ジンキャスト、派遣スタッフ400名にAI教育を開始 設立15周年を機にAI時代の人材育成を強化
東海エリアで人材派遣事業を展開する株式会社ジンキャストは、設立15周年を迎えるにあたり、2026年5月から派遣スタッフ向けのAI教育プログラムを開始します。

このプログラムでは、生成AI「ChatGPT」を使い、事務職を中心に約400名の派遣スタッフが業務をより効率的に進め、新しいスキルを身につけられるように支援します。
AI教育プログラム開始の背景
近年、生成AIが広く使われるようになり、企業の働き方は大きく変わってきました。事務の仕事でも、文章作成や情報整理、資料作りなどにAIを活用する企業が増えています。
しかし、AIツールを実際にどう使えば良いのか分からないという声も多く、スキルを学ぶ機会が十分でないという課題がありました。このような状況の中、ジンキャストの営業担当者から、派遣スタッフがChatGPTを使ってビジネスメールやExcelの仕事を改善し、派遣先の企業での評価や給与アップにつながった事例が報告されました。
この成功事例をきっかけに、AIを活用するスキルをきちんと学べる環境が必要だと考え、今回のAI教育プログラムを導入することになったとのことです。

プログラムの内容
このAI教育プログラムは、以下の4つの柱で構成されています。
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ChatGPTを活用した事務業務の効率化
文章作成やビジネスメール、資料作成など、事務の仕事でChatGPTをどのように使うかを学び、日々の業務を効率的に進める方法をサポートします。 -
Excelや資料作成など実務に役立つAI活用
Excelの業務改善や情報整理、資料作成のサポートなど、実際の仕事の場面で役立つAIの使い方を学び、現場で使えるスキルを身につけることを目指します。 -
派遣スタッフのキャリア形成支援
AIスキルを身につけることで、派遣スタッフの市場での価値を高め、企業から必要とされる人材として長く働き続けられるよう、キャリア形成を支援します。



- AI音声を活用した電話対応トレーニング
AIはチャットだけでなく、音声での会話にも対応しています。事務職を希望する方の中には「電話対応が苦手」という相談が多く寄せられるため、AIとの音声会話を使った電話対応の練習方法も提供されます。ジンキャストがAIへの指示方法を伝えることで、自宅でAIと会話しながら、時間を気にせず繰り返し電話応対の練習ができます。
AI教育プログラムの詳細
このプログラムでは、株式会社manebiが提供するEラーニングサービスを利用し、派遣スタッフがAI活用スキルを学べる環境が整えられます。
入社が決まったスタッフは、初心者向けのAI講座「ChatGPT導入編」を無料で受講できます。この講座では、AIの基本的な機能や利用時の注意点、ビジネスでの活用イメージ、質問の仕方、ビジネスメールや報告書の作成、提案書や各種文章の作成、タスク整理や情報検索での活用方法などを学ぶことができます。
また、すでに派遣就業中のスタッフには、年間8時間のEラーニング研修の中にAI学習が組み込まれ、継続的なスキルアップが支援されます。

今後の展望
株式会社ジンキャストは、今回のAI教育プログラムを通じて派遣スタッフのスキルを高めるとともに、企業に対してもより価値の高い人材サービスを提供していくことを目指しています。AI時代においても企業に必要とされる人材を育て、企業のDX推進にも貢献できる人材サービス企業として成長していくとのことです。
株式会社ジンキャスト 代表取締役の蟹江誠一氏は、この取り組みについて「派遣スタッフがChatGPTを活用して評価が向上した事例がきっかけとなりました。社会人経験が浅い方から、デジタルツールに不慣れな50代の方まで、AIとの関わり方を学ぶことで自身の価値を高められると考えています。ジンキャストとしては、派遣社員として働き続けるだけでなく、スキルを身につけて直接雇用など次のステップへ進む『ジンキャストを卒業する人材』を増やしていきたいです。AIの進化によって、単純なデータ入力などの業務は今後AIに置き換えられる可能性があります。だからこそ、派遣先企業の方々とコミュニケーションを取り、信頼関係を築きながら業務を担える人材こそが、AI時代でも価値を持つ存在になると考えています。少子高齢化が進む中、生涯にわたって働く社会が訪れる可能性もあります。その中で自分の力で未来を切り拓き、仕事にも私生活にもゆとりを持てる人生を歩んでいただけるよう、当社としても人材育成を支援してまいります」とコメントしています。
株式会社ジンキャストに関する詳細は、以下のウェブサイトで確認できます。



