企業向けAIを社内で安全に構築・運用できる新基盤が登場、クラウド不要で業務自動化へ
企業向けAIを社内で安全に構築・運用できる新基盤が登場、クラウド不要で業務自動化へ
台湾のAIインフラストラクチャー企業であるSpingence Technologyと日本のDigital Base Co., Ltd.は、共同開発した「Internal Data-Connected AI Platform」を「NexTech Week 2026【春】第10回AI・人工知能EXPO」で発表しました。この新しいプラットフォームは、企業が自社の環境内で安全かつ簡単にAIシステムを構築し、運用できるようにすることを目指しています。

社内AI導入の課題を解決
現在、多くの企業で生成AIの導入が進められていますが、セキュリティに関する厳しい基準や、専門的なインフラを運用する知識が足りないといった理由から、社内の大切なデータを業務にうまく組み込むことが難しいという課題があります。
「Internal Data-Connected AI Platform」は、企業が外部のクラウドサービスに頼ることなく、自社の環境内でAIシステムを安全に作り、動かせるようにすることで、これらの課題を解決します。
プラットフォームの主な特長
このプラットフォームは、企業がより実用的にAIを導入できるように、以下の特長を備えています。
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社内データとの連携: 社内のデータベース、ファイルサーバー、業務システム、APIといった様々なデータ源をAIに接続できます。
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RAG環境の構築支援: 社内の文書を活用し、より正確な情報に基づいたAIの応答を可能にするRAG(Retrieval Augmented Generation)環境の構築をサポートします。
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AIエージェントとワークフロー自動化: ビジネスの進め方に合わせてAIエージェントを開発し、業務を自動化する仕組みを作れます。
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複数のAIモデル管理: クラウドAIやオープンソースのAIモデルなど、複数のAIモデルを一元的に管理し、必要に応じて切り替えられます。
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柔軟なシステム構成: GPUサーバーからデスクトップ環境まで、利用目的に合わせてシステムの構成を柔軟に変更できます。
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企業向けの運用管理: アクセスを制限したり、利用状況の記録を管理したりするなど、企業での利用に必要な運用管理機能が充実しています。
これらの機能は、それぞれが別々のツールとして提供されるのではなく、一つの統合された社内AI環境として提供されます。これにより、企業は文書の検索、問い合わせへの対応、データの収集、レポート作成、さらには業務の自動化といった様々な場面でAIを活用できるようになります。
今後の展望
このプラットフォームは今後、製造業、建設会社、医療機関、地方自治体など、社内のデータや機密情報を扱う幅広い組織に提供される予定です。企業は「Internal Data-Connected AI Platform」を活用することで、デジタルトランスフォーメーションを加速させ、業務効率の向上と新しい価値創造を目指せるでしょう。


