測量作業を直感的に。トプコンが“杭ナビ”シリーズ上位モデル『LN-1000i』を発売

株式会社トプコンは、測量作業を効率化する「杭ナビ」シリーズの最新モデルとして、上位機種となる『LN-1000i』を2026年2月に発売します。この新しいモデルは、カメラ、グリーンレーザーポインター、ノンプリズム測距機能など、新たな技術を搭載しています。

『LN-1000i』は、直感的な操作と作業範囲の拡大により、建築現場から土木現場まで、さまざまな現場での生産性を高めることを目指しています。

LN-1000i製品画像

誰でも簡単に、1人で素早く

「杭ナビ」シリーズは、2014年の初代モデル発売以降、杭打ちや墨出しといった測量作業を効率化し、多くの建設現場で活用されてきました。

新モデル『LN-1000i』は、「誰でも簡単に1人で素早く」というコンセプトをさらに進化させています。カメラやグリーンレーザーポインター、ノンプリズム測定といった新機能の搭載により、視準(目標に狙いを定めること)操作がより直感的になりました。また、測定できる範囲が仰角プラス90度まで大きく広がり、高い場所や天井近くでの墨出し作業にも柔軟に対応できるようになります。

本製品は、「杭ナビ」シリーズの上位機種として、幅広い現場でこれまで以上に作業の生産性と施工の品質向上に貢献することが期待されます。

LN-1000i現場使用イメージ

主な特長

カメラ搭載で効率アップ

手元のスマートフォンでカメラの映像を確認しながら、目的の位置へ移動できます。これにより、従来のガイドライトを使った誘導よりも効率的に作業を進められます。もしプリズム(光を反射する目標物)を見失ってしまっても、スマートフォンの画面をタップすると『LN-1000i』が自動でその場所へ向く「Touch Drive」機能により、素早く再び狙いを定められます。

カメラの映像にはプリズムを捉えられる範囲が縦の帯状に表示されるため、再視準作業をより簡単かつ確実に行えます。さらに、パノラマ映像を活用した位置指定も可能になり、現場での再視準作業が大幅に効率化されます。

ノンプリズム測定機能

構造物の際(きわ)や屋内の隅など、プリズムを設置しにくい場所でも正確な位置出しができます。この機能により、境界付近での丁張(ちょうばり:工事の基準となる仮設物)の設置など、従来では難しかった施工をより簡単かつ効率的に行えるようになります。

視認性の高いグリーンレーザーポインター

屋内外を問わず、見やすいグリーンレーザーポインターを搭載しています。夕暮れ時や屋内などの暗い場所でも、狙いを定めているポイントをはっきりと確認でき、作業効率の向上につながります。

測定範囲の拡大

仰角プラス90度までの計測に対応し、従来機種に比べて上方向の測定範囲が広がりました。これにより、高所や天井付近での墨出し作業など、建築現場での使い勝手がさらに向上します。

高さ方向補正機能

ノンプリズム測定で位置出しをする際、地面や構造物の凹凸により、設計通りの位置を測れない場合があります。この機能は、数回の再測距を行いながら、設計値と測定値のずれを補正し、設計通りの正確な位置出しを実現します。これにより、施工ミスを防ぐことに貢献します。

この機能は、スマートフォン用コントロールソフトウェア「杭打ちアプリケーション『TopLayout』」および「位置出し誘導アプリ『楽墨』」の新機能として搭載され、高精度で効率的な位置出し作業をサポートします。

点検・調整機能

いつでも安心して使用できるよう、お客様自身で機械本体の精度確認や調整が可能です。

関連ソフトウェアの対応

『LN-1000i』の発売に合わせて、スマートフォン用コントロールソフトウェア「杭打ちアプリケーション『TopLayout』」と「位置出し誘導アプリ『楽墨』」も新機能に対応します。

発売時期と価格

『LN-1000i』は2026年2月に発売されます。国内標準価格は以下の通りです。

  • Layout Navigator 『LN-1000i』: 3,630,000円(消費税込み)

  • 杭打ちアプリケーション『TopLayout』: 無料

  • 位置出し誘導アプリ『楽墨』: 10,000円(税込)/年

株式会社トプコンは、今後も建設現場のニーズに応え、土木・建築施工のオールラウンダーとして進化を続けていく方針です。ICTを活用した働き方改革や生産性向上を通じて、建設・建築現場のDX(デジタルトランスフォーメーション)推進に貢献していくことが期待されます。

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