三菱地所ホーム、クラウド型建設プロジェクト管理サービス「ANDPAD」を全社導入

三菱地所ホーム株式会社は、クラウド型建設プロジェクト管理サービス「ANDPAD」を全社に導入し、運用を開始しました。この取り組みにより、特に新築注文住宅事業では1棟あたり70時間の業務時間削減を実現しており、さらなる効率化と品質向上を目指します。

ANDPADと三菱地所ホームのロゴ

ANDPAD全社導入の背景と目的

建設業界では、働く人の高齢化や人手不足、生産性の低さといった課題が続いています。さらに、2025年4月からの「4号特例縮小」や「省エネ基準適合義務化」、2026年4月からのBIM図面審査の開始など、業務はより高度で複雑になっています。このような状況で、業務を効率化し、生産性を上げることが強く求められています。

三菱地所ホームは、1984年の設立以来、戸建住宅の設計・施工を中心に事業を展開してきました。同社は、2016年度にリフォーム事業でANDPADを導入し、紙中心だった施工管理のデジタル化を進めてきました。その後、アフターメンテナンス事業や新築注文住宅事業にもANDPADの活用を広げ、基幹システムとの連携やデータ分析なども行い、効率的で質の高い家づくりを進めています。

今回、分譲用戸建住宅の建設事業にもANDPADを導入することで、すべての事業でANDPADを活用した業務改善に取り組むことになりました。

各事業での取り組みと成果

2016年の導入以降、ANDPADは各事業で以下のように活用され、具体的な成果を上げています。

リフォーム事業

リフォーム業界の中でも高価格帯の商品・サービスを提供しているため、仕様変更が多く、業務が複雑になりがちでした。また、現場訪問が多いにもかかわらず、施工管理業務は紙中心のアナログな体制でした。

ANDPADを導入してからは、日々の業務報告に加え、入退場情報や物件情報もANDPADで管理するようになりました。これにより、現場情報の共有がスムーズになり、お客様や社内からの問い合わせにも素早く対応できるようになりました。急な仕様変更やリフォーム特有の複雑な業務にも迅速かつ確実に対応できるようになり、時間の有効活用による生産性向上が見られました。

アフターメンテナンス事業

以前は、協力施工店のスケジュール登録や閲覧が専用ソフトでしか行えず、外出先での確認や登録ができませんでした。また、情報共有も電話やFAXに頼っていたため、非効率でした。危険予知活動(KY活動)も現場に応じたリスク評価が難しく、定期点検の指摘事項に関する情報共有に時間がかかっていました。

ANDPADを活用してスケジュール管理、情報共有、リスクアセスメントの運用に切り替えたことで、外出先からの確認や依頼内容、写真の即時共有が可能になりました。これにより、電話やFAXのやり取りが減り、業務効率が向上しただけでなく、現場に応じたリスク評価の実施で安全管理も強化されました。

新築注文住宅事業

工期を守ることが難しくなる中、図面の調整や修正依頼による手戻り、従来の電話やメールによる情報共有の複雑さが原因で、施工管理のコストが増え、業務効率が低下していました。

生産業務システムの統一においてANDPADを中心に推進し、品質の低下を防ぎながら「生産性向上」と「働きやすさの改善」に取り組みました。各部署から選ばれた推進担当者(HUBメンバー)がANDPADの活用を引っ張り、ANDPAD Analyticsで「生産ダッシュボード」を作成し、施工物件数や各メンバーの業務量をグラフなどで分かりやすくしました。

その結果、着工や引き渡しの計画が立てやすくなり、より正確な生産計画作成が可能になりました。施工写真の保存枚数は従来の2倍に増え、情報が一元管理されることで、電話やメールでのやり取り、移動時間が効率化され、1棟あたり70時間の業務時間削減に成功しました。

ソリューション事業(分譲用戸建住宅の建設事業)

これまでは、表計算ソフトでの進捗共有や管理記録作成、図面データや変更内容のメール送付など、アナログな運用が中心でした。そのため、現場との連絡手段が複雑になり、事務処理のために会社に戻る必要があり、無駄な移動時間が発生していました。

他の事業での運用経験を参考に、多くの家を同時に建てる現場特有の課題を洗い出し、事業に合わせた運用ルールを作りました。そして、社員や協力会社への運用説明を行い、設計や建設の工程管理体制を強化し、業務効率化と品質向上を目指しています。この新しい運用は、2026年1月に始まる新規着工プロジェクトからスタートします。

全社 事業横断施策

これまで、事業の方針や各事業の取り組み、現場の声を協力施工店やパートナー企業といった関係者と共有するツールがなく、お互いの理解やコミュニケーションに課題がありました。

今後は、協力施工店やパートナー企業などに向けて定期的に情報を発信し、企業としてのブランド力を高めることを目指します。

三菱地所ホームについて

三菱地所ホーム株式会社は、三菱地所グループのハウスメーカーとして、戸建住宅の設計施工を中心に事業を展開しています。新築注文住宅、リフォーム、土地活用において、「真に価値ある住まい」を提供しています。

「ANDPAD」について

「ANDPAD」は、現場の効率化から会社の経営改善までを一元的に管理できる、国内シェアNo.1のクラウド型建設プロジェクト管理サービスです。2016年の提供開始以来、使いやすさを追求した開発と、導入から活用までの手厚いサポートにより、23.3万社以上、68.4万人以上のユーザーに利用されています。国土交通省のNETIS(新技術情報提供システム)では「令和6年度推奨技術」に選ばれています。

株式会社アンドパッドについて

株式会社アンドパッドは、クラウド型建設プロジェクト管理サービス「ANDPAD」の開発・販売・運営を行っています。その他にも、建設業界向けの求人・転職サービス「ビルダーワーク」やBPOサービスなどを提供しています。

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