元経産省出身のAI企業Lean Stackが建設業界のDXを支援、小川工業でGoogle Workspace活用研修を実施
株式会社Lean Stackは、小川工業株式会社を会場に、地域の建設業の経営者やリーダー層を対象とした「Google Workspace活用研修」を行いました。この研修は、Googleの最新AI技術を活用し、建設現場の業務効率化と実務のデジタル変革(DX)を支援することを目的としています。
研修実施の背景:建設業界の課題とDXの必要性
建設業界では、人手不足や長時間労働といった「2024年問題」に直面しており、デジタル技術の活用が求められています。しかし、多くの企業では、現場の仕事とデジタル技術がうまく結びつかなかったり、経営層がデジタル技術の具体的な活用方法をイメージできていなかったりすることが、DXが進まない原因となっていました。そこで、株式会社Lean Stackは、経営者自身がデジタル技術の可能性を理解し、現場の業務を変えていくことの重要性を考え、今回の研修を企画しました。

研修の主な内容:AIで変わる業務の進め方
2025年11月27日、小川工業のオフィスで研修が開催され、株式会社Lean Stackの代表である吹上氏が講師を務めました。研修では、Googleの最新AI技術を経営や現場の仕事にどのように取り入れるか、具体的な方法が説明されました。
1. NotebookLMで資料作成や意思決定を効率化
研修では、AIメモアプリ「NotebookLM」のデモンストレーションが行われました。このアプリに、大量の図面データや工事のルール、過去の資料などを読み込ませると、AIがすぐに情報を整理し、要点をまとめてくれます。これにより、経営判断に必要なレポートの案や、社員教育に使うQ&A集が自動で作成される様子が紹介されました。参加した経営者たちは、「AIを使えば、トップからの指示出しや資料作りがとても速くなる」と実感したとのことです。
2. GeminiとGoogle Workspaceでチームの連携をスムーズに
日々のメール処理やスケジュール調整、協力会社との連絡など、普段の業務で生成AI「Gemini」やGoogle Workspaceをどのように使うかも解説されました。小川工業の実際の業務を例に挙げながら、これまでアナログで行っていたやり取りをクラウドとAIに切り替えることで、組織全体の仕事にかかる時間を短くする方法が共有されました。
参加者の声:建設業の経営者たちが語る意識の変化
研修に参加した各社の経営者からは、自社での活用を見据えた前向きな感想が寄せられました。
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「NotebookLMを使えば、これまでの膨大な工事データが valuable な資産に変わると直感しました。」
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「まずは社長である自分自身がAIを使いこなし、社員に良い手本を見せたいです。」
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「建設業特有のアナログな業務をどう変えれば良いか、具体的なイメージが湧きました。」
今後の展望
株式会社Lean Stackは、元経済産業省出身のAIベンダーとして、建設業をはじめとする地域の産業のDX推進をサポートしていきます。今後も、意欲のある経営者と協力し、Google Workspaceや生成AI(Gemini、NotebookLMなど)を使った実践的な解決策を提供することで、業界全体の生産性を高め、競争力を強化することに貢献していく方針です。
株式会社Lean Stackでは、企業や業界団体からの「生成AI活用・実務DX研修」の依頼を随時受け付けています。
株式会社Lean Stackについて
株式会社Lean Stackは、経済産業省で中小企業支援やDX推進プロジェクトに携わった代表の吹上由樹氏が2023年に設立しました。「現場の視点」と「政策の視点」を組み合わせたコンサルティングと、AI技術を活用したシステム開発を通じて、企業の課題解決を支援しています。
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会社名:株式会社Lean Stack
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代表者:代表取締役 吹上 由樹
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所在地:〒540-0025 大阪府大阪市中央区徳井町2丁目2−13 ビジネスゾーン内本町 3F
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設立:2023年9月4日
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事業内容:AI導入支援、DX人材育成研修、システム開発、Web制作


