatスキャン(spz形式のデータ生成)への対応を開始しました。
これにより、これまでのMeshスキャンでは再現が難しかった配管、ガラス、鏡面仕上げの設備なども、写真のようにリアルな3Dデータとして作成することが可能になります。生成されたデータはそのまま「RITTAI MANUAL」に取り込み、現場のマニュアルや教育コンテンツとして活用できます。

Splatスキャンで作成されたデータのサンプルは、以下のWebサイトで確認できます。
デモ:spzデータをWebで閲覧できるサンプル
3D Gaussian Splatting(3D GS)とは
3D Gaussian Splatting(3D GS)は、現実世界を高速かつ高精細に3Dデータ化する技術として注目を集めています。この技術は、従来のフォトグラメトリやLiDARによるMeshスキャンが苦手としていた、金属光沢の強い素材や細い・薄い構造物の3D再現に強みを持っています。
RITTAI SCANでの撮影範囲はおよそ3m四方が目安で、局所的な撮影を得意としています。
3D GSの詳細については、以下の記事で解説されています。
3D Gaussian Splattingとは?概念・撮影方法・メリットデメリットを徹底解説!
従来手法との比較
SplatスキャンとMeshスキャンには、それぞれ異なる特徴があります。以下の表は、両者の主な違いをまとめたものです。

| Splatスキャン | Meshスキャン | |
|---|---|---|
| 撮影範囲 | ~3m四方(局所向け) | ~15m四方(空間向け) |
| 細部・鏡面仕上げの設備 | ◎ 欠損なく再現可能 | △ 欠損しやすい |
| 文字・ラベルの再現 | △ 近づくとぼやける | ◎ 鮮明に再現 |
| データ生成速度¹ | 1~3分 | 1~3分 |
| 寸法計測 | △ 近日対応予定 | ◎ 対応済み(誤差約1%) |
¹:3m四方の撮影の場合。端末上(オフライン)で処理されます。
この比較から、現場空間全体を把握するにはMeshスキャン、機器や設備の細部を高精度に3D化するにはSplatスキャンと、状況に応じて使い分けることで、現場のあらゆる情報をデジタルでカバーできることが分かります。
RITTAI SCANは、初期費用なしで月額8,000円~/ライセンス(税別)から利用可能です。
RITTAI MANUALと組み合わせて現場マニュアルへ
Splatスキャンで生成されたデータ(.spz)は、
RITTAI MANUAL
に直接取り込むことができます。3D空間上に写真、動画、PDFを埋め込んで注釈を追加できるため、現場の手順書や教育コンテンツとしてすぐに活用できます。
主な活用例は以下の通りです。
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製造現場の教育資料:ライン全体のレイアウトをMeshスキャンで把握し、作業員が操作する機器の細部をSplatスキャンで高精細に再現することで、新人教育の質と均一性を高めます。
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プラント現場の作業要領書:配管、計器類、バルブ類をSplatスキャンで欠損なく3D化し、作業精度向上と手戻り削減に貢献します。
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建設現場の作業報告書:施工状況を3Dで記録・共有し、写真や動画と組み合わせた報告書作成が可能になります。

.spzデータを活用した作業手順書のサンプルは、以下のWebサイトで確認できます。
デモ:.spzデータを活用した作業手順書をWebで閲覧できるサンプル
無料トライアルのご案内
RITTAI SCANおよびRITTAI MANUALは、無料トライアルが用意されています。Splatスキャンを実際に体験し、現場での活用方法について相談できます。まずは気軽にお問い合わせください。
会社概要
株式会社Forgersは、XR/3D領域の開発を行う企業です。EC・カタログ向けARサービス「RITTAI」、3D/デジタルマニュアル作成サービス「RITTAI MANUAL」、高速・高精度3Dスキャン「RITTAI SCAN」などを提供しています。また、VR/ARを中心とした企業向け新規事業コンサルティングや受託開発も手掛けています。
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会社名:株式会社Forgers
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所在地:東京都港区赤坂2丁目14-11 天翔オフィス赤坂202号室
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代表者:今泉 滉平


