鹿島建設が全支店に「ビルダーズポイント」導入、建設技能者の働きがい向上へ
建設業界では、技能者の高齢化や若年層の入職者減少により、人手不足が深刻な問題となっています。このような状況の中、建設現場で働く技能者の方々が、より魅力や働きがいを感じられる環境づくりが求められています。

「ビルダーズポイント」導入の背景と成果
株式会社リバスタが提供する建設技能者向けポイントサービス「ビルダーズポイント」は、この課題を解決するため、2023年10月から鹿島建設を含む元請会社3社の協力のもと、全国の複数の現場で実証実験を行ってきました。その結果、ポイント付与の仕組みが技能者のやる気を高め、建設現場をより活発にすることに役立つと分かり、2024年6月より正式なサービス提供が始まりました。
正式提供後も、鹿島建設の複数の現場で「ビルダーズポイント」が使われ続け、数百名の技能者を対象に、安全意識の向上、モチベーションアップ、書類提出などの業務改善、そしてCCUSカード(※1)のタッチ率上昇といった効果が確認されています。
具体的な改善効果
鹿島建設の建設現場では、安全管理の新しい取り組みとして、KY(危険予知)活動記録(※3)を電子化してオンラインで提出する「ペーパレスKY」が実施されています。また、建設現場施工管理サービス「Buildee」(※2)の3つのサービス(調整会議、労務安全、入退場管理)が、鹿島建設の建築工事のすべての現場で使われています。
これまでは、「ペーパレスKY」の提出や「Buildee」への作業予定などの入力が、一部の現場で十分に定着していない状況がありました。そこで、「ビルダーズポイント」を試行的に導入し、対応した技能者にポイントを付与する仕組みを導入しました。その結果、「ペーパレスKY」の提出率は70%から90%へと20%向上し、「Buildee」への入力率は100%に達するなど、「ビルダーズポイント」が大きな改善に貢献しました。
現場からの声
「ビルダーズポイント」の導入後、鹿島建設の現場社員と技能者からは、以下のような前向きな声が寄せられています。
鹿島建設の現場社員の声
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技能者への感謝の気持ちがポイントとして目に見える形になったことで、現場の一体感が高まった。
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安全大会や改善提案活動への参加率が向上した。
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現場近くの清掃や安全パトロールなどにも、技能者が自ら進んで取り組むようになった。
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急な業務をお願いした際に、ポイントを通じて感謝の気持ちを伝えやすくなった。
技能者の声
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ポイントがもらえることで、日々の努力が認められていると感じられ、やる気を保つことにつながった。
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現場でのコミュニケーションがスムーズになった。
鹿島建設からのコメント
今回の発表に際し、鹿島建設 常務執行役員 建築管理本部副本部長 兼 建築企画部長の堀内大輔氏より、以下のコメントが寄せられました。
「鹿島グループ中期経営計画(2024~2026)で掲げている『安全で魅力ある働きやすい現場の追求』や『担い手確保』などに向けて、今回の『ビルダーズポイント』の全支店導入は、非常に大きな意味を持つと考えています。技能者の皆さんの努力や日々の取り組みに対して、ポイントという形で感謝の気持ちを伝えることは、現場の雰囲気改善や一体感の醸成に大きく貢献すると確信しています。今後も私たちは、協力会社や技能者の方々とともに、誰もが安心して働き続けられる魅力的な現場づくりに取り組み、建設業界の未来を支えてまいります。」
今後の展望
株式会社リバスタは、今後もサービスの使いやすさの向上や、ポイント交換先の拡大といった機能改善を進め、技能者のやる気を高め、魅力的な現場づくりに貢献するサービスを提供していく方針です。
「ビルダーズポイント」について
「ビルダーズポイント」は、元請会社が独自のポイントプログラムを簡単に作れるサービスです。安全講習会への参加や危険な場所の報告など、安全や改善活動への取り組みに応じて、技能者にポイントを付与できます。ポイントの管理や受け渡しは、専用のスマートフォンアプリで行います。

また、建設現場施工管理サービス「Buildee」と連携することで、入退場記録に基づいたポイントの一斉付与など、現場でのスムーズなポイント運用も実現します。「ビルダーズポイント」は、技能者のやる気を高め、魅力的な現場を作ることで業界の課題解決に貢献するサービス設計が評価され、2024年度「IT賞(社会課題解決領域)」を受賞し、「日本のサービスイノベーション2025」にも選ばれました。

「ビルダーズポイント」サービスサイト:
https://service.builders-point.jp/
(※1)CCUS(建設キャリアアップシステム)に登録された技能者にはCCUSカードが交付され、工事現場への入場時にそのカードを現場に設置されたカードリーダー等にタッチする必要があります。
(※2)建設現場施工管理サービス「Buildee」:建設現場における施工管理業務をサポートするクラウドサービスです。日々の調整会議における作業間連絡調整や入退場管理、安全書類作成、進捗・歩掛管理などの機能をすべて網羅したオールインワンのサービスとして800社超の元請会社に利用されており、業界最大級の施工管理領域クラウドサービスとして普及しています。
サービスサイト: https://service.buildee.jp/
鹿島建設株式会社様 「Buildee」導入事例: https://service.buildee.jp/customer/case/kajima/
(※3)「KY(危険予知)活動」:建設現場における労働災害を未然に防ぐために、現場に潜む事故や災害の危険を事前に特定し、適切な安全対策を確認し合う重要な安全管理プロセスのことです。
株式会社リバスタについて
株式会社リバスタは、「『つくる』の現場から、世界を変える。」をミッションに掲げ、ICTの力を活用して建設業界のさまざまな課題解決に取り組んでいます。電子マニフェストサービス「e-reverse.com」やCO2算定サービス「TansoMiru」、施工管理サービス「Buildee」など、多岐にわたるソリューションを提供しています。
会社名:株式会社リバスタ
代表者:代表取締役 高橋巧
所在地:東京都江東区豊洲5-6-36 豊洲プライムスクエア9F
資本金:1億円
URL:https://www.rvsta.co.jp
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