坂田電機の計測クラウド「DABROS」がBIM/CIMクラウド「KOLC+」とAPI連携を開始

坂田電機株式会社(以下、坂田電機)が提供する計測クラウド「DABROS」と、株式会社コルク(以下、コルク)が提供するBIM/CIMクラウド「KOLC+」のAPI連携が始まりました。

DABROSとKOLC+の連携

この連携により、計測機器で取得したデータを「KOLC+」のデジタルツイン上に3Dグラフとして表示できるようになります。この技術はすでに清水建設株式会社が担当する「相鉄線地下化工事」で導入され、山留計測や軌道変位の3次元可視化に貢献しています。

連携が始まった経緯

今回の連携は、清水建設が施工する「相模鉄道本線 鶴ヶ峰駅付近連続立体交差工事 第1工区」で坂田電機の計測機器と「KOLC+」が使われていたことがきっかけです。清水建設の工事長の仲介により、2024年9月から協議が進められました。

2025年に「KOLC+」の3Dグラフ機能が外部クラウドの計測データを自動で取り込めるようになったため、「DABROS」もAPI連携を素早く実現し、今回の連携に至りました。

API連携の仕組み

坂田電機の「DABROS」は、建設現場や防災現場で測られたデータをインターネットを通じてリアルタイムで確認・管理できるシステムです。ダム、トンネル、地すべり観測、山留め工事といった場所で使われており、現場に行かなくても状況を把握できるのが特徴です。

今回、「DABROS」に実装されたAPIを使うことで、蓄積された計測データを「KOLC+」のデジタルツイン上にリアルタイムで送り、目で見てわかるように表示できるようになりました。センサーがどこに、どの方向で設置されているか、また危険な値になったときに色を変えるといった設定は、「KOLC+」の3Dグラフ機能で細かく調整でき、現場の状況に合わせて柔軟に情報を表示できます。

システム構成図

導入事例:相模鉄道本線 鶴ヶ峰駅付近連続立体交差工事 第1工区

清水建設が担当する「相模鉄道本線 鶴ヶ峰駅付近連続立体交差工事 第1工区」では、坂田電機の山留計測、軌道変位計測、軸力計、水盛式沈下計、傾斜計などが導入されています。これらのデータは「KOLC+」のデジタルツイン上でリアルタイムに可視化されています。

山留計測

山留計測の事例

軌道変位計測

軌道変位計測の事例

水盛式沈下計/傾斜計

水盛式沈下計/傾斜計の事例

工事長の佐竹 省胤氏は、このシステムについて次のように述べています。

「このシステムによって、軌道の変位や山留め壁の変形、近くの構造物の動きなど、様々な計測データをデジタルツイン環境にまとめられました。以前は、これらのデータは別々のシステムで管理されており、お互いの関係を把握するのが難しいという課題がありました。今回、計測値を3次元モデル上に矢印で表示することで、単なる数字の羅列ではなく、空間の中で『どのように変化しているか』を直感的に見ることができます。データが一つに集約されたことで、『大雨の時の山留めの動きと軌道の変位の関係』といった複雑な分析も簡単になり、何か異常があったときに、関係者が素早く判断を下すのにとても役立っています。」

工事長のコメント

各システムの紹介

DABROS(ダブロス)について

「DABROS」は、建設現場や防災現場などで計測されたデータを、インターネットを通じてリアルタイムで確認・管理できるWebデータ閲覧システムです。ダム、トンネル、地すべり観測、山留め、変状工事などの土木・建築現場で主に利用されており、現場に行かなくても事務所や外出先から状況を把握できるのが大きな特徴です。

DABROS サービスサイト
DABROS(ダブロス)

KOLC+(コルクプラス)について

「KOLC+」は、BIM/CIMモデルや点群データをクラウド上で統合し、共有・活用できる「BIM/CIMクラウド」です。国土交通省などの情報共有システム(ASP)としても利用されており、500社以上の企業が利用しています。また、国土交通省の「建築GX・DX推進事業」の補助対象ソフトウェアにも認定されています。

KOLC+ サービスサイト
KOLC+ 機能一覧

坂田電機株式会社の会社概要

  • 所在地:東京都西東京市柳沢2-17-20

  • 代表者:代表取締役 坂田 進

  • 事業内容:土木、建築、公害関係の各種計測機器、試験機の開発、試作、設計、製造、販売、および上記製品の設置工事、建設コンサルタント業務

  • 会社HP

株式会社コルクの会社概要

  • 所在地:東京都豊島区西池袋1-11-1 メトロポリタンプラザビル14階

  • 代表者:代表取締役 堤 正雄

  • 事業内容:建設業向けBIM/CIM共有クラウド「KOLC+」の企画、開発、運営

  • 会社HP

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