建設業の工程表作成がAIで劇的に変化!2週間かかっていた作業が最短15分に短縮
建設業の工程表作成がAIで劇的に変化!2週間かかっていた作業が最短15分に短縮
株式会社KENCOPAは、建設現場の省人化と自動化を目指し、建設業の工程表作成を大幅に効率化する「Kencopa工程AIエージェント」の製品版を2026年3月26日より正式に提供開始しました。このシステムは、設計図書をAIが読み解き、通常2週間かかる全体工程表を最短15分で作成可能にします。

建設現場の工程管理における課題
建設現場では、工程管理に関して主に3つの大きな課題があります。

- 全体工程表を作るのが大変
現場監督は、受注から1ヶ月以内に全体工程表を作成する必要があります。特に大型工事では、数週間から1〜2ヶ月かかることもあり、着工前の大きな負担となっています。 - 工程・歩掛データが蓄積されていない
現在主流の工程表作成ツール(オンプレソフト、CAD、Excelなど)では、会社独自の工程、進捗、歩掛(ぶがかり)データが蓄積されにくい状況です。人手不足や働き方改革の中で、適切な工期の算出や技術継承のためにも、これらのデータ蓄積が求められています。 - 工程表を作成できない若手・中堅の増加
人手不足により技術継承や教育の時間が減り、様々な条件を考慮した工程を組むことが難しい若手や中堅の技術者が増えています。また、現場経験のない営業部や積算部が見積もり段階で概略工程表を作成する機会も増えています。
Kencopa工程AIエージェントの概要
「Kencopa工程AIエージェント」は、工程表作成にかかる時間を短縮するだけでなく、利用を通じて設計図書と工程・歩掛・工事データを自動で蓄積し、会社独自のナレッジデータベースを構築します。これにより、省人化と技術継承を同時に実現します。

このシステムは、設計図書(図面、仕様書、見積調書)をアップロードするだけで、自社の歩掛や過去の工事データを学習したAIが対話形式で工程表を生成します(特許申請中)。作成された工程表は、アプリ上で直感的に編集・運用できます。また、実績入力やPDF、Excel形式での出力も可能です。独自の工程生成エンジンは、建築、土木、プラント、設備など幅広い工事に対応しています。
工程表生成の具体的な流れ
担当者は設計図書をアップロードし、AIエージェントの質問に答えるだけで工程表を作成できます。
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設計図書のアップロード
設計図書(図面、仕様書、見積書など)をドラッグ&ドロップまたはファイル選択でアップロードします。
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AIによる現場情報の整理
アップロードされた資料に基づき、AIが工期、工種、住所、数量といった現場の基本情報や、周辺環境、制約条件などを詳細に整理します。
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AIによる類似工事の提案
整理された施工計画に基づき、AIが過去の類似工事を自動で提案します。担当者は類似度の高い工事を選択することで、AIはその情報を参考に工程表を生成します。
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AIによる工程表の生成
施工計画、過去の類似工事の現場情報、天気情報などに基づき、AIが工程表を生成します。必要に応じて、工区分けや並行工程に関する対話を通じて、工程表のたたき台を作成します。
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アプリ上での直感的な運用
生成された工程表は、そのままアプリ上で編集・運用できます。月間・週間工程表の作成、複数ユーザーでの同時編集、実績入力、出来高曲線表示、図形や画像の挿入、PDFやExcelフォーマットでの出力(自由にテンプレート登録可能)など、工程管理に必要な機能が備わっています。AIへのチャット指示に基づいて、工程線を一括でずらしたり、複数の作業に分割したりすることも可能です。製品デモ動画はこちら:
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導入によって期待される効果
Kencopa工程AIエージェントの導入により、以下のような効果が期待されます。
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概略・全体工程表作成にかかる時間の大幅短縮
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実施工程作成・運用にかかる現場負担の軽減
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自社工程・歩掛・類似工事をはじめとした会社独自のナレッジデータベースの蓄積と技術継承
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若手・中堅の成長速度の加速
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業務横断での自動化・省人化
β版での実績と今後の展開
2025年12月より、一部のゼネコンとのβ版利用を通じて、技術者からのフィードバックに基づく機能改善が進められてきました。この取り組みにより、高い顧客満足度と導入効果が確認されたため、製品版として正式提供に至りました。一部企業では、ユーザーアンケートで5点満点中平均4.2点を記録し、通常1週間かかる概略工程表作成業務が1日に短縮された実績があります。
また、12月に東京ビッグサイトで開催された建設DX展では、1,200名を超える人々が関心を示し、大手ゼネコンを含む約35社とのトライアル導入が決定しています。
製品版利用にご興味がある企業は、以下のリンクよりお問い合わせください。
株式会社KENCOPAについて
株式会社KENCOPAは、「Copilot for Construction」をミッションに掲げ、建設現場の省人化・自動化に挑戦する建設専門のAIスタートアップです。「Kencopa工程AIエージェント」や「Kencopa建設AIエージェント」を提供し、これまで経験や勘に頼っていた現場業務をAIが理解・処理することで、工程作成、書類作成、知識検索まで自動化します。日々の利用を通じてデータが会社独自のデータとして自然に蓄積され、若手教育や技術継承に貢献します。
また、自社プロダクトの提供に加え、個別のニーズに合わせた共同研究・開発を行う「i-Con2.0共創」モデルも展開し、建設業の未来に貢献しています。
会社情報
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代表者:代表取締役CEO 安村 荘佑
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本社所在地:東京都渋谷区広尾1丁目11-2 BLOCKS 恵比寿
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設立:2024年3月
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累計調達額:2.1億円
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事業内容:「Kencopa工程AIエージェント」「Kencopa積算AIエージェント」の開発・提供、建設専門のDX・AIの共同研究、共同開発
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コーポレートサイト:https://kencopa.com/
受賞・採択実績
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大阪産業局主催関西スタートアップインキュベーションプログラム「起動」第3期
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総務省主催研究開発支援プログラム「ICTスタートアップリーグ2025」
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トライアングルエヒメ2.0「全国共創拠点連携枠」
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大阪産業局主催「OIH Silicon Valley Gateway Program」採択
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Microsoft for Startups、Manus for Startups


