セリタ建設がクラウドPBX導入で約200万円削減、建設DXと環境負荷低減を両立

セリタ建設、クラウドPBX導入で初期コスト約200万円を削減

建設DX(デジタルトランスフォーメーション)を進める株式会社セリタ建設(本社:佐賀県武雄市)は、社内インフラのデジタル化を進め、通信コストの削減と業務の効率化を同時に実現しました。

同社はクラウドPBXを導入することで、従来の電話設備にかかる初期費用約200万円を削減。さらに、電子請求書システムへの切り替えにより、デジタル化率98%(2025年12月時点)を達成し、環境への負担を減らす取り組みも行っています。これにより、大きな設備投資を抑えながら、地球環境に優しい業務の仕組みを作り上げました。

クラウドPBX導入で初期コスト約200万円削減

初期投資を抑えた「身軽なDX」で業務効率アップ

建設現場や移動が多い業務では、従来の固定電話では「事務所にいないと電話に出られない」という不便さがありました。これが、お客様への素早い対応を妨げる原因となっていました。

セリタ建設はこの問題に対し、物理的な電話設備(PBX)が不要で、スマートフォンで会社の代表電話番号を使えるクラウドPBX「VoiceX」を採用しました。この導入により、約200万円と見込まれていた初期コストを削減し、スピーディーかつリスクの少ない形でデジタル化を進めることができました。

現場や移動中、外出先でも会社の電話にすぐ対応できる体制が整い、お客様への対応スピードが大きく向上しています。また、この取り組みで生まれた資金は、現場の安全性を高めるICT施工など、さらなるDX推進のために使われる予定です。

デジタル化率98%達成で環境負荷を低減

セリタ建設は、電子請求書システム「Digital Billder」を導入し、請求業務のペーパーレス化を進めています。この取り組みは業務を効率化するだけでなく、環境への負担を減らす効果も数値で示しています。

郵送物1通あたりのCO₂排出量を、輸送距離や重さ、仕分け施設の電力などを考慮したLCA(ライフサイクルアセスメント)の考え方で約20g-CO₂(0.02kg)と設定し、どれだけ排出量を減らせたかを計算しました。

CO₂排出削減実績(2025年12月)

対象月 デジタル件数 紙請求件数 デジタル化率 削減貢献量
2025年12月 95件 2件 98.04% 1,900g-CO₂

この結果、全てを紙で運用し郵送した場合と比べて、合計で約1.9kgのCO₂排出を減らすことに成功しました。ペーパーレス化は、SDGs2030の目標達成に向けた大切な一歩であり、小さな規模でも確実な削減効果を積み重ねています。

この取り組みによる削減効果を、もっと分かりやすい例で見てみましょう。年間12,000通の郵送物がある企業が同じようにDXを進めれば、杉の木約17本が1年間に吸収するCO₂量(約240kg)を削減できる計算になります。セリタ建設は、自社の効率化だけでなく、持続可能な社会の実現に向けた良い例となることを目指しています。

今後の展望:削減した投資を「現場のDX」へ

セリタ建設は、今回の通信インフラの刷新によって節約できた初期投資額を、現場の安全性を高めるAI技術やi-Construction(ICT施工)といった、より進んだ建設DXへの投資に充てる予定です。導入コストを最適化し、デジタル化による環境負荷の低減を続けることで、「攻めのIT投資」を加速させ、地域に根ざした建設会社として持続的に成長し、地域社会や地球環境への貢献を両立させていく方針です。

株式会社セリタ建設 会社概要

  • 社名: 株式会社セリタ建設

  • 代表取締役: 芹田 章博

  • 本社: 佐賀県武雄市朝日町大字中野10153-4

  • 創業: 1969年11月

  • 事業内容: 総合土木工事業、地盤改良工事(マッドミキサー工法)

  • URL: https://www.serita.jp/

株式会社セリタ建設ロゴ

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