日本ドローンビジネスサポート協会とデルタ電子が提携、ドローン×AI点検サービス「SKYINSPECT AI」を全国展開へ
一般社団法人日本ドローンビジネスサポート協会(DBA)とデルタ電子株式会社は、2026年3月に業務提携を結びました。この提携は、ドローンとAIを組み合わせたインフラ点検サービス「SKYINSPECT AI」を日本全国に広めることを目的としています。

提携の背景にある社会課題
日本は、橋や太陽光発電設備などの社会インフラが古くなり、大規模な修理や更新が必要な時期を迎えています。これまでの人の目による点検方法では、時間や人手が足りず、効率が悪いという問題がありました。そこで、より効率的で精密な点検方法が求められています。
DBAは、日本全国に130以上のドローンパイロットのネットワークを持ち、ドローンが社会の重要な設備を点検する技術を育ててきました。一方、デルタ電子は、AIを使った点検システム「SKYINSPECT AI」を提供しており、特に太陽光パネルの点検(SPIMS)と橋の点検(BIDS)で高い精度のAI診断を実現しています。
BIDSは2026年1月に国土交通省の新技術情報提供システム(NETIS)に登録され、SPIMSとBIDSはどちらもIT導入補助金の対象ツールに認定されています。これにより、サービスの導入がしやすくなっています。

ソーラーパネル点検システム(SPIMS)

SKYInspectAIによる太陽光発電所点検の様子

ドローン×AIによる点検の自動解析フロー
提携の内容
デルタ電子が提供するAI点検管理総合システム「SKYINSPECT AI」(SPIMSとBIDS)について、DBAが全国での販売、訓練、そして利用者へのサポートを担当します。
DBAの主な役割は以下の通りです。
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aotoriネットワークを通じた「SKYINSPECT AI」の全国販売
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訓練カリキュラムの提供と開発
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ライセンスの発行
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太陽光発電施設と橋の点検訓練の全国展開
デルタ電子の主な役割は以下の通りです。
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「SKYINSPECT AI」サービス(SPIMS・BIDS)の提供
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「SKYINSPECT AI」導入カリキュラムの提供

橋梁点検システム(BIDS)

SKYInspectAIによる橋梁点検の様子
提携による効果と今後の展望
この提携により、DBAとデルタ電子は、ドローンとAIを使った点検の仕組みを協力して作り上げます。これにより、全国のドローン事業者が太陽光発電施設や橋の点検の専門家として活躍できる機会が生まれます。また、IT導入補助金の対象となっているSPIMSとBIDSが広く使われることで、中小企業や地方自治体がサービスを導入しやすくなり、日本全体のインフラ管理が効率的かつ高度になることが期待されます。
今後は、2026年4月から5月にかけて訓練カリキュラムの準備と実際の発電施設での訓練を行い、2026年6月にはaotoriネットワークを通じて全国でのサービスを開始する予定です。将来的には、ドローンパイロットがAI点検サービスを日本全国どこでも提供できる体制を整え、「地域のインフラを守る人」として活躍できる環境を目指します。
デルタ電子株式会社について
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会社名:デルタ電子株式会社(DELTA ELECTRONICS (JAPAN), INC.)
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所在地:東京都港区芝浦4丁目11-25 デルタ田町本社ビル
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代表者名:華 健豪
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設立年月:1991年6月
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資本金:59億6,000万円
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事業内容:情報・通信機器及び部品の輸入販売と輸出業務
関連リンク
- 一般社団法人日本ドローンビジネスサポート協会:https://www.drone-business.jp/


