建設現場のDXを加速するAI×クラウド「ScanX」の活用事例を公開

建設業界では、国土交通省が推進する「i-Construction 2.0」により、ICT(情報通信技術)を使った工事がさらに進み、建設現場の自動化が加速しています。特に、2027年度から本格的に導入される3Dモデルの工事契約図書化など、3次元データの活用は、現場を見える化し、作業の効率を上げるために非常に重要です。しかし、専門的な人材の不足や、現場での導入の難しさといった課題も存在します。

地理空間情報を活用して業務のデジタル変革(DX)を進めるゼンリングループは、これらの課題を解決するために、AIを搭載したオンライン点群処理ソフトウェア「ScanX(スキャンエックス)」を提供しています。今回、ScanXの具体的な活用事例が同社のウェブサイトで公開され、建設業界での点群データの活用方法や、現場での導入効果が紹介されています。

AI搭載のオンライン点群処理ソフトウェア「ScanX」とは

「ScanX」は、ゼンリングループのローカスブルー社が開発・提供するクラウド型のアプリケーションサービスです。AIが3次元点群データを自動で分類し、3D設計データなどと重ね合わせることで、現場の状況分析や工事の進捗管理を効率的に行えます。これにより、取得した点群データをもとに、工事計画とのずれを比較したり、必要な土の量を計算したり、データを共有したりといった作業を低コストで実現します。

ScanXの特長と導入メリット

ScanX導入事例

①データ授受の「工数ゼロ」が意思決定を加速! 株式会社鴻池組様

株式会社鴻池組では、数十GB(ギガバイト)にも及ぶ点群データをURL一つで簡単に共有できるようになりました。これにより、現場への迅速な情報共有や、工事計画の事前検討の幅が広がり、DXによる理想的な業務の流れが実現しています。

鴻池組様のScanX活用事例

詳細はこちら:https://www.zenrin.co.jp/product/casestudy/example/scanx/konoike/index.html

②AIによるノイズ除去で工数85%削減! 株式会社竹中土木様

株式会社竹中土木では、従来丸1日以上かかっていた草木などの不要な点群データの除去作業が、AIによる自動処理で約1時間に短縮されました。土量計算の精度も向上し、既存のソフトウェアとの連携により、業務全体の効率化が進んでいます。

竹中土木様のScanX活用事例

詳細はこちら:https://www.zenrin.co.jp/product/casestudy/example/scanx/konoike/index.html

③作業時間を1/10に短縮! 日本工営都市空間株式会社様

日本工営都市空間株式会社では、設計図面だけでは把握しにくい形状や構造を、点群データで詳しく見える化しています。植生や構造物の分類作業に多くの時間を要していましたが、ScanXの導入により作業時間を従来の10分の1以下に短縮できました。

日本工営都市空間株式会社様のScanX活用事例

詳細はこちら:https://www.zenrin.co.jp/product/casestudy/example/scanx/NKUrban/index.html

④手作業半日から1時間に大幅短縮! こぶし建設株式会社様(北海道 岩見沢市)

こぶし建設株式会社では、AIによる自動分類とクラウド処理によって、半日かかっていた手作業が1時間に大幅に短縮されました。人手不足やPCの性能といった現場の課題も解決し、経験者に頼りがちだった業務の属人化からの脱却と、現場全体の生産性向上を実現しています。

こぶし建設株式会社様のScanX活用事例

詳細はこちら:https://www.zenrin.co.jp/product/casestudy/example/scanx/kobushi/index.html

その他の分野での活用事例

ScanXは、AIを使って災害前後のデータから建物だけを自動で抽出し、台風や地震などの災害被害状況の把握にも活用できます。これにより、遠隔からの災害調査が可能になり、迅速な救助活動や現場復旧などの対応に役立ちます。

災害状況把握へのScanX活用事例

ゼンリングループのDXソリューション 今後の展望

ゼンリンは、地理空間情報サービス企業として、社会に貢献し続けることを企業活動の基本としています。中長期経営計画「ZENRIN GROWTH PLAN 2030」では、「共創社会における社会的価値創造」をテーマに掲げ、データを活用して地域や自治体、各産業界が抱える社会・企業課題の解決を支援するDXソリューションの開発に取り組んでいます。

今後も、地理空間情報の可能性を広げ、あらゆる業界のDXを支援し、新たな価値創造に挑戦していく方針です。

ローカスブルーについて

ローカスブルー株式会社は、2024年4月にゼンリングループに加わり、建設業界をはじめとする業界の業務効率化や3次元点群データの活用を推進するITソリューションの開発・販売を行っています。「ScanX」は、国土交通省のNETIS(新技術情報提供システム)推奨技術に認定され、i-Construction大賞で国土交通大臣賞も受賞しています。これまでに10,000件以上の現場で活用された実績があります。

ローカスブルー株式会社の詳細は以下のウェブサイトで確認できます。

https://locusblue.com/

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