株式会社建築技術がデジタルプラットフォーム「KENGI」を開始、75年超の知見を次世代へ
株式会社建築技術は、建築技術者のためのデジタルプラットフォーム「KENGI」を2026年3月5日より提供開始しました。このプラットフォームは、建設テック企業である株式会社フォトラクションと共同で開発・運営されます。75年以上にわたり蓄積されてきた建築技術者の知見を体系的に整理し、次世代へとつないでいくことを目指しています。
デジタル化で知見を未来へ
建築技術は1950年に日本初の建築技術専門誌である月刊「建築技術」を創刊して以来、長年にわたり建築技術者や研究者に実践的な科学技術情報を提供してきました。しかし、建設業界ではデジタル変革(DX)が急速に進む中で、技術者の知見を効率的に蓄積し、共有して、次世代に継承するためのデジタル基盤が求められています。
このような背景を受け、建築技術が持つ専門的な知識と、フォトラクションが持つ建設テクノロジーを組み合わせることで、「KENGI」の開発が実現しました。
「KENGI」の主な機能
「KENGI」は、建築技術者が日々の業務や学習に役立つ様々な機能を提供します。
専門雑誌・書籍のECサイト
月刊「建築技術」をはじめとする専門雑誌や書籍をオンラインで購入・閲覧できるECサイトです。75年以上の歴史を持つ豊富なラインナップを、いつでもどこからでも利用できます。今後は、雑誌や書籍の電子化を進め、より検索しやすい環境が提供される予定です。

KENGIコラム
専門誌では伝えきれない、最新の建築技術情報や業界のトレンド、現場で役立つ実践的な技術情報が「KENGIコラム」としてWeb上で迅速に発信されます。
KENGIイベント機能(今夏リリース予定)
建築関連のイベント告知や参加申し込みができる「KENGIイベント」機能が、今夏にリリースされる予定です。建築技術も積極的にセミナーを主催し、建築技術者の学びと交流の場を提供していくとのことです。

建設業の技術経営支援ソフトウェア(今後リリース予定)
将来的に、建設業の技術経営を支援するソフトウェアの開発も計画されています。建築技術とフォトラクション双方の知識を活かし、データとAIを使って技術者や経営者の意思決定をサポートすることを目指します。
フォトラクションとの協力体制
建築技術は2025年12月にフォトラクションのグループに加わり、「KENGI」の共同開発が始まりました。フォトラクションは、建設業向けの生産性向上サービス「Photoruction」で培った建設テクノロジーの知識を「KENGI」の開発と運営に活かします。一方、建築技術は75年以上にわたる専門コンテンツとネットワークを提供し、両社の強みを合わせて建築技術者の業務を総合的にサポートするプラットフォームを目指します。
新しいロゴマークへ
「KENGI」の提供開始に合わせて、建築技術は30年以上使われてきた専門誌「建築技術」のロゴマークを変更します。新しいロゴは、これまでのロゴが持つ軽やかな動きを受け継ぎつつ、線幅や角度、文字の密度を整えることで、建築における力の流れや構造線を思わせるデザインになっています。これは、75年以上の専門知識の積み重ねと、デジタル時代への新たな挑戦を象徴しています。

新たな価値創造への期待
代表取締役 主宰である中島貴春氏は、「技術とは自然に生まれるものではなく、人が想いを込め、時間をかけて築いてきた営みそのもの」と述べ、次の100年に向けてこの営みを未来へつないでいきたいという抱負を語っています。また、取締役の橋戸幹彦氏は、アルビン・トフラーの「第三の波」に触れ、情報技術の進展がもたらす高度情報化社会において、デジタルプラットフォーム「KENGI」がどのように成長していくか期待を寄せています。
「KENGI」に関する詳細は、株式会社建築技術のウェブサイトで確認できます。
- 株式会社建築技術: https://www.k-gijutsu.co.jp


