キャピタランド・インベストメント、アジア太平洋地域の物流成長を加速する戦略的投資と自動化施設開発を発表
キャピタランド・インベストメント(CLI)は、アジア太平洋地域(APAC)での物流事業をさらに発展させるため、二つの重要な取り組みを発表しました。一つは、アジアでスマート物流インフラをリードするAlly Logistic Property(ALP)への出資を通じて、物流施設の運営力を高めることです。これにより、CLIは日本、オーストラリア、米国など、新たな市場への拡大を目指します。

同時に、CLIが運用するCapitaLand Southeast Asia Logistics Fund(CSLF)は、シンガポールに約5.1ヘクタールの土地を手に入れ、自動化された物流施設「OMEGA 1 Singapore」を開発します。この施設にかかる費用は、およそ2億6,000万シンガポールドルと見込まれています。
CLIの東南アジアCEOであり、ロジスティクス&セルフストレージプライベートファンドのグローバル・ヘッドであるパトリシア・ゴー氏は、「アジア太平洋地域は物流市場として非常に成長しており、2024年から2030年にかけて年間平均15.2%の成長が予想されています。デジタル化による消費の拡大や人件費の上昇、サプライチェーンの効率化といった流れが、この地域全体で新しい自動化された物流施設への需要を高めています」と話しています。
また、ゴー氏は「CLIは過去2年間で、東南アジアの物流施設開発に約5億シンガポールドルを投資し、この地域の事業を広げてきました。ALPとの協力は、ALPの持つ物流自動化に関する深い知識と、CLIのファンド運営や資金調達、案件探しといった能力を組み合わせることで、より広いアジア太平洋地域で新たな成長の機会をつかむことを可能にします」と付け加えています。
ALPの共同創業者兼CEOであるチャーリー・チャン氏は、「CLIとの長年の関係を今回の戦略的投資でさらに深めることができるのは大変喜ばしいことです。ALPは不動産の開発、自動化、運営、保守までを一貫して行うことができます。私たちのOMEGAプラットフォームは、AIによる複数のテナントのニーズを処理する能力、進んだロボット技術、独自の技術を統合し、サプライチェーン全体のスマート物流ソリューションを提供することで、業務の無駄を減らします。アジア太平洋地域やさらに広い範囲への拡大を進めるにあたり、CLIの持つ世界的な資源を活用し、次の成長段階を加速させることを楽しみにしています」と述べました。
シンガポール初のスマート物流施設「OMEGA 1 Singapore」を開発
CSLFは、シンガポールで初めてのスマート物流施設となる「OMEGA 1 Singapore」を開発します。この施設は、物流事業者や製造業者が集まるジュロン工業団地内の19 Gul Laneという場所に建設されます。この地域の物流施設の稼働率は、過去10年間90%以上を保ち、2024年末には96%を超えています。
主要な高速道路やトゥアス・チェックポイント、ジュロン港、トゥアス・メガポートといった重要な施設へのアクセスが良く、シンガポール国内だけでなく、アジア地域への物流の拠点として最適な場所です。

2028年に完成予定のこの施設は、5階建てで、広さは約71,000平方メートル、約60,000パレット分の荷物を保管できます。「OMEGA 1 Singapore」は、長期のマスターリース契約によりALPにすべて貸し出されるため、CSLFの投資家には安定した収益がもたらされる見込みです。ロボット技術、自動倉庫システム、無人搬送車(AGV)などの最新技術を取り入れ、効率的な在庫管理を実現します。また、環境に優しい設計と持続可能な運営方法を取り入れ、シンガポール建設庁(BCA)のグリーンマーク・ゴールドプラス認証の取得を目指します。
CSLFのポートフォリオ拡大
2022年に始まったCSLFは、CLIが初めて立ち上げた東南アジアの物流施設に特化したファンドで、この地域でのスマート物流施設への投資や開発を目的としています。シンガポールでの「OMEGA 1」開発案件が加わることで、このファンドの投資先はさらに広がり、シンガポールが運用資産全体の55%を占め、残りはタイとベトナムに分散されます。
2023年には、CSLFはタイのバンコク首都圏に約20ヘクタールの土地を取得し、スマート物流キャンパス「OMEGA 1 Bang Na」を開発中です。完成すればタイで最大規模の物流キャンパスとなり、常温・冷蔵保管機能を備えた2棟の建物に自動倉庫システム(AS/RS)が導入されます。総延べ床面積は200万平方フィート(約18万平方メートル)強で、第1期は2026年半ばに完成する予定です。
ベトナムでは、CSLFがクアンニン省ソンコアイ工業団地で、あらかじめ建てられた賃貸工場(レディー・ビルト・ファクトリー)の建設を2025年9月に始めました。この施設は、新しい産業インフラの基準を作ることを目指しており、すぐに使えるスペースを提供することで、製造業のお客様が初期投資を抑え、早く事業を始められるようにします。段階的に開発を進め、2026年上半期までにすべての工事が終わる予定です。
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