ジール、清水建設の大規模データを高速処理する高度なデータ活用基盤構築を支援

株式会社ジールは、清水建設株式会社の大規模データを高速で処理できる、高度なクラウドデータ基盤の構築を支援しました。このプロジェクトでは、SnowflakeとTROCCOを活用し、仮想統合と物理統合を組み合わせたハイブリッドなデータ活用環境が実現しました。

ジールが清水建設のデータ活用基盤構築を支援

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清水建設における導入事例詳細

データ活用を加速する背景と課題

清水建設は、2030年に「スマートイノベーションカンパニー」となることを目指し、「ものづくりをデジタルで」「デジタルな空間・サービスを提供」「事業の深化と創出を支えるデジタル」という3つの柱を持つ中期DX戦略を進めています。その中で、「データドリブン経営」の推進は重要な取り組みの一つです。

2022年には、ジールの支援によりデータ仮想化ソリューションを導入し、社員が自分でデータを取得し、分析ツールで活用できる環境を整えました。しかし、データ活用が進むにつれて、大容量データの迅速な処理や、外部クラウドサービスとの連携など、既存のシステムだけでは対応しきれない課題が出てきました。特に、数千万件ものデータを扱う場合、より速く安定した処理が求められる場面が増えていたといいます。

また、今後はAmazon Web Services(AWS)へのクラウド移行も検討されており、クラウド上のシステムから社内の主要データへアクセスする際に、既存のデータ仮想化基盤ではネットワーク接続が難しい場合がありました。そのため、クラウド上にDWH(データウェアハウス)を置くことが望ましいと考えられていました。

クラウドネイティブなデータ活用基盤の構築

これらの課題を解決するため、清水建設は既存のデータ仮想化基盤と並行して、クラウド型DWHの導入を決めました。

ジールは、清水建設でのデータ仮想化基盤構築の実績に加え、将来を見据えた提案力と手厚いサポート体制が評価され、今回の伴走支援パートナーに選ばれました。

クラウド型DWHには、大規模な構造化データの処理に強く、SQLで扱いやすい点が評価された「Snowflake」が採用されました。さらに、Snowflakeとさまざまなデータソースをつなぐツールとして、国産クラウドETLサービス「TROCCO」が導入されました。TROCCOは、直感的に操作できる画面で社内での利用を広げやすいことや、大容量データの処理性能が優れていることが決め手となりました。また、オンプレミス環境やプライベートネットワーク環境とも連携できる新機能「Self-Hosted Runner」も導入されました。

導入効果と今後の展望

SnowflakeとTROCCOの導入後、清水建設のデータ基盤は、従来のオンプレミス環境とクラウドが融合した、高度なハイブリッド環境へと進化しました。

このデータ基盤の強化により、建設現場での新たなデータ活用が広がっています。例えば、建設現場の人々の動きに関するデータなど、これまでのデータ仮想化基盤では処理が難しかった大容量データも、Snowflakeの導入によって高い性能で詳しく分析できるようになりました。これにより、データを細かく分けたり絞り込んだりする手間が減り、元のデータをそのまま活用できるようになったといいます。さらに、社内でのデータ活用への関心が高まり、データの民主化が着実に進んでいるとのことです。

清水建設は今後、データ活用の範囲をバックオフィスから建設現場のさらに深い部分へと広げ、データの見える化だけでなく、意思決定を助ける分析やAI(人工知能)の活用も視野に入れ、「AI-Ready」なデータ整備を進めていく考えです。また、公共データと自社の施工実績を組み合わせることで、より高度な営業戦略を立てることも進めていく意向です。

ジールは引き続き、清水建設のデータ活用への取り組みを支援していくとしています。

株式会社ジールについて

株式会社ジールは、デジタルトランスフォーメーション(DX)の計画作りからデータ基盤の構築、AIを活用した高度なデータ利用支援、そして社内でのデータ活用能力を高めるためのサポートまで、プロジェクトのあらゆる段階でサービスを提供しています。最先端の技術と専門知識を活かし、企業のDX推進とデータドリブン経営を支援しています。自社製品として、クラウド型データ分析基盤「ZEUSCloud」やDX人材育成支援「ZEAL DX-Learning Room」、オープンデータ活用サービス「CO-ODE」、AI系SaaS「STORYAI」なども展開しています。東証プライム市場に上場する株式会社アバントグループの100%子会社です。

  • 社 名:株式会社ジール

  • 設 立:2012 年 7 月

  • 代表者:代表取締役社長 沼田 善之

  • URL:https://www.zdh.co.jp/

  • 主要業務:ビジネスソリューションパッケージの開発・ライセンス販売・コンサルティングサービス・サポートサービス など

  • 本社所在地:東京都品川区西五反田8丁目4-13 五反田JPビルディング11階

アバントグループについて

株式会社アバントグループは、財務情報や非財務情報など、様々な情報に基づいて企業が適切な経営判断を行い、経営改革を進めるためのソフトウェア開発・販売・保守、およびソフトウェアを基盤としたコンサルティング・BPOサービスを提供し、「経営のDX」に貢献しています。

主要なグループ事業子会社(いずれも100%所有)は以下の通りです。

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