早稲田大学、「早大スマートエスイーDXコース」を10月開講 – 生成AIエージェントでDX人材を育成
早稲田大学が新たなDXコースを開講
早稲田大学は、2026年10月より「早大スマートエスイーDXコース」を開講し、受講生の募集を開始します。
このコースは、文部科学省が推進する「産学連携リ・スキリング・エコシステム構築事業」に採択されたもので、生成AI(人工知能)と、それを活用するAIエージェントを教育内容だけでなく、学習方法や支援、評価にまで取り入れた、とても新しい取り組みです。企業でDX(デジタルトランスフォーメーション)を進めるリーダーを育てるプログラムとして高く評価されています。

スマートエスイー講座の主な特徴
このDXコースには、受講生が効率的に学び、スキルを身につけられるよう、3つの大きな特徴があります。
1. 生成AIエージェントによる学習支援
講義での質問に答えたり、グループでの活動を助けたり、自分で学ぶための教材を作ったりするツールとして、生成AIエージェントが導入されます。これにより、忙しい社会人でも短い時間で高い学習成果を得られるようサポートします。
2. デジタルスキルの証明
コースを修了すると、「オープンバッジ」というデジタル証明書が発行されます。これは、身につけたスキルや知識を会社の内外で客観的に証明できる国際的な仕組みです。

3. 修了後も続く循環型エコシステム
コースが終わった後も、受講生同士が交流できるコミュニティ(Slackなど)や、キャリア支援が提供されます。将来的には、コースの教育アドバイザーとして活躍する道も開かれるなど、長期的な成長を支える環境が整っています。
DXコースの概要と目指す人材像
DXコースでは、技術の進歩に合わせて生まれる新しい課題に対応し、企業や関係者全体の価値を高められる人材を育成します。講義では生成AIツールを使いながら、実践的な技術の活用方法を学びます。
このプログラムの締めくくりとして、大学の先生や企業で活躍する実務家教員が直接指導するゼミ形式で、実際の課題解決に取り組みます。データやデジタル技術を使った業務の改善や、新しいデジタルビジネスの計画作りなどを経験します。
目指すのは、デジタル技術全体とDXの本当の意味を理解し、新しいビジネスを生み出したり、仕事のやり方を変革したりするDXをリードできる人材です。
受講対象者
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経営企画: データやデジタル技術を活用し、将来の予測に基づいた計画やビジネスのデザイン、アジャイル(素早い開発)を進めたい方。
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営業/マーケティング: 顧客の理解を深め、データ分析力やデジタル活用力を高め、顧客視点でのビジネスデザインや市場への対応、業務効率化を目指す方。
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情報システム: 技術経験を活かし、デジタル活用力やアイデアを形にする力を強化し、価値あるデジタルビジネスをデザインし実現したい方。
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その他の事業部門: DX推進を体系的に理解し、自分の業務を自動化・変革し、その成果を組織全体に広げたい方。
より詳しい情報は、以下のウェブサイトで確認できます。
https://www.waseda.jp/inst/smartse/curriculum_dx/certificate
DXコースの募集概要
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 開催期間 | 2026年10月3日(土)~2027年3月13日(土) |
| 定員 | 30名 |
| 開催科目 | 12科目 |
| 受講方法 | オンライン(Zoom)が中心。一部は西早稲田キャンパスでの対面式とZoomを組み合わせたハイブリッド形式 |
| 受講要件 | 大学の入学資格があり、ビジネスの実務経験があること |
| 選考 | 提出書類と面接による選考(面接は必要と判断された方のみ) |
| 申込期間 | 2026年7月9日(木)~8月29日(土)[合格通知: 9月1日(火)] |
| 受講料 | 495,000円(税込) |
| 修了要件 | 必須科目24時間を含む、60時間以上の学習を修了すること |
| 履修証明書 | 早稲田大学の履修証明書が発行されます(履歴書に記載可能) |
| 教育訓練給付制度 | 「特定一般教育訓練」の指定対象講座です(受講料の最大50%が給付される可能性があります) |
詳細および申し込みは以下のウェブサイトをご覧ください。
https://www.waseda.jp/inst/smartse/curriculum_dx/guideline
DX技術交流フォーラム・募集説明会を開催
生成AIの普及により、企業でのDX推進と、それを担う高度なDX人材の育成が急がれています。このフォーラムでは、地方創生で成果を上げている「石川スクール」の事例や、コース修了生が実際に仕事を変革した成功例が紹介されます。
最新の知識や事例を交えながら、学習がどのように企業の利益につながるか、また、このプログラムが組織の課題解決や成果を出すことにどう役立つかについて説明があります。
このフォーラムの中で、次の「DXコース」の募集説明会も同時に開催されます。
開催概要
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日時: 2026年7月18日(土)15:00~17:30
- 終了後、同じ会場で参加者による交流会があります(自由参加)。
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開催形式: ハイブリッド開催(現地参加とオンライン参加)
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現地参加: 早稲田大学リサーチイノベーションセンター(121号館)地下1階 コマツ100周年記念ホール
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オンライン参加: Zoom
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参加費: 無料
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対象: 企業のDX推進担当者、人事・研修責任者、受講を検討しているビジネスパーソンなど
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申込締切: 2026年7月17日(金)15:00
詳細および参加申し込みは以下のURLから行えます。
https://www.waseda.jp/inst/smartse/news/7990
主なプログラム内容
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招待講演
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小川 昌人 氏(暁コネクト代表 / ITコーディネータ)
- 「AI時代の地方中小製造業DXで、本当に効くものとは」〜現場・経営・ITをつなぐ『翻訳者』に必要なスキルとマインド〜
- 修了生による実践事例紹介
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岡本 智宏 氏(日清紡マイクロデバイス株式会社)
- 「排せつデータを起点にした介護DX実践 -Smart SEで描いた構想を介護施設にてPoC検証」
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須田 峻介 氏(キヤノンイメージングシステムズ株式会社)
- 「スマートエスイーの学びを組織のAX推進力へ -生成AI活用とAI人材育成に広がる実務変革の実践」
- パネルディスカッション
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「修了生の実践に学ぶ『組織DX』の加速~個人の成長を企業の利益に変える、実務変革と投資対効果~」
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スマートエスイーについて
スマートエスイーは、早稲田大学を中心に、大学や企業の第一線で活躍する教育者や研究者、実務家が集まり、AI・IoT・ビッグデータ技術を使って、超スマート社会をリードする人材を育成するためのリカレント教育プログラムです。2018年にIoT/AIコース、2021年にDXコースを開講し、これまでに310人以上の修了生を輩出しています。

カリキュラムの特徴
このプログラムのカリキュラムは、経済産業省が定めた「DXリテラシー標準」と、イギリスの「SFIA Framework」という国際的な基準を参考に作られています。これにより、DXを実行するために必要なビジネス現場での応用力、そしてデジタル技術を体系的かつバランスよく学べるように工夫されています。
また、実践的な学習を重視しており、演習が豊富に用意されています。デジタルとビジネスを効果的につなげるために、アジャイル・ビジネス検証(PBL)や、ゼミ形式で議論を深めるDXゼミが必須科目となっています。さらに、理論に強い大学の先生と、実践に詳しい企業の専門家の両方を講師として迎え、幅広い学びの機会を提供しています。
資格と認定
DXコースの修了生には、早稲田大学の履修証明書に加えて、身につけたスキルをデジタルで証明する国際標準規格の「オープンバッジ」が授与されます。これは、学歴だけでなく学習歴が重視される現代において、知識やスキルを証明する有効なツールとなります。
このプログラムは、文部科学省の「職業実践力育成プログラム」(BP)にも認定されています。これは、社会人が学び直す機会を増やすため、大学などが社会のニーズに基づいて提供する実践的なプログラムを文部科学大臣が認定する制度です。これにより、社会人の学び直しが推進され、厚生労働省の教育訓練給付制度とも連携しています。
DXコース科目一覧
ビジネス領域
| 科目名 | 担当講師 |
|---|---|
| AIビジネスゴール・戦略デザイン(必修) | 野村 典文(早稲田大学ゴール指向デジタル戦略研究会、周南公立大学) 山本 修一郎(名古屋国際工科専門職大学)他 |
| SXビジネスモデル仮説検証 | 堤 孝志(早稲田大学/スタートアップ・ブレイン株式会社) |
| デジタル経営 | 山戸 昭三(早稲田大学グローバルソフトウェアエンジニアリング研究所) |
アプリケーション領域
| 科目名 | 担当講師 |
|---|---|
| AIセキュリティ・リスクマネジメント | 吉岡 信和(QAML株式会社) 井口 誠(Kii株式会社) |
| RPA | 増田 航太(株式会社SI&C) |
| ノーコード | 内藤 寛之(株式会社クレスコ) |
| 機械学習工学 | 鷲崎 弘宜(早稲田大学) 吉岡 信和(QAML株式会社) 内平 直志(北陸先端科学技術大学院大学) |
情報処理領域
| 科目名 | 担当講師 |
|---|---|
| データ科学・ビジネスインテリジェンス | 坂本 一憲(東京通信大学/早稲田大学/WillBooster株式会社) |
| AI基礎 | 奥野 拓也(NTTテクノクロス株式会社)、 増倉 孝一、岡崎 正一(モバイルコンピューティング推進コンソーシアム) |
| サステナビリティ・DXと生成AI | 奥田 聡(株式会社プライムスタイル・ 早稲田大学) 山本 修一郎(名古屋国際工科専門職大学)、鷲崎 弘宜(早稲田大学) |
総合実践領域
| 科目名 | 担当講師 |
|---|---|
| アジャイル・ビジネス検証(必修) | 土肥 拓生(株式会社Magic Moment) |
| DXゼミ(必修) | 鄭 顕志(東京科学大学)、その他、連携大学の教員、連携企業・団体の実務家 |
関連情報
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文部科学省 産学連携リ・スキリング・エコシステム構築事業
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スマートエスイー公式ウェブサイト
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経済産業省 DXリテラシー標準
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SFIA Framework


