大手企業・大学30チームが集結 NTTデータMSE主催「ローカル/エッジLLM ハッカソン」をVOLTMINDが技術支援

NTTデータMSE主催「ローカル/エッジLLM ハッカソン」をVOLTMINDが技術支援

2026年4月17日、株式会社VOLTMIND(以下、VOLTMIND)は、株式会社NTTデータMSE(以下、NTTデータMSE)が主催した「ローカル/エッジLLM 生成AIハッカソン 2026」において、企画・運営および技術支援パートナーとして協力したことを発表しました。このハッカソンは「フィジカルAIで、AIはもっと身近に。」をテーマに開催されました。

NTTデータMSE主催「ローカル/エッジLLM 生成AIハッカソン 2026」技術支援パートナーとして参画

ハッカソンの目的とVOLTMINDの役割

このプロジェクトは、クラウドに頼らずに現場で自律的に動く「フィジカルAI」の可能性を探るAI研究開発イベントです。学生や企業エンジニアが対象で、VOLTMINDはAI駆動開発の専門知識を使った技術的な指導や、「NVIDIA DGX Spark」という高性能なコンピューターを使った開発環境の提供を通じて、参加チームの製品開発を支えました。

「ローカル/エッジLLM」への期待

現在、多くの生成AIはクラウド上で動いていますが、工場や病院、個人情報が大切な場所では、インターネットにつながっていなくてもすぐに動く「ローカル/エッジLLM」という技術への期待が高まっています。
このハッカソンは、NTTデータMSEが長く培ってきた組み込み技術と、VOLTMINDの生成AIを実際に動かす力や強力なGPUインフラを組み合わせることで、「リアルの場で考え、実際に動くAI(フィジカルAI)」の新しい使い方を見つけることを目指しました。現場の限られた条件の中でも役立つ解決策を探し、AIをより身近なものに進化させる挑戦です。

ハッカソンの活動実績

このハッカソンには、国内の大手自動車メーカー、外資系コンサルティング会社、住設メーカーといった企業や、国内の難しい国立大学、AI専門の研究機関など、合計30チーム54名のエンジニアが参加しました。
VOLTMINDは、技術支援パートナーとして、各チームへの技術的な指導を行い、AI駆動開発の視点から、エラーを解決したり、開発のスピードを上げたりする手助けをしました。また、「NVIDIA DGX Spark」などの計算資源を提供し、参加者が開発に集中できる環境を整えました。

Local / Edge LLM HACKATHON 2026の成果発表会スライド

成果発表会では、工場の点検を自動化するシステム、生活を支援するAI、エンターテインメント分野など、現場の課題に直接役立つ実用的なアイデアが数多く発表されました。審査では、VOLTMINDのCOOである山本直弥氏が、「現場価値」「技術実装」「デモ体験」「発展性」の4つの項目に基づいて、技術面とビジネス面の両方からアドバイスを行いました。これにより、単なるアイデアで終わらず、実際に社会で使えるものを作ることを意識したハッカソン運営が実現しました。

イベント会場で男性がマイクを持って講演

関係者からのメッセージ

NTTデータMSEからは、「通信が途切れたり、反応が遅かったり、セキュリティの問題がある現場特有の課題を解決する『フィジカルAI』の可能性を探るため、社内外のエンジニアや学生に広く参加してもらいハッカソンを開催しました。VOLTMINDには、企画段階から運営、技術指導、審査まで、大変な支援をいただきました。特に『NVIDIA DGX Spark』の環境を整え、安定して参加チームに提供できたことは、NTTデータMSEだけでは難しく、大変ありがたく感じています。その結果、ただアイデアを出すだけでなく、実際に機械を動かし、現場の制約をどう乗り越えるかという視点に立った、新しいデモンストレーションがたくさん生まれました。今回の取り組みは、ローカルLLMやエッジコンピューティングを使った解決策を広めるための重要な一歩であり、今後も一緒に活動を続けたいと考えています。」というコメントがありました。

VOLTMIND COOの山本直弥氏からは、「今回の取り組みで最も大切にしたのは、技術者がお金や資源を気にせず、思い切り実験できる場所を作ることでした。第一線で活躍するエンジニアが最新技術を心ゆくまで使いこなし、そこから常識を変えるような製品が生まれる。その純粋な情熱こそが未来を作る原動力になると信じています。VOLTMINDはこれからも、このような熱い挑戦の場所を作り続けていきます。」というメッセージが寄せられました。

今後の展望

VOLTMINDは、今回のハッカソン運営や、専門チームによる技術支援を基盤として、AIシステムの開発、AIサーバーの構築、AI人材の育成を一貫して提供する強みを活かし、AIを会社全体の文化として定着させるための支援を強化していく方針です。
実践的な技術研修を通じて、AIを使いこなして自ら課題を解決できる人材を育て、日本の創造性を加速させるAIカンパニーとして、テクノロジーを「社会の面白い未来」へとつなげていくことを目指しています。

VOLTMINDについて

VOLTMINDは、「熱狂の渦から創造性を加速させ、最もクリエイティブで最も愛されるAIカンパニーとなる」という目標を掲げ、AIとSIer(システムインテグレーター)の分野で、古いシステムの改善に取り組むスタートアップ企業です。
AIを使った開発方法により、これまでの基幹システム開発にかかる時間を大幅に短縮し、短い期間でのシステム構築を実現しています。また、「現場徹底主義」という考えのもと、FDE(Forward Deployed Engineer)体制をとり、エンジニアが直接現場に入り込み、システムが導入された後に業務とずれないように設計・実装を行っています。
こうした開発力を支えているのが、自社の研究開発部門です。自社で持つGPUサーバーを使い、最新のAI技術の研究や検証を日常的に行っています。これにより、最先端の技術を素早く開発現場に活かせる体制を整えています。「自ら技術を生み出し、自ら現場に届ける」という一貫した開発力があるからこそ、上場企業の基幹システム刷新のような大きなプロジェクトも任されていると説明されています。
さらに、ハッカソンや技術コミュニティの運営を通じて、才能ある人材を見つけ、育てることにも積極的に取り組んでおり、技術力の向上を続けながら、企業のDX推進に貢献しています。

各社概要

株式会社NTTデータMSE

  • 所在地:神奈川県横浜市港北区新横浜3丁目1番地9 アリーナタワー

  • 設立:1979年7月

  • 代表者:代表取締役社長 藤原 遠

  • 事業内容:IoTサービス事業、プロダクトサービス事業、オートモーティブビジネス事業

  • URL:<https://www.nttd-mse.com/>

株式会社VOLTMIND

  • 所在地:大阪府大阪市中央区安土町3丁目5番13号 WeWork 本町ガーデンシティテラス 12F

  • 設立:2024年2月

  • 代表者:代表取締役 北森 聖士

  • 事業内容:AIシステム開発事業/AIサーバー事業/生成AIエンジニアコミュニティ支援/マーケティング支援事業

  • URL:<https://voltmind.jp/>

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