テラドローン、点群編集から図面作成まで完結する「Terra 3D CAD」を提供開始
テラドローン、「Terra 3D CAD」の提供を開始
Terra Drone株式会社は、2026年2月18日より、自社開発の3次元編集ソフトウェア「Terra 3D CAD」の提供を開始しました。本製品は、3次元点群データの編集から2次元図面の作成までを一貫して行うことができるソフトウェアです。
自社製品である3次元計測器「Terra Lidarシリーズ」および「Terra SLAM RTK」と組み合わせることで、計測から成果物作成まで一貫したトータルソリューションが提供されます。

開発の背景と目的
従来の3次元編集ソフトウェアは、多機能化により価格が高騰し、中小規模の測量設計会社や建設会社にとって導入が難しいという課題がありました。「Terra 3D CAD」の提供により、3次元編集ソフトウェアの導入障壁を下げ、業界全体での3次元計測器およびソフトウェアの普及を目指しています。
「Terra 3D CAD」は、レーザスキャナやGNSSなどで取得した計測データの点群処理から図面作成までを一括で対応します。地形や構造物を立体的に再現しながら、この一つのソフトウェアで成果物作成まで完結できる環境を提供。国土交通省が推進するBIM/CIMおよびi-Constructionにも対応しています。
「Terra 3D CAD」の主な特徴
1. 市場相場の約1/2の低価格設定
開発・保守コストの最適化により、従来の市場相場と比較しておよそ半分のコストでの提供を実現しました。「3次元測量を始めたいが初期投資を抑えたい」新規ユーザーや、「現場ごとにライセンスを増やしたい」既存ユーザーのニーズに応え、業界全体での3次元測量の活用を促進します。
2. 自動フィルタリング機能で作業時間を大幅短縮
点群データを自動で分類する機能を搭載しています。人工物、植生、水面などを自動的にフィルタリングし、必要な点群データ(地表面など)のみを抽出できます。これにより、従来手作業で行われていた不要な点群の除去作業が効率化されます。また、点群への陰影付与機能により、カラー情報(RGB)がないデータでも地形の凹凸を直感的に把握でき、図化作業の視認性が向上します。
3. 計測から成果物作成までシームレスに連携
点群のトレース(図化)、等高線の自動作成、縦横断図の生成など、測量設計業務に必要な機能が網羅されています。データのインポートから最終的な成果物作成までスムーズに実行でき、複数のソフトウェアを跨ぐ手間と時間が削減されます。
活用対象
「Terra 3D CAD」は、以下の企業や個人に活用されることが想定されます。
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新規ユーザー:3D CADをまだ導入していない測量会社、土地家屋調査士、建設会社など
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既存ユーザー:すでに他社製3D CADを利用中だが、コストを抑えて2ライセンス目以降の追加を検討している企業
今後の展望
今回の「Terra 3D CAD」のリリースにより、テラドローンは「飛行計画・計測・データ解析・成果物作成」というドローン測量における全工程を自社ソリューションで一貫して提供できる体制を整えました。今後もテラドローンは、現場のニーズに即した高度なドローンソリューションの提供を通じて、測量・建設業界のDX(デジタルトランスフォーメーション)を牽引していく方針です。
Terra Drone株式会社について
テラドローンは、「Unlock “X” Dimensions(異なる次元を融合し、豊かな未来を創造する)」というミッションを掲げ、ドローンの開発およびソリューションを提供しています。また、安全かつ効率的なドローンの運航を支援するための運航管理システム(UTM)の開発・提供や、国外を対象にした空飛ぶクルマ向け運航管理システムの開発にも注力し、幅広い産業に貢献しています。
テラドローンは、測量、点検、農業、運航管理の分野で累計3000件以上の実績を誇ります。また、同社グループを通じて提供されるUTMは、世界10カ国での導入実績があります。こうした成果により、Drone Industry Insightsが発表する『ドローンサービス企業 世界ランキング』で、産業用ドローンサービス企業として2019年以降連続でトップ2にランクインし、2024年には世界1位を獲得しました。さらに、経済産業省主催「日本スタートアップ大賞2025」では、国土交通分野の社会課題に向けた取り組みが高く評価され、「国土交通大臣賞」を受賞しました。
テラドローンは、ドローンや空飛ぶクルマの普及を見据え、“低空域経済圏のグローバルプラットフォーマー”として社会課題の解決を目指しています。


