塗装業界の技能承継を支援する「カシスト®」が山口マルテー祭に出展

株式会社カシストは、塗装業界の職人不足や技能承継の課題解決を目指す職人教育DXサービス「カシスト®」を提供しています。この度、2026年3月7日(土)・8日(日)にやまぐち富士商ドームで開催される「山口マルテー祭(フェア)」に出展することを発表しました。

山口マルテー祭出展決定

山口マルテー祭(フェア)について

山口マルテー祭は、大塚刷毛製造株式会社が主催する、塗装業界で最大規模の展示即売会「マルテー祭」の山口開催回です。全国の塗装職人や塗装業者が来場し、最新の塗装機器や資材を「見て・触れて・試せる」専門家向けのイベントとして知られています。

多数の協賛メーカーが参加し、新製品や新しい工法の紹介、実演が行われます。また、フェア限定の特別価格で工具や機器を購入できる機会もあります。このイベントは招待制で、実際の業務に携わるプロフェッショナルが集まるため、商談や情報交換の場としても重要な役割を担っています。

開催概要

  • イベント名: 山口マルテーフェア(マルテー祭)

  • 日程: 2026年3月7日(土)・8日(日)

  • 会場: やまぐち富士商ドーム(山口県山口市)

  • 主催: 大塚刷毛製造株式会社

塗装業界の課題と「カシスト®」の挑戦

現代社会ではAI技術が設計や見積もりといった情報処理業務を高度化させていますが、塗装のような現場での作業は、依然として職人の身体的な技術と判断に大きく依存しています。塗装現場では、下地の状態を見極める判断力、刷毛やローラーの扱い方、気温や湿度に応じた作業調整、安全と品質の両立など、熟練者の経験と感覚が仕上がりに大きく影響します。

しかし、日本の建設業界では、55歳以上の就業者が約3割以上を占める一方で、若年層は1割程度にとどまるという高齢化が進んでいます。塗装業界も同様に、ベテラン職人の引退と若手不足が同時に進行しており、技術を教える人が減っているという構造的な問題に直面しています。

さらに、多くの技術が「暗黙知」として個々の職人の頭の中に留まり、体系的に伝えられていないことも大きな課題です。これにより、教育担当者の負担が増えたり、若手の成長速度にばらつきが出たり、外国人材の教育が難しくなったりするといった問題が生じています。このような状況から、職人の技術を誰もが学べる教育資産へと変える「技能承継DX」が求められています。

「カシスト®」は、もともと塗装業界での導入から始まったサービスです。塗装現場では、同じ材料を使っても職人の技術や判断によって仕上がりに差が出ます。カシストは、長年の経験で培われてきた職人の「見えない判断」を言葉にし、仕組み化し、再現できる形に変えることからスタートしました。

その中心となるのが、特許出願中の「スキル抽出」技術です。熟練職人の動き、視線、判断のタイミング、声かけなどを現場で観察し、どの工程で、何を見て、どのように判断し、なぜその動きを選んでいるのか、という判断の仕組みを細かく分析し、体系化します。単なる作業記録ではなく、技術の裏にある「判断の理由」までを明確にすることで、誰もが学べる教育コンテンツへと転換します。

山口マルテー祭での主な展示内容

カシストは、今回の山口マルテー祭で以下の2つのサービスを中心に展示します。

1. 技能承継チャレンジプログラム

技能承継チャレンジプログラム

「カシスト®技能承継チャレンジプログラム」は、企業が自社の現場で技能承継DXを短期間で導入し、その効果を体験できるプログラムです。このプログラムは、単に動画を作るだけでなく、職人の技術を「再現可能な教育資産」へと変えるプロセス全体を設計し、実現します。

特許出願中のスキル抽出技術を使い、ベテラン職人の動き、判断、声かけ、安全への配慮などを分析します。これにより、どの工程で何を見て、どう判断し、なぜその動きをするのか、という「なぜ」まで伝わる教材を作成します。

このプログラムでは、現場の観察、技術要素の抽出、教育動画の企画・撮影・編集、教材設計、育成プロセスの整理、そして習得度や理解度の見える化までを一貫してサポートします。約3ヶ月で教材の準備から効果の測定までを実行でき、若手や外国人材の早期育成、教育担当者の負担軽減、安全教育と技術教育の標準化といった成果が期待されています。

  • 料金体系と適用条件:

    • 1本 98,000円(税別)※出張撮影費、動画制作費を含む

    • カシスト®を初めて導入する企業向け

    • 最大4本まで(技術・安全・接遇・操作など) ※北海道・東北・離島・一部地域を除く

  • お申込み方法:

    • 「技能承継チャレンジプログラム」の詳細やお申込みは、公式サイトから受け付けています。

2. カシスト®リフォーム塗装

カシスト®リフォーム塗装

「カシスト®リフォーム塗装」は、リフォーム塗装業界に特化した職人向けの短期育成支援動画教育サービスです。基礎技術から応用技術までを体系的に学べるため、現場で即戦力となる職人を短期間で育成できます。

  • 主な機能:

    • タグ検索機能(工程・道具・作業内容別に検索可能)

    • レベル別学習コース(習熟度に応じた段階的な学習設計)

    • 多言語対応により、外国人技能者が母国語で学習可能

    • スマートフォンで視聴でき、いつでもどこでも学習可能

  • お申込み方法:

株式会社カシストの代表取締役である吉松良平氏は、「カシストは塗装業界の現場から生まれました。技術の承継という課題は、多くの現場で共通するテーマです。職人の皆さまが集まるマルテーフェアで、実際の教育動画を見ていただき、『現場で役立つ仕組みかどうか』を直接判断していただきたいと考えています」とコメントしています。

株式会社カシストについて

株式会社カシストは、2025年2月10日に設立され、職人教育DX支援ソリューション「カシスト®」の開発・提供を中心に事業を展開しています。現場の暗黙知を「抽出・見える化」し、誰もが再現可能な教育設計を実現することで、建設・製造・インフラ業界における属人化の解消、事故の防止、そして即戦力化を支援しています。

株式会社カシストは、現場で働く職人の技術を次世代に繋ぎ、業界全体の発展に貢献していきます。

×