ハイレゾ、AI開発組織「AIイノベーションラボ」を設立し、AIの安全な社会実装と社会課題解決を推進
GPUクラウドサービス「GPUSOROBAN」を展開する株式会社ハイレゾは、AI技術の社会実装を専門とする組織「AIイノベーションラボ」(略称:AI LAB)を正式に設立しました。
この組織は、生成AIの普及によって生じる社会課題に対し、ハイレゾが保有する計算資源(GPU)を使い、最適なAIソリューションを作り出して解決していくことを目指します。最初のプロジェクトとして、AIを活用して日本のコンテンツ産業の知財を守る次世代型IP(知的財産)監視サービス「IP PATROL(仮称)」の検証を開始しています。今後、さらに多くの分野で社会課題の解決に取り組む予定です。
「AIイノベーションラボ」設立の背景
AI技術は急速に進歩し、様々な産業で便利さや革新をもたらしています。しかし、その一方で、本物そっくりの偽情報(ディープフェイク)の生成や、知的財産侵害の増加など、新たな社会課題も深刻になっています。これまでの人手による対策では限界があるのが現状です。
ハイレゾは、AIの基盤を支える企業として、これらの課題解決を「社会的な責任」と捉えています。誰もが安心してAIの恩恵を受けられる環境を作るために活動を始めました。2025年秋に専門チームが発足し、実証実験と開発を進める中で、自社のGPUデータセンターと直接つながる「垂直統合型」の開発体制が、AIを社会に導入するスピードと安全性を高める上で大きな強みになると考えました。この結果、「AIイノベーションラボ」を正式な組織として設立し、自社のGPUの能力を最大限に活かしたAIソリューションの提供を本格化させます。
「AIイノベーションラボ」のミッション
AIイノベーションラボは、以下の3つのミッションを掲げています。
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インフラ垂直統合型のAI開発
AIデータセンターと直接つながる開発体制により、GPU計算基盤を活用します。これにより、他社では難しい大規模なAIモデルの構築や運用を、基盤と一体になっているからこその速さと安全性で実現します。 -
AI社会の「セーフティインフラ」の構築
生成AIの急速な普及で増えている「権利侵害・海賊版・偽情報(例:ディープフェイク)・中傷」といった社会課題に対し、AIを活用した解決策を開発します。AIの時代において、権利を持つ人やクリエイターが安心して挑戦し、創作活動ができる社会の基盤を作ります。 -
計算資源の「地産地消」による地域還元
自社のデータセンターを拠点に、地方の活性化に役立つAIの導入を進めることで、計算資源の「地産地消」を推進します。これにより、AI技術の恩恵を都市部だけでなく地域社会にも直接届け、日本全体のAI産業の発展に貢献します。
「AIイノベーションラボ」の主要プロジェクト
第一弾のプロジェクトとして、日本のコンテンツ産業の知的財産を守る次世代型IP監視サービス「IP PATROL(仮称)」の検証プログラムを2026年3月に開始しています。
また、これまで石川県、香川県、佐賀県といった地方にAIデータセンターを広げてきた経験を活かし、地方の地域社会に貢献できるAIサービスの開発にも取り組んでいきます。

株式会社ハイレゾについて
ハイレゾは、2019年からAI開発に特化したGPUデータセンターを運営し、GPUクラウドサービス「GPUSOROBAN」を提供しています。これまでの実績として、2022年6月にはNVIDIA「Best CSP Partner of the Year」を受賞し、2024年4月には経済産業省による「クラウドプログラム」供給確保計画に認定されています。また、2026年2月にはブータン王国でのグリーンAIデータセンター構築に向けた小規模実証事業が、経済産業省の補助金事業に採択されています。
AI開発に特化したGPUデータセンターについて
ハイレゾはこれまで、石川県、香川県、佐賀県内の5カ所で、廃校などの使われていない施設を活用してデータセンターを開設してきました。地域の特性を活かした独自の建設ノウハウで、環境への負担を抑えた運営を行い、GX(グリーントランスフォーメーション)を推進しています。さらに、デジタル基盤を整備して国内経済の成長を促すとともに、データセンターを地方に分散させることで、地方創生にもつながる政府の構想「ワット・ビット連携」に貢献しています。
これまでに開設されたデータセンターは以下の通りです。
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2019年8月:石川県にGPU専用のデータセンターとして志賀町第1データセンターを開設。
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2022年8月:石川県に国内最大規模の志賀町第2データセンターを開設。
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2024年12月:香川県に中四国地方で初めてとなる高松市データセンターを開設。
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2025年8月:佐賀県に廃校を活用したデータセンターとして玄海町データセンターを開設。
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2026年3月:香川県に中四国地方で2拠点目となる、綾川町データセンターを開設。
GPUSOROBANについて
「GPUSOROBAN」は、画像生成AIやLLM(大規模言語モデル)といった大量の計算処理を速く行うためのGPUクラウドサービスです。データセンターの建設や運営にかかる費用を抑えることで、NVIDIAの高性能なGPUサーバーを低コストで提供しています。GPUSOROBANはこれまでに2,000件以上の利用実績があり、IT業界から製造業、建設業、大学研究機関まで、幅広い分野で利用されています。
会社概要
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会社名:株式会社ハイレゾ
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本店:佐賀県東松浦郡玄海町諸浦106-1
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東京本社:東京都新宿区市谷田町3-24-1
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代表者:代表取締役 志倉 喜幸
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事業内容:GPU専用データセンターの運営、GPUクラウドサービスGPUSOROBANの提供
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コーポレートサイト:https://highreso.jp/
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GPUSOROBAN:https://soroban.highreso.jp/


