【ChatBIM「ACIMUS」がモバイル対応】スマホでBIMモデル作成・編集、建築パース生成が可能に

株式会社ACIMUSは、生成AIと対話することでBIM(Building Information Modeling)モデルを作成できるクラウドサービス「ACIMUS(アキムス)」に、3つの新しい機能を追加しました。

今回リリースされたのは、「モバイルBIM(モバイル対応)」「AIペンスケッチ(ペンメモからパースを生成)」「3Dマップ」です。これらの機能により、BIMの活用範囲が広がり、建設業界のデジタル変革(DX)がさらに進むことが期待されます。

ChatBIM「ACIMUS」とは?

「ACIMUS」は、生成AIと対話しながらBIMモデルを作れるクラウドサービスです。特別なソフトのインストールは不要で、パソコン、スマートフォン、タブレットのWebブラウザだけで動きます。そのため、専門的な知識がない営業担当者やBIMを初めて使う人でも、直感的にBIMモデルを作成・活用できます。

「LiteBIM(ライトBIM)」という独自の方法で、企画から基本設計までの初期段階に特化した軽量BIMを実現しています。今回のモバイル対応により、オフィスだけでなく、商談や打ち合わせの場でもBIMモデルの確認や編集、建築パースの作成ができるようになりました。作成したBIMモデルは、他のBIMソフトでも使えるIFC形式で出力できます。

このサービスは、すでに230社以上の企業(ゼネコン、不動産会社、ハウスメーカー、設計事務所など)で導入されています。

公式サイトはこちらです: https://www.acimus.com/

新しくなった3つの機能

1. モバイルBIM:いつでもどこでもBIMをフル活用

「モバイルBIM」は、スマートフォンやタブレットからBIMモデルを3Dで作成したり、見たり、編集したりできるサービスです。ACIMUSでは、モバイル端末からでもAIと対話してBIMモデルを作ったり編集したり、建築パースを生成したりできます。

株式会社ACIMUSの調査によると、モバイル対応した設計に特化したBIMソリューションは、業界で初めてとされています(2026年3月時点)。

モバイルBIMのイメージ

モバイルBIMの主な機能は以下の通りです。

  • 画面の向きに応じたレイアウト切替: スマートフォンを縦に持てば3D画面が大きく表示され、横に持てばパソコンに近い操作画面に自動で切り替わります。

  • 指先でBIMオブジェクトを作成・編集: 柱、壁、窓、ドアなど、さまざまな建物の部品を、指やタッチペンで簡単に作ったり、選んだり、編集したりできます。

  • チャットAIでBIMモデルを作成・編集: 「この壁に窓を付けて」「リビングに椅子を置いて」のように、日本語で指示するだけで、AIがリアルタイムでBIMモデルを作ったり編集したりします。建築に関する法規の質問にも答えてくれます。

チャットAIで対話しながらBIMモデルを作成・編集

  • バーチャルジョイスティックで建物内をウォークスルー: 画面に表示される操作ボタンを使って、建物の中を歩き回るように見ることができます。これにより、お客様との打ち合わせで、その場で建物の空間を体験してもらうことができます。

バーチャルジョイスティックで建物内をウォークスルー

2. AIペンスケッチ:パース画像にメモを書くだけで新しいパースを再生成

「AIペンスケッチ」は、ACIMUSの「建築パース生成AI機能」に追加された機能です。作成済みのパース画像や、スマートフォンで撮った実際の写真の上に、指やペンで直接書き込み(スケッチや文字、矢印など)をするだけで、AIがその指示に従って新しいパースを数十秒で作り直します。

この機能により、パースの修正にかかる時間が大幅に短縮されます。これまで数日かかっていた修正のやり取りが、商談中にその場で数分でできるようになり、お客様と完成イメージをすぐに確認し合うことが可能になります。

AIペンスケッチ機能のイメージ

3. 3Dマップ:実在の街並みでBIMモデルを確認し、リアルな背景パースを生成

「3Dマップ」機能は、住所を設定するだけで、プロジェクトの周りにある実際の建物や街並み、地形が3Dモデルとして表示される機能です。この3Dマップも、パソコン、スマートフォン、タブレットのWebブラウザで確認できます。

3Dマップを表示した状態でカメラアングルを決め、パース生成AIを使うと、周りの実際のビルや街並み、自然の風景を背景にしたリアルな建築パースが数十秒で生成されます。これにより、建設予定地で「ここに建物が建つとどう見えるか」というパースをすぐに作り、お客様にその場で提案できます。

3Dマップ機能のイメージ

なぜ今「モバイルBIM」が求められるのか?

背景1:建設業の2024年問題

2024年4月1日から、建設業でも時間外労働の上限規制が始まりました。移動時間や待ち時間を「設計や提案の時間」に変えられるモバイルBIMは、限られた人数で仕事を効率よく進めるために役立ちます。また、2026年4月には国土交通省によるBIM図面審査も始まる予定で、BIMデータの活用は今後ますます重要になります。

背景2:「完成イメージをその場で伝えられない」課題

ゼネコン、不動産会社、ハウスメーカー、設計事務所など、多くの業種の営業担当者が共通して抱える課題は、「完成イメージをその場で伝えられない」ことです。

ACIMUSのモバイル対応により、これらの課題をオフィスのパソコンだけでなく、商談や打ち合わせの場でスマートフォンやタブレットからも解決できるようになりました。BIMモデルを使った3D提案、建築パースのAI生成、ウォークスルーなどが、特別なアプリやBIMのスキルがなくても、ブラウザだけで行えます。

背景3:BIMの活用が「見る」から「操作する」へ進化

これまでのモバイルBIMビューアや施工管理アプリは、BIMモデルを「見る」ことや「情報を追加する」ことに特化していました。ACIMUSは、モバイル端末から生成AIと対話してBIMモデルの作成・編集・パース生成までを可能にした、設計に特化したBIMソリューションです。

従来のBIMソフトとの比較

従来のBIMソフトとChatBIM「ACIMUS」を比較すると、以下のような違いがあります。

比較項目 既存BIMソフト ChatBIM「ACIMUS」
動作環境 ハイスペックPC必須 通常のビジネスPC、スマートフォンやタブレットでも動作が可能
モバイル対応 閲覧のみ、または別途専用ビューアアプリが必要 BIMモデルの作成・編集・AI対話・パース生成が可能。専用アプリ不要
BIM・CAD操作スキル 専門トレーニングが必要で、一定の教育コストが発生 CAD・BIM未経験でもすぐに利用可能
初期コスト(導入費・専用PC代・教育費など) 多額の費用が発生 ほぼ不要(大幅な削減)
運用コスト(月額利用料) 約30,000円〜60,000円 12,000円〜

料金体系

標準ユーザーライセンス

  • BIMモデル作成・編集・チャットAI・3Dマップ・建築法規Q&Aなど

  • 月額12,000円 / 1ライセンス(税抜)

建築パース生成AI機能オプション

  • 月100クレジット/月:月額4,000円(税抜)

  • 月200クレジット/月:月額6,000円(税抜)

  • 月300クレジット/月(標準):月額8,000円(税抜)

  • 月600クレジット/月:月額12,000円(税抜)

  • 月800クレジット/月:月額18,000円(税抜)

※1クレジットで基本的に1枚のパースを生成できます。高精度・高解像度・動画生成には2クレジット以上を使用します。
※3Dマップ×AIペンスケッチ機能は、ユーザーライセンスとパースオプションの契約で利用可能です。

よくある質問(FAQ)

  • Q: モバイルBIMを使うために専用アプリのインストールは必要ですか?

    • A: 不要です。スマートフォンやタブレットのWebブラウザからACIMUSにログインするだけで、BIMモデルの閲覧・作成・編集・AI対話などの機能を利用できます。
  • Q: スマートフォンでどの程度の操作ができますか?PCと同じことができますか?

    • A: モバイルでも、PCとほぼ同じ操作が可能です。3Dモデルの閲覧・作成・編集、オブジェクトの複数選択・一括編集、チャットAIでの対話、パース生成、マテリアル変更、家具配置などに対応しています。
  • Q: BIMやCADの操作経験がない営業担当者でも使えますか?

    • A: はい、BIMやCADの操作経験は一切不要です。ACIMUSはチャットAIで「この壁に窓を付けて」のように日本語で指示するだけでBIMモデルを作成できます。また、ゲームのような親しみやすく分かりやすい操作画面を意識して開発されています。
  • Q: リフォーム・リノベーションの提案にも使えますか?

    • A: はい、リフォーム・リノベーションの提案にも有効です。現地調査時にスマートフォンでACIMUSを開き、建築パースAI生成機能で現地の写真を撮影して、既存家具の削除や完成イメージのパースをその場で生成できます。

「ポケットに入るBIM」が変える建築・建設の未来

オフィスと商談先の距離を縮め、BIMの活用シーンを「デスクの前」から「あらゆる場面」へと広げる——ACIMUSの「モバイルBIM × AIペンスケッチ × 3Dマップ」は、建設業界における営業や提案のあり方を大きく変える一歩となります。

これまでBIMは「設計部門のツール」というイメージが強かったかもしれません。ACIMUSは、BIMを「営業の強力な武器」としても活用できるようにします。株式会社ACIMUSは、生成AIとLiteBIMという独自の方法で、建設DXのさらなる推進に取り組んでいくとのことです。

ご興味をお持ちの企業は、ぜひ無料オンライン説明会に参加してみてはいかがでしょうか。説明会では、実際の操作や建築パース生成AIのデモンストレーションを見ることができます。

オンライン説明会へのお申し込みはこちら: https://www.acimus.com/webinar

×