溶接不要な配管シールで機関室の工期短縮を実現

造船所の機関室工事における課題

造船所の機関室では、配管や配線の密閉処理において、高い温度変化、振動、限られたスペースといった多くの課題に直面しています。特に、溶接作業は時間的な制約が大きく、タンカーや貨物船などの防火安全基準を全て満たす必要があります。また、機関制御室の密集した電線も、正確な配線と確実な密閉処理が求められます。

溶接不要な「Roxtec RSシール」で安全・効率的な配管施工

ロクステック・ジャパン株式会社が提供するRoxtec RSシールは、機関室の隔壁を貫通する配管に適した、溶接不要のシール製品です。この工法は、火気作業を最小限に抑えることで、安全性、コスト効率、そして生産性の向上に大きく貢献します。

灰色の壁を2本のパイプが貫通している清潔感のある工業的な室内空間です。

Roxtec RSシールは、金属スリーブや既存の開口穴を通る単独の配管の周囲に使用できます。取り付け作業は片側から完了でき、火災、ガス、水に対する認証された保護を提供します。このシールは二つに分かれる構造で、層を一枚ずつ剥がすことで、25mmから647mmまでの様々な外径のパイプに対応可能です。IMO 2010 FTPコードのA級耐火に分類され、最大2.67バールのガス圧、4バールの水圧にも耐性があることが認証されています。

明るい灰色の壁から伸びる金属製のパイプの接合部をクローズアップした画像です。

製品の詳細については、以下のリンクをご覧ください。
Roxtec RSシール

機関制御室に最適な「Roxtec マルチケーブルトランジット」

機関制御室の電線貫通部には、耐火、水密、気密性能が不可欠です。Roxtecの電線貫通部シール(Roxtec S貫通部など)は、密集した網代ケーブルや装甲ケーブルでも確実な密閉を保証します。制御盤の下への取り付けも容易で、甲板や床の適切な離隔を確保するのに役立ちます。

金属壁に溶接された青いケーブル貫通システムが写っています。

一つの開口部に複数本のケーブルを通して密閉処理が可能で、施工後すぐに保護性能を発揮します。シールには予備スペースが備わっているため、建造中に不測の変更が生じても、新たな穴あけ工事や追加部品の購入は不要です。モジュールは様々な外径の電線やパイプに合わせて調整可能で、施工の品質は目視で確認できます。これにより、施工スピードの向上、建造コストの削減、限られた船内スペースの有効活用が実現します。

製品の詳細については、以下のリンクをご覧ください。
Roxtec S貫通部

現場を支える技術サポートとデジタルツール

Roxtecは、現行および将来の安全規則を満たすために、世界各地でオンラインおよび現場での技術サポートを提供しています。実際の施工トレーニングや、施工に役立つ工具も用意されています。さらに、設計エンジニアリング、施工進捗と品質の管理、船級が求める電線貫通部シールシステム登録簿の作成・維持管理を効率化するソフトウェアパッケージも開発しています。

このパッケージの一つである「Roxtec Transit Build™」は、デジタル活用で効率化を目指す造船所のために設計されたソフトウェアです。建造中の機関室の貫通部シール処理の施工管理や、水密性電線貫通部に関する船級協会の規則遵守に貢献し、承認された登録簿と検査報告書を船主へ引き渡す際にも役立ちます。

ロクステックの包括的なサポート体制

Roxtecは、豊富なリソースを活用し、製品開発、承認事前試験、シーリングソリューションのカスタマイズ設計を通じて、造船所の機関室に関する課題解決を支援しています。予測されるあらゆる安全要件を満たすため、顧客からの特別な試験依頼にも頻繁に対応しています。世界中に現地拠点を持ち、戦略的に配置された配送拠点と現地倉庫により、迅速な技術サポートと製品供給が可能です。

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